【発端となった衝撃事件とは?】
今や誰もが知るUFO。
だが始まりは、たった一つの出来事だった。
『空飛ぶ円盤』の歴史、そのきっかけこそ…アーノルド事件!
今から77年前、ワシントン州レーニア山で、32名が乗った海兵隊の輸送機の墜落事故が発生。
事故機の捜索が開始されたが、レーニア山は1年中氷河に覆われている山。
機体は中々見つからなかった。
パイロットで実業家のケネス・アーノルドも、自家用機を使って捜索に参加する一人だった。
そして、事故から半年が経った6月24日。
この日は後に…『国際UFO記念日』に制定される事になる。
午後2時59分、アーノルドは上空2800キロ付近を旋回し、墜落した機体を探していた。
その時!突然目の前に強い光が現れた。
謎の光源に目を向けると…飛行する謎の物体だった!
形状は平べったい円形で、長さ15メートル、厚さ1メートル程度だったという。
この謎の飛行物体が9つ連結し光を反射させながら、ジグザグと飛行していたというのだ。
周辺の地形に詳しかったアーノルドは、物体の速度を目算。
山と山の間75キロほどの距離を102秒で通過したことから、飛行物体は時速2000キロ以上のスピードで移動していたと推定した。
今から70年以上前に、音速を超えるスピードで飛ぶ飛行物体。
信じられないような話だったが…証言したアーノルドは、優れたパイロットで実業家としても成功した信頼できる人物。
でまかせとは考えがたい。
飛行物体は、空飛ぶ円盤と名付けられ大々的に報道された。
以来、様々なナゾの飛行物体の目撃談が、報告されるようになった。
そして、アメリカ空軍によって謎の飛行物体にUFOという名がつけられた。
そして、アーノルド事件からわずか2週間、さらなる事件が!
ニューメキシコ州の牧場で空飛ぶ円盤が回収されたと報道されたのだ。
回収された円盤の詳細については非公開だったが、この出来事は世界中に広まり、大騒ぎとなった。
ところがその翌日、陸軍は回収した残骸を調査した結果…気象観測用の気球だったと、突如発表。
回収された残骸は、アルミホイルを使って作られたレーダーの一部と報告した。
しかし、この軍の発表に納得いかない人も多かった。
なぜなら…その後もアメリカで、ナゾの飛行物体を見たとの目撃情報が跡を絶たなかったからである。
そのため、噂が飛び交った。
『軍は回収したUFOと宇宙人をエリア51と呼ばれる極秘軍事施設に運び研究を行っているのではないか?』と。
【宇宙人と遭遇した夫婦】
そんな中、これまで噂レベルであった宇宙人の存在を裏付けるような事件が起こる。
アメリカ・ニューハンプシャー州に暮らすヒル夫妻。
その日の深夜、ふたりは休暇先のカナダから自宅へと、車を走らせていた。
すると、車を追いかけてくる光があったという。
飛行機の光かと思ったのだが…光は数十メートルの所まで近づいてきたという。
その時、目撃したものそれは…厚いパンケーキ型の円盤だった。
直径はジャンボジェット機ほど。
窓の向こうに乗組員らしき人影が見えたという。
だが、夫妻が覚えているのは、ここまでだった。
気づいた時には、円盤を目撃した地点から約60キロも離れた場所を走行していたという。
その間の2時間の記憶は、完全に失われていた。
その後ヒル夫妻は、精神分析医の元を訪れ、記憶を呼び戻す逆行催眠を受けた。
そして、蘇った記憶は…
「円盤の中で宇宙人から身体検査を受けました」
記憶を取り戻した妻によれば、つり上がった目が特徴的なグレイタイプの宇宙人だったという。
新聞社は、この事件を一面で取り上げた。
すると、他のメディアでも大々的に報道されるようになった。
ヒル夫妻誘拐事件について、UFO懐疑派の人は…単調な道路を走っている時に、眠気に襲われ幻覚を見る『ハイウェイ・ヒプノシス』という現象に陥った可能性を指摘。
だが、真相は、今もってわかっていない。
【日本で発生! メディアが報じた衝撃事件】
そして、日本の山梨県でも…地元の小学生たちが、上空を飛行する2つのUFOを目撃!
UFOの後を追いかけていくと、円盤型のUFOが着陸していたという。
その時!宇宙人から肩を叩かれたという。
この出来事は甲府事件と呼ばれ、様々なメディアで取り上げられた。
小学生たちは宇宙人に肩を叩かれ、腰を抜かした後、何とか逃げ出す事が出来たという。
世界、そして日本と、80年近くに渡って目撃され続けてきたUFO。
その不思議な姿は、時代の進化とともに映像として記録されるケースも増えている。