東京・西早稲田、早稲田大学のお膝元のこの街に伝説のグルメを出す店がある。
それがこちらのメーヤウ。
辛くて元気になる伝説のグルメが…多い時には1日最大300食も売り上げたカレー。
これが早稲田大学のOBが愛してやまないグルメ。
一番人気がこれ、チキンカリー!
サラサラとしたルウにチキンが一本入ったオーソドックスな一皿。
多くの人に愛されるメーヤウ。
ところが今から4年前、実は一度、閉店していた。
「失望感がすごかったですね。言葉にならないくらいショックでした。」
そう語るのは、高師雅一さん。
実は彼も早稲田大学のOBで、この店で食べたカレーは軽く1000食を超えるという、メーヤウの熱狂的ファンだった。
突然の閉店から1年あまり、彼のもとに朗報が舞い込んだ。
メーヤウが1日限定で復活するというのだ。
そして復活した店舗を訪れた高師さんは、そこで思わぬ情報を耳にする!!
メーヤウを閉店した理由は後継者がいなかったからだというのだ。
高師さんは、この話を聞いて一念発起。
元店長の連絡先を知らなかったため、放置されたままだったお店のTwitterにメッセージを送った。
『私自身が現在の職場を離れてでもメーヤウを再復活させたい。』
しかし…やんわりと断られてしまった。
メーヤウを復活させる、高師さんの熱意は空振りに終わった。
ところが、一週間後、突然 テレビ電話がかかってきた。
その相手は…高師さんの電話番号を知るはずのない、メーヤウの元店長からだった。
しかも…元店長も、高師さんの電話番号を知らず、自分から電話をかけてはいないという。
つまり互いに連絡先を知らなかったにも関わらず、なぜか電話が繋がったのだ。
今でも理由はわからないが、ミステリアスな奇跡が起こっていたのだ。
そこで、高師さんは、このチャンスを逃すまいと、電話で「メーヤウ」復活への思いの丈を元店長にプレゼンした。
こうして高師さんが跡を継ぎ、昨年、メーヤウは復活。
高師さんはこの店の味を守り続けるため、現在も会社員として働きながら店を経営している。 不死鳥のごとく復活した伝説のグルメは、ファンの熱意と謎の電話によって蘇った激辛のカレーだった!