8月23日 オンエア
航空機の事故で死者・負傷者ゼロ 一体なぜ?
 
 
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 今から4年前の7月8日、アメリカ・モンタナ州を流れるクラークフォーク川で、衝撃的な事故現場が撮影された。 今にも川に飲み込まれそうな無残な姿の旅客機。 しかし、一体なぜ、死者はおろか、1人の負傷者すら出なかったのか?
 機体をよく見てみると…翼がないことにお気づきだろうか? また、その周囲に、翼の残骸らしきものも見当たらない。 しかも、なにやら台の上に載せられている。
 
 
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 それだけではない、この事故現場には…機体が3機も! そして土手の上には…崖スレスレを走る貨物列車が…。 実はこれ、航空機の墜落事故ではなく…列車の脱線事故だったのだ!
 
 
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 貨物列車が走るこの路線、始点となっているのは…カンザス州のウィチタという街。 ここにある巨大な工場で製造されているのが…旅客機ボーイング737の胴体! この工場で製造された胴体は、貨物列車で8日かけ、3200km離れたワシントン州、レントンにある工場に運ばれる。 ここで別の場所で作られた翼などが取り付けられるのだ。
 
 
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 今回の事故は機体が完成する前、胴体の運搬中に起こった。 90両の貨物列車のうち19両がカーブで脱線。 積載していた3機の機体が崖から落下したのだ。 事故の原因は人的ミスやレールの構造ではなく、現在でも詳しい理由はわかっていないという。
 
 
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 この状況だけ見ると、あたかも航空機事故のように見える。 だが、未完成の機体ゆえ、当然 パイロットも乗客もゼロ。 また、貨物列車の運転士にもかすり傷一つなかった。