5月7日 オンエア
次々と姿を消す女性★地獄の監禁生活!恐怖の洗脳術
 
 
photo  今から2年前、世界中に衝撃を与えたあの事件を覚えているだろうか? アメリカ・オハイオ州で10年間に及び監禁されていた3人の女性が救出された。 日本でも連日報道されたセンセーショナルな事件。 しかし、その報道の裏には、地元住民を戦慄させた驚愕の事実が隠されていた。
 
 
photo  事件の舞台となったのは、アメリカ・オハイオ州、クリーブランド。 その発端は、今から12年前の2002年8月21日に遡る。 当時21歳だったミシェル・ナイトは、この日、実家の母親・バーバラの元を訪れていた。 ミシェルは離婚したばかり、別れた夫と 2歳になる息子の親権争いをしており、この日も ソーシャルワーカーの元へ相談に行くことになっていた。 しかし…この日、ソーシャルワーカーの元にミシェルが現れることはなかった。 彼女は実家を出たのを最後に姿を消したのだ。
 
 
photo  そのおよそ8か月後、この小さな町で2人目の女性が姿を消した。 アマンダ・ベリーは、当時17歳。 地元のバーガーショップでバイトを終え、帰宅する途中だった。 アマンダは姉に電話で「車で送ってくれる人がいるから」と、電話で伝えていた。 しかし、この電話を最後に、彼女もまた、こつ然と姿を消したのである。
 
 
photo  さらに、その1年後には、3人目の女性が… この日、当時14歳のジーナ・デヘズースは、親友のアーリーンと一緒に帰宅する途中だった。 同級生だったジーナとアーリーン、昔から家族ぐるみの付き合いもあり、2人は非常に仲が良かったという。 そして、アーリーンはジーナを見た最後の人物となった。
 わずか2年の間に、同じ町の同じ通りで、次々と姿を消していった若い女性たち。 町の住民たちは見えない恐怖に怯えていた。 特に、親友が失踪したアーリーンは、悲しみに暮れる毎日だった。 そして、子供を持つ親たちは只ならぬ事態に警戒心を強めていた。
 
 
photo  その頃…失踪した3人は、とある地下室で鎖につながれ、監禁されていた。 犯人は彼女たちに関するニュースを見せつけていた。 そこには、恐るべき洗脳術が隠されていた。
 町中を恐怖のどん底に突き落とした失踪事件。 だが、アメリカの失踪者数は、年間およそ82万人もいる。 身代金などの要求がない限り、本格的な捜査は行なわれなかった。
 そこで、3番目に失踪したジーナの父親・フェリックスは、自ら捜索に乗り出した。 すると…町の人が協力してくれることになった。 彼の切なる思いは、小さな町の住民の心を動かしたのだ。
 
 
photo  こうして、町の住民たちの協力のもと、捜索が始まった。 住民総出で、人が隠れられそうな場所や、民家のない山間部まで、町中いたるところをくまなく捜索。 ジーナの親友・アーリーンの父・カストロは、スクールバスの運転手をしていたが、子供の安全を考え、家の中に入るまで見届けていた。 教師や市の職員も捜索に協力、ボランティアで夜のパトロールを行なっていた。
 だが、有力な情報が得られないまま、3人目の女性の失踪から半年が経とうとしていた。 3人に与えられる食事は、1日1回、ファーストフードのハンバーガーだけだった。 さらに…部屋を掃除した女性に他の女性の分のハンバーガーを渡す男。 気に入られなければ生きていけない…彼女たちは精神的にも徐々に支配されていった。
 
 
photo  3人の女性の失踪から半年、住民による捜索は徐々に縮小されていった。 しかし、ジーナの父のフェリックスは、資材を投げ打ち、新たなチラシやポスターを作成。 隣町にも情報提供を呼びかけ、娘を捜し続けた。 アーリーンの父・カストロもまた、捜索を続けた。
 こうして、何人かの住民たちは捜索範囲を拡大し、消えてしまった女性たちの行方を追った。 しかし、2年が経ち、3年が過ぎても…彼女たちの消息は全く掴めなかった。
 
 
photo  そして…男は彼女たちにテレビニュースを見せ、世間の関心が薄れたことを見せつけ、生きていく場所はここしかないと思い込ませた。 これこそが、男の洗脳術だったのだ!! 3人は逃げ出す気力さえ失っていた。
 そんな中、執拗に事件に興味を示す人物がいた。 カストロの息子・アンソニーだった。 アンソニーは…「これだけ捜して見つからないなんて…殺されたか、監禁されているか。この事件はまだ終わっていないよ」と言っていた。
 
 
photo  家族や住民たちの懸命な捜索は虚しく…いつしか 彼女たちが失踪してから10年のと言う歳月が過ぎていた。 だが、事態は急変する。 何と、2番目に誘拐されたアマンダから、警察に通報が入ったのだ! そして…アマンダが告げた犯人の名前、アリエル・カストロ… その人物とは、ジーナの親友の父であり、率先して捜索に協力していたあの男だった。
 アマンダの通報を受け、すぐに逮捕されたカストロ。 その後の捜査によって、住民たちの知らない裏の顔… 女性たちを監禁し続けた恐怖の支配者の恐るべき犯行が明かされた。
 
 
photo  小さな町故、3人の女性たちと顔見知りだったカストロは、言葉巧みに女性たちを車に乗せ、次々に誘拐していったのだ。 だが、身代金を要求するわけでもなく、10年以上、少女たちを監禁していたカストロ…その目的は何だったのか?
 そもそもカストロは、普段から気さくな男で友人も多かった。 昼間はスクールバスのドライバー、夜は趣味のバンドに没頭し、ベーシストとしてクラブなどで活躍。 彼の演奏は町でも人気だったという。
 しかし、家では違う一面も見せていた。 仕事などでムシャクシャすることがあると、度々 妻に暴力を振るったという。 やがて夫婦生活は破綻し、離婚。 妻や子供たちと離れ、同じ町で一人暮らしをするようになった。
 
 
photo  愛する家族を失い、仕事でもミスが重なる。 自暴自棄になっていたカストロは、そのストレスから若い女性を誘拐していったという。 家には、親友を失った悲しみから、娘のアーリーンが訪ねてくることもあった。 その時すでに、親友・ジーナは同じ家の地下室に監禁されていた。 だが、分厚いコンクリートの壁に囲まれた地下室から、彼女たちの叫びが届くことはなかった。
 月日が経つと、足の鎖が外された。 さらに、ドアの鍵が開いていた。 しかし…逃げ出そうとした3人をカストロは待ち構えていた。 そして、逃げ出そうとした罰として暴力を振るう、カストロ。 そう、わざと鍵をかけずに3人を試す、カストロが仕組んだ罠だった。
 
 
photo  そして、監禁から10年。 彼女たちは逃げることを完全に諦めていた。 だが…またドアの鍵が開いていた。 これも罠なのか?罠ならまた罰が待っている。 しかし、アマンダは「死んでも良い、ここにいるよりはまし」だと思った。
 そして、勇気を振り絞り、地下室から飛び出した! アマンダは通りがかった男性に救助され、近くの民家から警察に通報。 駆けつけた警察官によって、ミシェル、ジーナもすぐに救助された。
 
 
photo  鍵が開いていたのは罠ではなかった。 油断したカストロが、10年間で初めて締め忘れたのだ。 その後、裁判では 3人の女性を長年監禁した罪などで、仮釈放なしの終身刑が告げられた。
 
 
photo  これを受けて、息子のアンソニーは…
「私は今、父のいる刑務所に行こうかやめるか迷っています。彼は10年以上家族や周囲を騙してきました。私は彼を全く信用していない。息子として彼に会い、彼と彼のついた嘘に自分自身が向き合うべきかどうか迷っています。」
 だが、そんな息子の思いさえも、カストロに届くことはなかった。
なぜなら、刑が確定したおよそ1か月後の、2013年9月3日、カストロは独房で首を吊って自殺してしまったのだ。
 
 
photo  その後、女性たちは傷を癒すために入院を余儀なくされたが、数ヶ月後には3人とも元気よく退院。 家族や住民たちに暖かく迎えられた。
 事件発覚後、彼女たちが人生を取り戻すための基金が作られ、全米から2億円を超す寄付金が集まった。 カストロの娘・アーリーンの親友だったジーナは…「皆さんにお礼を言いたいです。ありがとう。」 そして、基金のお金で大学に行くという。
 
 
photo  2番目に誘拐され、勇敢に通報したアマンダは…「私は今 家族や友人と幸せに過ごしています。本当に信じられないことです。みなさんが私のプライバシーを尊重してくれて普通の生活に戻れました。」
 
 
photo  最初に誘拐され、11年間監禁されていたミシェルは…「地獄を歩いてきましたが笑顔が戻ってきました。皆さんの心遣いに感謝して新しい人生が歩めそうです。ありがとう。」