1月16日 オンエア
天才キッズ同窓会★子供達が歩んだ苦悩と葛藤の5年間
 
photo  2013年12月、アンビリバボーなスーパーキッズ達が世界中から東京に大集結。 ことの始まりは一枚の招待状。 この招待状が送られたのは、天才と呼ばれた5人の子供達。
 発端は今から5年前、一人の天才キッズの登場だった。 今西健人君、当時11歳。 ドラム歴わずか1年半、身長129cmの小さな体ながら、大人のバンドでプレイ。 番組内では、ロックバンド、LUNA SEAのドラマー、真矢さんと対決。 プロ顔負けのドラムテクニック。
 
photo  そして、その半年後、子供だけのスーパキッズバンドを結成すべく、世界中から天才キッズが集められた。 ボーカル、ビアンカ・ライアンちゃん、当時14歳。 アメリカ最大のオーディション番組で優勝し、賞金1億円を獲得した奇跡の歌姫。
 ギター、ルチアーノ・ビシチーニ君、当時8歳。 小学3年生にして、名門バークリー音楽院の教材曲を弾きこなし、世界的なギターブランドGibsonと最年少で契約した折り紙付きの天才キッズ。
 
photo  キーボード、辻本真君、当時11歳。 6歳の時にジャズ入門のCDを聞くと、耳だけで曲を覚え、即興で弾いてみせたという天才キッズ。 彼はその後もピアノ教室などには一切通わず、大人達とのセッション繰り返し、腕を磨いている本格派だ。
 ベース、ヤニック・コフィ君、当時9歳。 わずか2歳で、マイケル・ジャクソンの曲を30曲暗記して歌うなど、非凡な才能を発揮。 現地オーストラリアのマスコミがモーツァルトの再来と報じたほどの逸材だ。
 
 もちろん、ドラムは健人君だ! 我々は彼らに1週間後にライブをやって欲しいと依頼。 そして、音楽監督につんくさんについてもらった。
photo  平均年齢10歳のバンド、小学四年生ほどの子供達にとって、大きな障害になったのは・・・言葉の壁、年齢の差、彼らは慣れない環境に戸惑っていた。 だが、少しずつだが子供達でコミュニケーションを取り始めたのだ。 そして、健人君が輪になって演奏をしようと提案した。 それは演奏中、お互い目を見る事で、意思の疎通をしやすくするためのアイディアだった。
 自分たちの力で壁を乗り越えた天才キッズたち。 これを機に、世界中から集まった5つの才能は1つのメロディとなった。
 
photo  期待と不安の中、約束の日はやって来た。 再開の場所は、あの日、5人が練習に明け暮れた懐かしい音楽スタジオ。
 最初にやって来たのはドラムの健人君だ。 現在、高校2年生。 その後、続々と成長したメンバーが到着。 ところが、ルチアーノ君が嵐で飛行機が4時間遅れ、乗り継ぎできず今日は来る事ができない。 ルチアーノ君は翌日到着予定だ。
 
 これまで、全く連絡を取り合っていなかった5人。 離れていた時間を埋めるために、それぞれが歩んで来た5年間のVTRが流された。
 まずは、最年長 ビアンカちゃん。 アンビリバボーに出演した当時、デビューアルバムの売り上げは35万枚! ヨーロッパのチャートで1位を獲得し、絶大な人気を誇った彼女。 その後、映画にも出演。活躍の場を広げていた。
 しかし3年前、普通の女の子に戻りたいと、突如 表舞台から離れることを決めたのだ。 もう、あの歌声を聴くことはできないのか? photo そんな不安を胸に招待状を持って自宅を訪ねると・・・彼女は自宅のスタジオで歌っていた!! そう、音楽活動を再開していたのだ。 高校を卒業する時に、自分の将来像を思い浮かべた時、そこにいたのは歌っている自分だったという。
 最初に受けた仕事は、地元の伝統的なパレードに設けられた小さなステージ。 昔から彼女を知る観客のために、精一杯歌った。 彼女は今、新たな音楽の道を歩み始めていた。
 
photo  続いてはベースのヤニック君。 アンビリバボー出演の翌年、彼の姿を捉えた映像がある。 父の母国、コートジボワールで演奏をしている!!
 実は父の国でもヤニック君の天才ぶりは有名で、里帰りしている際、大統領の就任式で演奏するよう依頼されたのだという。 さらに、大統領直々に賞賛の言葉をもらった。 そして現在、父とともに音楽活動を続けている。
 
 続いてはキーボードの辻本真君。 5年前の番組収録の頃から、ギターを作っている父の紹介で、様々なミュージシャンと会う機会が増えたという真君。 斉藤和義さん、ミッキー吉野さんなどから演奏指導を受けた。
photo  その中でも特にお世話になったのが、ギタリストの岩田浩史さん。 岩田さんは80年代を代表するギタリストの一人。 自らの音楽仲間に次々と真君を紹介。 まるで我が子のように接してくれていた。
 そんな岩田さんのサポートで実現した夢があった。 それは、弾き語りの単独ライブ、その時初めてステージの中央で演奏する勇気を得た。
 しかし、周囲は彼に音楽家としての成功を期待。 それが大きなプレッシャーとなり、真君は2年前、音楽を辞める事を決意した。
 
photo  だがそんな時、東日本大震災が発生、絶望的な状況が伝えられた。 そんな中、被災地に入り、音楽で人々を励ますミュージシャンの姿を目の当たりにした。 彼は改めて音楽の力を知り、自らの心が動かされるのを感じたという。 そして再び、音楽と向き合う決意をしたのだ。
 さらに彼にとって大きな出来事があった。 昨年11月、恩師である岩田さんが亡くなったのだ。 岩田さんが真君に残していったものとは何なのか? 真君は、「聞いてくれる人がいなければ音楽は出来ない。たくさんの人が関わってこその音楽。楽曲をプレイする事だけが音楽じゃないんだよ」ということを残していってくれたと感じているという。
 
 続いては、ドラムの健人君。 5年前の真矢さんとのドラム対決の後、真矢さんからドラムセットをプレゼントされたという。 実はこの頃、健人君はドラムセットを持っておらず、嬉しさのあまり、毎日叩いていたという。 photo そのかいあって、ドラムの腕は5年間でどんどん磨かれ、現在は様々なバンドを掛け持ちしながら、精力的に音楽活動を続けている。
 しかし昨年12月、そんな彼に大きなアクシデントが起こった。 サポートしていたバンドメンバーと移動中、交通事故に遭ってしまったのだ。 予定されていたライブは全て中止。 事故で重症を負ったメンバーもいる中、健人君は奇跡的に軽傷で済んだ。 だが、バンド活動が出来ないメンバーを見るにつれ、今まで当たり前だと思っていた音楽が出来る事に感謝する気持ち、そして、仲間の分も全力で頑張る、そんな決意が生まれた。
 
 天才キッズ達は、またこのメンバーでライブがしたいというお互いの想いを確かめ合った。 そして翌日、前夜 同窓会会場だったスタジオに健人君がいた。 photo スタジオ一番乗りでセッティング中。 このドラムは健人君 特注の品、世界にたった一つしかない。 実は健人君、中学3年生の時に大手ドラムメーカー・パールと当時最年少で契約していたのだ。
 そして、続々と集まるメンバー達。 自然とセッションが始まった。 すると、遂にアルゼンチンからルチアーノ君が到着! 前回ははにかみながら挨拶をしたルチアーノ君だが、今回は笑顔でハグ。
 
photo  アンビリバボー出演時、数々のテレビ番組に出演し、その腕前を披露していたルチアーノ君。 母の実家があるアメリカのマイアミ中心に活動し、絶大な人気を誇っていた。 その後、アルゼンチンに戻っても、たくさんの取材が殺到。
 音楽以外でもその才能を発揮、舞台や映画に出演し、その演技力が高く評価された。 さらには、ラジオ番組にレギュラー出演、今やラジオ局の顔となっている。 まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのルチアーノ君。 もちろん、5年間一心に音楽を続けて来た。
 誰一人、挫折する事なく音楽を続けて来た5人。 いよいよスーパーキッズバンドの復活だ!!
 
photo  奇跡の再開から一夜明け、興奮冷めやらぬ5人はスタジオへ。 想い想いに奏でる音が1つにまとまっていく。 そんなメンバーの元に、キッズバンドの音楽監督をしてくれたつんくさんがやって来た。 5年前、選曲、アレンジ、演奏指導など、キッズバンドの全てを見てくれたのがつんくさんだった。
 今回、再結集の報告を受け、ある提案をするためにスタジオにやってきた。 つんくさんの提案とは、スーパーキッズバンドの復活を祝うライブの開催だった。 ライブに向け、熱のこもった練習が連日行われた。
 
photo  全員が音楽を続け、全員がここに集結し、全員が納得して生まれた奇跡のメロディ。 あれから5年、奇跡の復活を果たしたスーパーキッズバンド、ライブをスタジオで披露してくれた。 その素晴らしいライブにアンビリバボー出演者達は感動!!
 
photo  ここで つんくさんから、スーパーキッズバンドへもう1つ提案があるという。 それは・・・日本のプロミュージシャンとのコラボレーション!! このためだけにつんくさんが声をかけたメンバーは、歌姫・浜崎あゆみが絶大な信頼を寄せるギタリスト、国民的アイドルだった過去を持つあの男。 ギター、野村義男。 ベース、元爆風スランプ、江川ほーじん。 ドラムス、元JUDY AND MARY 五十嵐公太。 キーボード、元REBECCA 土橋安騎夫。 日本の音楽シーンを代表する4人をバックに歌うのは、某カラオケ対決番組で脅威の21連勝。 完璧なまでの音程の正確性と圧倒的な表現力を誇る、ボーカリスト May J.。
 5人全員音楽を続けていたからこそ実現した、天才キッズとプロミュージシャンの夢の共演ライブ。 そのライブにアンビリバボーメンバーもノリノリ!! ライブは大成功だ!!
 
photo  そして、別れの朝。 別れを惜しむメンバー達。
彼らはまだ夢の途中。 これからどんなメロディを奏でていってくれるのか? 夢を追いかける人に奇跡はきっと起きる。