10月24日 オンエア
最新の視覚トリック & 奇跡の自然現象SP
 
photo 『映像に隠されたトリック』
 心理学者のリチャード・ワイズマン博は、遠近法を巧みに使ったトリックで我々を驚かせてくれた。 今回、博士は新作のトリックを考えてきてくれた。
 黒い布から小さな赤いボールを出現させると、続いて取り出したのは大きな黄色いボール。 一体、どんなトリックを使っているのか?
 
photo  それでは、別の角度から撮った映像をご覧頂こう。 実は、カメラの死角にこっそり現れた助手の姿が!! 小さな赤いボールはスポンジ製、始めから手に持っていた。 そして、死角となっている背後からボールを受け取り、突然布から出現したように見せていたのだ。 後は、ワイズマン博士がカメラに近づいているうちに、こっそり帰るだけ。
 単純な仕掛けだが、助手やボールが見えてしまうなど、何度も失敗。 40回目でようやく成功したという。
 
photo 『4分割に見える不思議な写真』
 オーストラリアのレーコード会社が出したCDのジャケットは、4分割のデザインで作られている。 写真家のベラさんは、それらを参考に、新しいCDジャケットの制作を頼まれた。 完成した写真を見てみると、4枚の写真をただ合成しただけに見える。 だが実はこれ、一切合成していない1枚の写真なのだ!
 
 メイキングの映像を見てみると・・・部屋にあるカラフルなアイテムを次々と配置していく。 物を動かすたびに写真に納め、位置を微調整。 すると、次第に一つの部屋のはずが、4分割の画面のように見えて来る。
photo  4分割に見える秘密を撮影者のベラさんに聞いてみると、最初に十字になる部分を決め、画面を4分割する。 そして、それぞれのパーツに同系色の物を置いているのだという。
 確かに、境界となる部分には直線的なものを置いている。 それが、4枚の写真だと錯覚させるポイントだという。 製作期間は2日間、ベラさんのアパートで撮影され、全て自分の部屋にあるもので制作したという。 4分割に見える写真には、斬新なアイディアが詰まっていた。
 
『CG加工無し!白い息が』
 白い息を吐きながら、厚着をして集まる男性達。 すると、吐いた息が人の形になった! この映像には、CG合成は一切使っていない。
photo  実は、プロジェクターで映像を投射、白い息をスクリーン代わりにしていたのだ! これは、ストックホルム出身の人気ロックバンド、トラヴィスのミュージックビデオ。 映像を投射しているプロジェクターの光が、息に含まれる水分に当たり、キラキラと幻想的な世界を生み出している。
 息を白くさせるために、撮影スタジオの温度を常にマイナス1度に設定。 凍えるような寒さの中、丸一日かけて撮影した。 そのため、バンドメンバーが寒さで体調を壊したり、息を吐きすぎて失神したりすることがないように、医師が撮影に同行していたというから驚きだ!
 
photo 『宙に浮く人間?(秘)ネタバラシ』
 壁に手をつき、電話をする男性。 特に不思議ではない光景だが、そこにはたくさんの人が。 その理由は、なんと!人間が空中に浮いている!! もちろん、透明な台に立っている訳ではない。 周囲の人たちも、思わず口をあんぐり。
 彼は、マジシャンのヨハン・ロービアさん。 特別にその仕掛けを教えてくれた。 まず、浮遊する場所を決め、その場所にドリルで穴をあけて本物そっくりの義手を固定。 そう、壁に触れている左手は偽物だったのだ。
 義手の部分の金属は背中から、両足の靴の部分まで繋がっており、ヨハンさんがその中に入り、空中に体を固定。 金属が分からないように、上から服をかぶせて、本当の左手は服の中に隠すと、宙に浮いているようにしか見えない。 仕掛けは単純だが、インパクトは絶大だ!
 
photo 『重力無視?最新カラクリ装置』
 ドミノのように次々と仕掛けが動くからくり装置なのだが、この装置は摩訶不思議。 何故か、鉄の板が上に上っていき、小さな球も空中に浮き、吸い込まれていく。 さらに、糸についた金属が上に上っていく。
 実はこの装置、前半部分は上下逆さまに作られていたのだ。 それを普通にカメラで撮影し、画面を上下逆さまにしていたのだ。 そして途中でカメラを180度回転させ、画面の上下を元に戻していた。
 だが、逆さまに作られているとすると、それはそれで不思議な点が。。 このミニカーやボールはなぜ落ちないのか? 実は、装置の天井部分に強力な磁石が埋め込まれているのだ。
 そして、カメラの上下を正常に戻してからの後半部分にも、様々な仕掛けがある。 坂を上る缶は、ゼンマイ仕掛けの動力装置を内蔵。 最後の仕掛けは、磁石の反発を使って、箱を浮かせていたのだ。
 このからくり仕掛けを作るのに要した時間は1カ月。 摩訶不思議なからくりは、綿密な計算によって作られていた。
 
『ハリウッド映画の最新ウラ側』
 今年5月に公開され大ヒットした、トム・クルーズ主演のSF映画「オブリビオン」。 エイリアンの侵略によって壊滅状態となった近未来の地球が舞台となっている。
 そしてこの映画の中に登場する、地上1000メートルのスカイタワーのシーン。 窓の外には一面雲が広がっているが、当然、雲の上で撮影できる建物など存在しない。 しかも、この風景、CGで描いたものではなく、実際の映像なのだ! では、このシーンは一体どのようにして撮影されたのだろうか?
photo  実は、窓の外に見えたのは、全てスクリーン!! ハワイの標高3000メートルの山で、実際に雲の上の風景を撮影し、それをセットを囲むようにして設置した、高さ14m、幅174mの巨大スクリーンに投射していたのだ!
 この技術はフロントプロジェクションと呼ばれるもの。 それ自体は、古典的な手法なのだが、この作品では21台のプロジェクターから、コンピューター制御により広大なパノラマ映像を一度に投射可能なシステムを採用。
 CG全盛期の今、この手法を用いたのには理由がある。 一般的なCG映像はグリーンバックと呼ばれる布などの前で撮影を行い、後から背景を合成する。 だが、フロントプロジェクションでは、撮影現場で映像を投射するため、風景の光がガラスや役者の顔に反射する。 これにより、実際の日没のときに行う撮影と同じような効果が生まれ、より自然なシーンを作り出すことが可能になるのだ。 映画の撮影技術は日々進化しているのだ!
 
photo 『大発見!海中にある巨大な滝』
 海の中に巨大な滝があるという情報を頼りに我々が向かったのは、アフリカマダガスカル島の東に位置する、モーリシャス共和国。 東京都とほぼ同じ広さの国土に、東京のおよそ10分の1の120万人が暮らす。 白い砂浜と青い海は、インド洋の貴婦人と呼ばれ、世界中のセレブが詰めかける、超高給リゾート地として知られている。
 我々は、ヘリコプターに乗り込み、モーリシャス上空へ。 高度1000mに達した時、驚きの光景が広がっていた! なんと!海の中に巨大な滝が出現!! まさに、大自然の驚異。 確かに海の中に壮大な滝が流れ落ちているように見える。
 
photo  一体、この海はどうなっているのか? 我々は、この摩訶不思議な滝を調べるため、ボートで現場へ。 向かった先は、水が流れ落ちる滝口の部分。
 海水が勢い良く流れている・・・と思いきや、辺り一面穏やかな海、巨大な滝など見当たらない。 そこで、海に潜ってみることにした。 海底は潮の流れが強く、海底も白く濁っている。 だがこの辺りは、深いところでも、水深10m位だということが分かった。 緩やかな勾配があるだけで、滝壺のような場所も見当たらない。 海の中の巨大な滝は存在しない。
 
photo  では、なぜ上空から巨大な滝は見えたのか? 実は、滝が流れているように見えるところは、珊瑚が波に破壊されて出来る珊瑚砂の流れを表している。 つまり潮は、中央のくぼみに向かって流れているのだ。
 流された珊瑚砂は、緩やかな勾配に堆積。 その堆積した珊瑚砂が作る模様が、水の流れのように見えていたのだ。 つまり、上空のある角度から見ると、白い珊瑚砂と青い海の色の濃淡が、海の中に巨大な滝が存在しているような錯覚を起こさせるのだ!
 この海の中の滝がインターネット上で話題になったのは、つい数ヶ月前。 未だに現地の人々でさえ、ほとんど知らない状況なのだ。 大自然が生んだまさに奇跡の絶景だ!
 
photo 『初公開!7色に輝く神秘の山』
 7色に輝く神秘の山、そんな虹のように美しい山など本当に存在するのだろうか? 情報を頼りに我々が向かったのは、お隣、中国。 首都北京から3000km離れた、中国北西部の甘粛省にその山はあるという。
 詳しい情報を手に入れるため、現地の大学教授に電話取材を試みた。 すると、張掖市内に張掖丹霞と呼ばれる地層で出来た山間地帯の中に、「七彩山」と呼ばれる山があるという。 さらに、七彩山は2002年に発見されたばかりで、一般に公開されたのも、わずか5年前だというのだ。 王教授によれば、張掖丹霞と呼ばれる場所は、東京23区と同じ面積を持ちながら、七彩山が発見された当時、周辺にあったのは20人ほどの小さな集落だけだったという。
 21世紀になるまで発見されなかった秘境・七彩山。 その後、我々は1日1本しかない飛行機を乗り継ぎ、甘粛省・張掖空港に到着。 そこから、さらに車で走ること3時間。 ついに、目的地の張掖丹霞が見えてきた。
 
photo  すると・・・七彩山の看板を発見! その山は、国立地質公園の中にあるという。 ここからは、ガイドとドライバーをチャーター。 そして、車に揺られること20分、いよいよ、七彩山が一望できるというポイントに到着!
 日本のテレビ初公開! 現代の秘境・七彩山。そこには、驚きの光景が広がっていた! 赤、青、黄色とカラフルに彩られた地層が山脈全体に広がっている。 まるで絵画のような景色。 特別に近くまでいって見てみると・・・さらに現実離れした感覚に陥る。
 実はこの七彩山、存在が認められてから日が浅いため、地質の細かい調査が行われていない。 なぜこのようなマーブル模様に輝くのかは、今も謎に包まれている。
 
 5年前、この場所が公園として一般公開された当初は、交通の便の悪さも手伝って、中国国内でもほとんど知られることはなかった。 しかし翌年、中国の世界的映画監督、チャン・イーモが作品のロケ地としてこの場所を使用。 photo すると、次第に世界中の秘境愛好家たちに注目されるようになったという。
 そんな秘境愛好家達がお勧めする、七彩山が最も美しく見える瞬間。 それは、夜明け。 朝日に照らされたその景色は、炎の海「炎海」と称されている。 この奇跡の光景を一目見ようと、秘境愛好家達がすし詰め状態に。
 21世紀になるまで発見されなかった秘境、七彩山。 この場所を地球最後の秘境と呼ぶ人もいる。 しかし、地球上には、まだ発見されていない絶景ポイントがきっとあるに違いない。
 
photo 『家族だけで作った奇跡の絶景』
 ペドロ・マーティン・ウレタさん、現在72歳。 実はここ数年、彼とその子供達が作ったあるものが世界中で話題になっている。 それは、ペドロさんの妻であるグラシエラさんが長年抱いていた夢だったと言う。
 ペドロさんとグラシエラさんは、今から44年前に結婚。 彼女は当時、まだ17歳だった。 結婚後、ペドロさんは彼女を養うために借金をして農場を開き、毎日懸命に働いた。 一方、若くして家を守ることになった妻のグラシエラさんも、ペドロさんを暖かく支え続け、やがて4人の子供にも恵まれた。
 
photo  グラシエラさんは、子供の頃から音楽が大好きだった。 特にお気に入りだったのが、アコースティックギター。 そんな彼女には、密かに抱いていた夢があった。 グラシエラさんは子供達に、「私たちのあれがギターの形をしていたら、素敵じゃない?」と言っていた。 しかし、ペドロさんはその頃、借金して作った農場の経営に必死で、ゆっくりと妻の夢を聞いてやる余裕などなかった。
 そんなある日のことだった。 グラシエラさんが突然倒れた。 破裂脳動脈瘤、あっという間のことだった。 結婚から8年後、グラシエラさんは25歳の若さでこの世を去った。
 
 そして、妻の死から2年が経ったある日のこと。 長女のマリアジュリアが「私、ママが言ってたあのギターを見てみたい」と言った。 こうして今から34年前、亡きグラシエラさんの夢を実現させるため、一家は行動を起こした。 そのことを知っていたのは、実際に関わった5人の家族だけ。
 だが、それから30年以上がたった2010年、あるサービスの出現によって一家が作り上げたあるものが、世界中に知られることとなる。 そのサービスとは、「グーグルアース」。 アメリカのグーグル社が開発した衛星写真を使って、地球上のほとんどの場所を誰でも簡単に閲覧できるという、このサービス。 photo 2005年に開始されるや、瞬く間に世界中に普及した。
 そして、そんなグーグルアースを利用していた、世界各地のユーザーたちが、ある日、アルゼンチンの農園地帯にとんでもない物を見つけたのだ。 それは、農園地帯に突如として現れた、全長1kmに及ぶギターを型どった森。 そう、これこそ、亡き妻グラシエラさんが思い描いた夢だったのだ。 実は、34年前、家族全員で行ったこととは、数十年後にギターの森を完成させるための最初の一歩、植樹だった。
 
photo 『実現不可能なナゾの物体 一体どうやって作ったの?』
 写真の摩訶不思議な物体はどうやって作られたのか? 素材はごく普通の木材、何の細工も無い。 その片側を数カ所削り、櫛形に加工。 もちろん、継ぎ目は無い。
 そして、この後がアンビリバボー! 沸騰するお湯につけた!! 湯気の経つうちに素早く次の加工。 万力で押しつぶす!
 そしてこのまま、2日間放置。 すると、乾いた木材は、押しつぶされた形を保っている。 その厚さの違いを利用して釘を通すのだ。
 木材は、水につけて熱を加えると、柔らかくなり、自由に変形が出来るようになる。 そして、もう一度、熱湯につけると、今度は元の形に戻ろうとする木の力が働き、復元!! 3日間放置して形を整えれば、完成だ!!