クロノス社とは?

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人類月面移住と巨大企業クロノス社

西暦2500年。
人類は荒廃した地球を脱出し、宇宙移民船で、月へと移住。
月面にコロニーを建設し、新たな生活を始めた。


それから400年後の西暦2900年。
月では君臨している巨大企業 「クロノス社」 がアンドロイド 「ハンター」 を
使った一大エンターテイメントゲーム 「逃走中」 を開催。
その模様はスタジアムのビジョンに映し出され、 観衆を熱狂の渦に
巻き込んでいる。 クロノス社には「エンターテイメント部門」 の他に
数多くのセクションが存在するが、詳細は謎に包まれている。

ストーリーのあらすじAbout Story

狙われたハンター

若き天才科学者・月村サトシが完成させたアンドロイド 「ハンター」 。
「ハンター」 は、月村の亡き母親が考案した物であり、月村は母親の遺志を
受け継いで、 「逃走中」 の収益を月の環境改善に役立てようとしていた。
そんな中、月村は 「ハンターX計画」 という謎のファイルを発見する。
それは 「ハンターの人工知能を10万人に移植して軍隊化し、月面全ての
コロニーを侵略する」 という恐ろしい陰謀だった。
月村はエンターテイメント部門チーフ・高月ハンゾウと、上級分析官の
竹取カレンの助けを借り、犯人がクロノス社幹部の有明リョージである
こと、さらにその裏に黒幕がいることを突き止める。

「ハンターX計画」 …黒幕は総裁 “竹取カレン”

ハンターを狙う黒幕は、上級分析官を装っていたクロノス社総裁・
竹取カレンだった。竹取は、月村サトシを追い詰め、監禁。
そして 「ハンターX計画」 を実行するため、
ハンターの起動に使う、ペンダントと指輪を奪う。
ハンターそして逃走中が最大のピンチを迎える中、
月村は ハンゾウの助けにより監禁場所から脱出、
竹取からペンダントと指輪を取り戻すことに成功する…
が、しかし…連行される竹取の最後の抵抗により、
月村は爆発に巻き込まれてしまう。

月村が計画していた “逃走中アルティメット”

爆発に巻き込まれた月村の回復を祈りながら、ハンゾウの手により逃走中
は開催される。 そんな中、月村が計画していた 「逃走中アルティメット」
というファイルが見つかる。それは、逃走中のゲームを構成する5つの要素
「時間」 「エリア」 「賞金」 「ハンター」 そして 「逃走者」 そのすべてを史上
最大のスケールにするというゲームの計画だった。
月村の復帰により、逃走中 「アルティメット」 は無事成功する。
が、そんな中、
あの 「ハンターX計画」 に関わっていた元クロノス社幹部有明リョージが、
再びクロノス社を揺るがす計画を実行に移そうとしていた。

2人のゲームマスター候補生… 月村サトシ誘拐!

そして、月村の身に万が一のことがあったときに備え、逃走中の
ゲームマスター候補生2名をサポートメンバーに加えることになる。
やってきたのは、クロノス社のゲームマスターを養成する機関 「CCP」 の
成績優秀者だった 朱月サク と 青山シズカ。


しかし、朱月サクは、元クロノス社幹部で 「ハンターX計画」 の実行犯の
1人でもある 有明リョージによって送り込まれたスパイだった。
有明は、現在、ライバル企業の 「ヘリオス社」 に籍を置き、
朱月サクとは同じコロニーの出身。
エネルギー資源をめぐる戦争により、故郷を失った2人は、
“強大な軍事国家を作り上げ、他のコロニーを制圧する”
という野望を抱いていた。
それを実現するため、ついに2人の計画が実行される。

有明リョージの目的は、軍事国家を作る資金集めのため、
ハンターを盗み、ヘリオス社で「逃走中」を開催することだった。


有明リョージと朱月サクにより、月村サトシは襲われ、
ヘリオス社内に捕らえられてしまう。
クロノス社に潜入していた朱月サクは、
ゲームの中でハンター1号機を盗み出すことに成功。
逃走中は完全に有明リョージの手に落ちたかと思われた。


しかし、月村サトシは「逃走中」を守るため、ハンター1号機の
自爆装置を作動。 それにより、ハンター1号機は「爆破」した。
月村サトシは、有明の計画を阻止するのと引き換えに
ハンターの爆発に巻き込まれ、彼の生体反応は消えてしまった。

突如、現れた新たなゲームマスター候補 如月カケル!

月村がいなくなった後、
ゲームマスター候補生の青山シズカは、
月村が“逃走中10周年記念ゲーム”を計画していたことを知る。
あまりに壮大な計画だったため、不安を覚えるシズカ。


そこで、高月ハンゾウは月村が残したゲームを開催するため、
新たなゲームマスター候補を呼び寄せる。
それが、如月カケル。


月村の事を“あいつ”と呼ぶ如月は、
ゲーム中にひらめいたミッションを発動するなど、
自由奔放な態度をとっていた。
そんな如月をシズカは苦手に感じていたが、
なんとか2人で協力し、逃走中10周年記念ゲームを無事に成功させた。


ゲーム終了後、すぐさま指令室を出ていく如月。

そこで、シズカはハンゾウから如月カケルが月村サトシの
兄であることを知らされる。


これまで、月村は「逃走中の収益で狭いコロニーを広げる」という
目的で逃走中を開催してきたが、実は、その目的は、
もともと如月の夢だったのだ。

2人は幼少期に「一緒に狭いコロニーを広げよう」と約束を交わし、
その後、月村は逃走中を開催。
月村がいなくなった今、
今度は、兄である如月が逃走中を引き継ぐため現れたのだった。


ゲーム終了後、如月が急いで向かった先には…
月村とともに爆破されたはずの「ハンター1号機」の姿が。
如月は、ハンター1号機を再び蘇らせようとしているのか !?
逃走中は、今後どのような展開を迎えるのか !?