インタビュー

安藤麻理恵役佐藤仁美さん

今作のオファーを受けた時の感想は?
「北川景子さんが主演のロースクールを舞台にした作品だと伺って、私は何の役?って(笑)。学生たちが憩いの場として通う居酒屋の女将かなと思ったら、まさかの弁護士役!法律用語のセリフが難しいので大変だと思ったのですが、案の定、初日の撮影で苦労しました。でも、澤田(鎌作)監督とは『ビーチボーイズ』(1997年)などでご一緒したことがありますし、『痛快TVスカッとジャパン』の谷村(政樹)監督もいらっしゃるので心強く思いました」
今作はオリジナル作品になります。
「最近のドラマでオリジナル作品はすごく珍しいですよね。ロースクールが舞台ということで、普通の高校や大学という学園ものでもないので一見難しそうですが、人情的な面も出てくるので受け入れやすいストーリーになっているんじゃないかなと感じました」
安藤麻理恵はどのようなキャラクターですか?
「柊木雫(北川景子)の友人の弁護士ということなのですが、陽気でしっかりしたお姉さん風で自分と等身大のような感じで良いのかな?と思っています。まだ撮影が始まったばかりなのでしっかりとは固まっていないんですけど…。後々、麻理恵はジングルマザーだという設定も出てくるらしく、等身大で演じたいです(笑)。麻理恵が出てくるのは、少し和んだ雰囲気のシーンが多くて柊木や彼女が教える学生たちを遠目で見守るようなキャラクターなんだろうと。麻理恵の子供と言っても良いような学生もいるので、そういう目で温かく見ていたいです」
法律用語は難しいとおっしゃいましたが…。
「本当に難しいんです。1話の麻理恵は説明台詞が多かったので撮影ではご迷惑をおかけしちゃって…。そうじゃない台詞が良いなぁ(笑)。2話はパァーッと軽い感じになっていて、柊木とは年齢差はあれど仲の良い同期という関係性が見えてくるんじゃないかと思っています」
難しい台詞を覚える時は?
「私は長い台詞は動かないと覚えられないんです。なんとなく覚えていって、収録の時に動く場所や目に入る景色と一緒に入れるんです。今回は台詞が難しいのもあるのですが、監督がリハーサルで何度も動きを変えるから、どうしよう?どうしよう?とパニックになっちゃって…。もう今回はキチンと台詞を入れていかないと無理だと思いました。あと、学生役の皆さんや景子ちゃんがすごく純粋な目で見つめてくるので、その視線にも緊張してしまいました」
柊木役の北川さんとは?
「最近では『家売る女の逆襲』(2019年日本テレビ)にゲストでお邪魔させていただいて以来の共演です。第1話で収録したシーンでは、私ばかりがしゃべっていて柊木とあまり絡むことはなかったんですけど、普通に“北川景子さんって可愛いな”って思いました(笑)。でも、立ち姿には芯が通っていると言うか、主役の雰囲気をまとっていらっしゃるのはさすがです。とは言え、私は台詞がいっぱいいっぱいで、それほど皆さんを見ている余裕なんかなかったんですけど(笑)」
最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
「ロースクールで法曹界に行くための授業など、少し難しそうなストーリーですが、人間模様などがとても面白く描かれているので、すごく見やすい作品だと思います。難しい法律用語がたくさん出てきた!と、思ったところに、癒し系の佐藤仁美が登場いたしますので(笑)、和んでいただけたら嬉しいです」

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