インタビュー

守宮清正役及川光博さん

今作のオファーを受けた時の感想は?
「私も大学時代は法学部で弁護士を目指しておりましたので、直感で強い縁を感じましたね。また、若手俳優たちが演じるロースクールの学生たちが、悩みながらも成長し、進化していく過程を目の当たりにしたいという気持ちになりました。物語としても、大きな感動を得られる作品になるのではないでしょうか」
今作はオリジナル作品になります。台本を読まれていかがでしたか?
「ワクワクしました。最終回には日本中がガッツポーズで、青春のクライマックスを感じられるんじゃないかと想像が出来ました。その中で、私が演じる守宮は学院長として、ロースクールの学生たちの成長を優しく見守っています。そして、一方ではロースクールの再建を考えています。オリジナル作品ですので、先々はまだ全くわからないですが、約3ヶ月、北川さんが演じる柊木雫たち教員方、学生たちとともに学んでいきたいと思っています」
守宮はどのように演じようと?
「このキャラクターを一言で表現するならば、“微笑みのナイスミドル”です(笑)。主人公、柊木との関係性も楽しみにしてください。優しい笑顔で見守りながら何かしら画策している、もしかしたら法曹界の未来までも考えているんじゃないかな?と、想像しています」
柊木は裁判官として、人に寄り添おうとしていました。
「法律とヒューマニズムは密接であるべきだと思います。ちなみに私、学生時代に専攻していたのは法哲学でした。人間あっての法律です」
柊木は司法試験合格だけを優先する藍井仁(山田裕貴)とぶつかります。
「藍井が柊木と出会って、心境が変化するのか?あるいはしないのか?とても楽しみです。藍井のキャラクターは強烈すぎて、現場で最初に会った時はびっくりしました(笑)。そういうビジュアルなんだ!と。個性豊かなキャラクターが多いので、群像劇としても見ごたえがあると思います」
北川さんの印象は?
「北川さんは、率直に言って人類を超越しているな、と(笑)。天女というか、羽衣が似合いそうだと思いました。ふわふわと月に飛んで行きそうなイメージです。なのに、現場では気さくに話しかけてくれるので、恐悦至極に存じます(笑)。北川さんが演じる柊木は、表情が豊かで、テンポ良くお芝居をしているので早く第1話を通して見たいと思っています。とてもチャーミングなキャラクターになっています」
収録現場の雰囲気は?
「私もまだ撮影に参加して日が浅いんですけど、学校、ロースクールが舞台ということで懐かしささえ感じています。学校って、空気が切り取られている感じがするんですよ。その中だけの世界、小宇宙、箱庭のような。外の世界とは流れが違う、その限られた空間に自分自身の学生時代を思い出します」
最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
「法律でなかったとしても、人が何かを学ぶ時に、必ず葛藤や苦悩、そして成長があります。その群像劇が『女神の教室』の本質だと思っています。モチーフが司法試験であり、法律ではあるのですが、人間の物語だと感じています。それは、教員である柊木しかり、私が演じる守宮もしかりだと思います。3ヶ月間の放送の中で、キャラクターそれぞれにどんな変化が起きるのか?そして、キャラクター同士にどんな連鎖反応が起きるのか?を楽しみにしていただきたいと思います」

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