インタビュー

里崎健一郎役小堺一機さん

本作のオファーを受けた時の感想は?
「フジテレビの連ドラへの出演は、2003年の『僕だけのマドンナ』以来になります。そんなに前になるんですよね。今回、月9と聞いて家族に話したら、娘たちから“そんなわけないでしょ?ドッキリかもしれないから、その気になって行かない方が良いよ”とか言われてしまいました(笑)。でも、非常に嬉しかったです」
本作はオリジナル作品になります。企画や台本を読んだ時の印象は?
「僕が演じる里崎は、学生側に立って熱い教育をする教員なのか、経営などに熱心なのか、まだハッキリしないんです。でも、僕を里崎に選んでくれたということは、割と優柔不断な役が合うのでは?(笑)。ストーリーはためになることが多いので、まだ撮影は始まったばかりですが、どのような展開になるのか楽しみです」
里崎はどのように演じようと?
「昔、先輩から、“役作りなんていうのは言わない方が良い”と教えられたことがあります。“役は作るものではなくて、なるものだ”と。だから僕は役作りはしてないです(笑)。でも、“台詞は相手の話に応えるもので、自分から言っていると思うな”ということも先輩に教わりました。“声をかけられたから応えているので、応えの台詞だけ覚えて話すな。相手の声の高低、大小を感じて話せば自然な台詞になる”って言われたんですよ。確かにドラマって、現場に行って気づかされることが多いんです。特に、昔はきちんとリハーサルの日があって本番に臨んだんですけど、今は現場でテストリハーサルして、すぐに本番ですから。そうすると余計に、現場で“こんな表情できた”とか、“こんな返し方もあった”と気づかされるんです。もちろん、全く準備していないわけではありませんが、現場で出来た反応が嬉しいことがありますね」
柊木を演じる北川景子さんの印象は?
「最初にお会いした時、遠くにいらっしゃる気がしたんですよ。“なんで側に来てくれないのかな?”と、思ったんですけど、近くにいるのに顔が小さいからでした(笑)。とても美しい方ですよね。あと、僕と同年代の役者さんたちとよく話すんですけど、北川さんや、今回の学生役の皆さんはNGを出さないんですよ。僕なんか最初に出演したドラマで、19回もNG出して、ディレクターに“ふざけんな!”と叱られましたからね。それに比べて、今の若い方たちは、それなりに緊張もなさっているんでしょうけど、NGを出しません。“老いては子に従え”ではないですけど、力まず、良いスタンスで演じている姿は勉強になります」
収録現場で楽しみにされていることは?
「以前、ご一緒した役者さんもいらっしゃるので、楽しく面白く、勉強しながらラストまで走り抜けたいと思っています」
最後に視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。
「是非、北川さんの美しさや、藍井仁を演じる山田(裕貴)君が醸し出す、なんともミステリアスな雰囲気を楽しんでください。また、皆さんも法律の勉強が出来る、“得になって楽しめる”ドラマだとも思いますので、是非ご覧ください」

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