インタビュー

天野向日葵役河村花さん

今作への出演オファーを受けた時の感想は?
「最初は純粋に、”嬉しい!”と思いました。でも、後から”どんな役なんだろう?”、”どれぐらい役に向き合えるんだろう?”など、覚悟を持って挑む必要があるなと感じました。月9は私が小学生の時から、放送翌日の朝は友達と“昨日の月9見た?”とよく話していたので、その時の自分に“出演することになったよ”って教えてあげたいです。本当にそのぐらい嬉しいです。多分、その頃の私に話したら、みんなが見ているドラマ枠なのでびっくりすると思います(笑)」
今作はオリジナル作品になります。
「最初にロースクールの話だと聞いた時は、法律の専門用語もあり、難しい雰囲気のドラマなのかな、と思っていたのですが、台本を読み始めたら難しい感じではなく、止まらない、先を知りたいという、興味がワーッと湧いてくる作品だなと感じました。登場人物たちが、学生同士でぶつかり合ったり、自分自身を見つめ直したりする中で、人間の良い面だけが描かれる作品ではなくて、追い詰められた人間のリアルな部分が出ています。そんな人間の本質の部分が、私は愛おしいと思いました」
ロースクールは普通の学園ドラマとは違いますね?
「そうですね。ただ勉強するのではなく、司法試験に受からないと自分の将来がないぐらいに思っている学生たちの話です。そこまで追い詰められている学生たちのリアルが描かれているからこそ、私は好きです」
天野向日葵はどのようなキャラクターでしょう?
「向日葵はある悩みを抱えていて、やる気がないというか、出せないような女性です。今までの人生でも、ロースクールの学生としても今ひとつ本気になった事がない。ロースクールでも成績が振るわない学生なんです。ただ、それだけに周りの学生とは違った視点で物事を見ることが出来て、環境に流されずに、自分の中に感じる違和感を見つけられる人だなって思ったので、そういうところを大切に演じていきたいです」
収録現場の雰囲気はいかがですか?
「私だけかもしれないですけど、この作品のキャストやスタッフの方たち皆さんの雰囲気が似ているなと感じています。良い意味で、自分を確立されているというか、やるべき事を冷静に進められているので、私も落ち着いて現場に入られます。そして、優しくて柔らかい空気が流れているなと初日から感じました。北川(景子)さんの雰囲気もあるんだと思います」
北川景子さんの印象は?
「初めてお会いした時から、私たちを緊張させないようにして下さっていたのかもしれませんが、柔らかい人という印象でした。私たちにだけではなく、スタッフの方々にもよく気遣われているなと感じました。先輩として尊敬もしてますし、大好きです(笑)」
最後に視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。
「ロースクールは普通の学校とは少し違う異質な空間です。私も今作で初めて知ったのですが、皆さんにもこういう世界もあるんだと知っていただけたら良いなと思っています。私もこの作品を通して、ロースクールの空気感を上手に伝えることが出来るよう頑張ります。現場には“自分を確立されている方”が多いと言いましたが、登場人物たちもそれぞれが自分の意思をキチンと持っているキャラクターが多いんです。向日葵はちょっとふわふわしているところもあるんですけど(笑)。自分の意見を持っている人たちが集まるので、ぶつかり合うことも多いんです。普段の生活ではなかなか人とぶつかることはないと思うので、逆に素敵だなと感じました。そんな中で、向日葵がどのように成長していくのか?をぜひ、楽しみにしていてください」

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