インタビュー

桐矢純平役前田旺志郎さん

今作のオファーを受けた時の感想は?
「ロースクールに通う学生役ということでお話をいただいたのですが、僕は学園もののドラマにちゃんと出演したことがなかったので、楽しみに感じました。台本を読ませていただくと、学生たちで模擬裁判を行うシーンがあって、”ついに、僕にもこんな台詞を話す時が来た!”という感覚でワクワクドキドキしました(笑)。今までドラマなどで、弁護士や判事などの役を役者さんたちが演じられているのを見ていて、“すごいなぁ、こんなにいっぱい喋って”と思っていましたが、まさか自分がやることになると思っていなかったです。“大変や!”って感じますけど、楽しく頑張りたいです」
今作はオリジナル作品になります。
「演じる桐矢と一緒に僕自身も成長していけたら良いなと思っています。原作のある作品では最終的に自分の役がどうなるかをわかった状態で演じ始めるんですけど、オリジナル作品は、いただいている台本より先の展開がわからない中で演じていくので、桐矢は一つ一つ現場で起きていることに新鮮に反応出来るんじゃないかな、と思っています」
桐矢はどのようなキャラクターですか?
「桐矢は元気で明るいキャラクターです。周りの学生は真面目だったり、悩みを抱えていたりして、最初は桐矢のようにテンションの高いキャラクターはいません。なので、桐矢はムードメーカー的な感じで場を明るくする力があると言うか、人を惹きつける魅力があるような、コミュニケーションに特化した学生だと思います」
収録現場の雰囲気はいかがですか?
「収録は始まったばかりなので、まさに雰囲気を構築していこうとしているところです(笑)。学生役のみんなが静かな人が多くて。だから、今は収録の合間なんかでも、僕ばっかりずっと喋っているんです(笑)。」
高橋文哉さんが、現場の雰囲気は旺志郎くんに任せているとおっしゃっていました。
「そうなんですか?文哉くんはこちらから話しかけるといつでも気さくに接してくれるので、すごく話しやすいです。今は河村花ちゃんと前田拳太郎くんとのシーンが多いので、3人で会話する機会が多いですが、徐々に文哉くんや南沙良さん、同じクラスのレギュラーエキストラの方々ともコミュニケーションを取っていきたいと思っています!」
柊雫役の北川景子さんの印象はいかがですか?
「僕は以前、北川さんと映画『キネマの神様』に出演していて、その時は一緒のシーンは一瞬しかなかったんですけど、ご挨拶させていただいた時に“ムチャクチャ綺麗な方やな!”と思って、ほとんど目を合わせることなく、その日の撮影が終わりました。その北川さんと今回ご一緒出来たので、”もう初対面”ではないですし、もう緊張なんてしないと思っていたんですけど、無理でした(笑)。やっぱりお会いする度に、本当に“綺麗やなぁ!”って思う方なんです」
最後に視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。
「ロースクールや予備校に通っている方、弁護士や検事などを目指されている方はもちろん、さまざまな受験に向かっている方や、日々努力をされている社会人の方は、毎日何かに追われていたり、辛くてもやらなくてはいけない事がたくさんあると思います。まだ、僕も台本を2話までしかいただいていないので、先がどうなるかはわかりませんが、そんな“辛くてもやらなくてはいけない事”を、見る視点や方向を変えたり、気分を変えたりすると、”ただただ辛いだけではなく、そこに楽しさや魅力があるんじゃないか?”という気づきを与えてくれるドラマだと思います。そういう事が皆さんに伝わればいいなと思います。相手のことをよく見て、思いやったりすることも、このドラマを見た次の日から意識してもらえれば素敵ですね。先がどうなるかは僕自身も楽しみですし、皆さんも展開を楽しんでご覧いただけたら嬉しいです」

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