インタビュー

真中信太郎役高橋文哉さん

本作のオファーを受けた時の感想は?
「出演が決まった時はすごく嬉しかったです。僕自身、大学生ではありませんし、役としても大学生を演じるのは初めてです。年齢的にも、同級生たちが絶賛就職活動中の21〜22歳、周囲の友人などから大学の話を聞いているので、僕にとっても、今しか出来ない、等身大の感じが出せたら良いなと思いました」
月9ドラマへは初出演になります。
「僕が小さかった頃から“月9”は特別だというイメージがありました。このお仕事を始めてからは、いつか出演させていただきたいと思っていましたし、いつか月9の世界に入りたいと思っていたので、こうして僕の新境地でもある大学生役で出演させていただけるのは、すごく嬉しいです。中学生の僕に“21歳で月9出るぞ!”と教えてあげたいです(笑)。また、母に知らせたらとても喜んでくれました。元々母はすごくドラマが好きなので、その影響で僕も一緒に見ていました。歴史のあるドラマ枠で演じさせていただけるのは、もちろん緊張感もありますが、すごく楽しみです」
今作はオリジナル作品ですが、台本を読んでいかがでしたか?
「法律を扱う作品ですので、難しそうなイメージがあったのですが、作品は裁判がメインのお話ではなく、ロースクールを描くものでした。難しい法律の話がずっと語られるのではなく、僕たちが勉強をしている風景の中で発する言葉はちょっと噛み砕かれているというか、わかりやすくなっています。もちろん、難しいところもあるのですが、そこは僕たちロースクール生とのギャップが出ていて、読んでいて楽しかったです。セリフの掛け合いも漢字が多くて、模擬裁判は大変そうだなって思いました(笑)。僕は1話では検事役になるのですが、検事を劇中で演じられるのも嬉しいです。本物の法廷で、僕のような年齢で検事として立てることなんて、ないと思いますから」
真中のキャラクターは?
「衣装合わせや本読みの時から、ずっと“真中は爽やかに”と監督やプロデューサーの皆さまから言われてきましたので、そこだけはしっかり演じ切りたいと思っています。僕自身も台本を読んで、確かに爽やかだなと思うところが多々あります。でも、授業を受けている時やプライベート、話している人によっても雰囲気が変わるキャラクターだと思っているので、良い意味で皆にはニコニコ接するんですけど、爽やかの種類が違う真中をお見せできたら良いですね。”法曹界に進みたい”という確固たる夢を持っているので、そのための努力などはもちろん惜しまないと思います。それを人にはあまり見せないようにするタイプだと思うので、そんな魅力も引き出していきたいです」
柊木雫役の北川景子さんの印象は?
「撮影の合間にも、出演されていたドラマの話をしてくださったり、優しく接していただいています。ご一緒する前の僕のイメージでは、多分、演じられた作品の影響なのでしょうけど、すごくキリッとされている方だと思っていて…。すごくドキドキしていました。でも、話してみるとすごく優しくて、僕の話も引き出してくださるように言葉を選んでくださるんです。北川さんってメチャクチャ聞き上手なので、僕ばかり話してしまって。今度は僕が伺いたいことをまとめてこようと思いました(笑)」
収録現場の雰囲気は?
「まだ、収録が始まったばかりなのですが、学校のシーンだと広い教室に学生が30人ぐらいいて、高校などとは違う雰囲気です。でも、自ら入学して、夢に向かう人たちが集まるロースクール生たちと、役者として集まっている自分たちには近さを感じます。なので、徐々に僕たち役者同士の距離も縮まっていったらいいな思います。(前田)旺志郎君がいつも現場を盛り上げてくれるんです。旺志郎君の元気さと明るさはすごいなぁと思います。初めてお会いした時に、北川さんたちもいらっしゃる控室で旺志郎君が飲み物をこぼしてしまって。その時に、この人とは仲良くなれそうだなと思いました(笑)。後で聞いたら、彼もすごく緊張していたそうです。僕もその時に、”大丈夫ですか?”ぐらいしか言えなくて…上手く突っ込んだり出来るような関係になっていけたら良いですね。もちろん緊張感も保ちつつ、北川さんや山田(裕貴)さんに引っ張っていただいて楽しんでいきたいと思っています」
最後に視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。
「大学生役として作品に出演するのは、僕自身も本当に嬉しいことです。等身大でお届け出来る、爽やか全開の真中を出し切りたいと思っているので、そこは楽しみにしていてください。これまで弟っぽいとか、可愛げがある感じの役が多かったのですが、真中はニコニコはしていながらも、大人っぽさもあるという、そのあたりの塩梅も工夫しながら演じていきますので、ぜひご覧いただけたらと思っています」

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