東野幸治

――『THE SECOND』第2回大会の開催が決定しました。今の率直なお気持ちは?

まず思ったのは、2回目が決まってよかったなと。前回は、どんな大会なのかわからなくて出場を見送った漫才師の方たちもたくさんいたと思うんですけど、1回目を見て、「俺たちも出てみたい」って思ってくれた人がいたら、ぜひぜひ、参加してほしいです。「なんか楽しそうやな」とか、「あの大会やったら出やすい」みたいに思ってくれた漫才師は、きっとたくさんいると思うんで。

――第1回大会を振り返って、特に印象に残っているコンビや対戦カードは?

いやもう、全組ですよ。全体を通して思ったのは、『M-1(グランプリ)』とは全然違う大会なんやな、と。『M-1』を踏襲したようなネタで攻めてくるコンビもいれば、楽屋オチみたいな、『M-1』を卒業した漫才師ならではの、もっちゃりとしたネタをするコンビもいて(笑)。新旧の漫才がごちゃっと混ざってる感じが、独特で面白かったです。ちょっとびっくりしました。

――大会が終わった後、出場した漫才師の方々や、芸人仲間の方々からの反響はいかがでしたか?

シャンプーハット(※「ノックアウトステージ32→16」で敗退)と会ったときに、「出てよかったです」「楽しかったです」って言ってくれて。うれしかったですし、ぜひまた出てほしいなと思います。あと、ほんこんさんが見たらしくて、えらい興奮してましたね。「俺も130Rで出たい」って言うてたんですけど、板尾(創路)さんから速攻で断わられてました(笑)。

――結成16年以上の漫才師の方々へ、エールをお願いいたします。

僕が言うのもおこがましいんですけど、『THE SECOND』って、漫才師のみなさんにとっては、久しぶりに真摯に漫才に向き合える、いい機会だと思うんです。優勝するには3本ネタがないといけないんで、なかなか大変やとは思いますけど、自分たちの力を試してみたいとか、改めて漫才を楽しみたいというコンビがいたら、ぜひ参加してもらえれば。大ベテランの方も、なかなか「ぜひ」と軽々しくは言えないけれども、楽しい思い出を作ろう、くらいの意識で臨んでいただけたらうれしいです(笑)。

――それでは最後に、来年の第2回大会を楽しみにしている視聴者=お笑いファンの方々に向けて、メッセージをお願いします。

第2回も、大いに楽しんでいただきたいなと。テレビで見るのもよし、スタジオまで見に来て、審査員をやるのもよし(笑)。あと、“ノックアウトステージ”は配信でも見られるかもしれないので、いろんな形で楽しんでください!

有田哲平(くりぃむしちゅー)

昨年の『THE SECOND』をテレビで見て、いろいろなメディアで“面白かった”と話していたら、おかげさまでこんな大役のオファーを頂きました。
どのお笑い賞レースも楽しみにしていますが、『THE SECOND』は、一番泥臭くありながらも、出場者が生き生きとしていて、漫才を通じて芸人の生き様を見ている気がしました。
実は賞レースの司会も審査員も務めたことがなくて、今回初めてスタジオで見ることになりますので、緊張感と楽しみの両面でワクワクしています。

博多華丸(博多華丸・大吉)

華丸大吉にとっては、2014年のTHE MANZAIが、THE SECONDでした。

博多大吉(博多華丸・大吉)

THE MANZAI 2014王者という肩書きを10年後に持ち出されるとは思ってもいませんでした。SDGsってこういうことですね。皆さんにとって良い大会となりますように。

宮司愛海(フジテレビアナウンサー)

第2回大会の開催決定、そして今回も大会に携わることができ、大変うれしく感じております。
先日、ノックアウトステージに進まれる32組の抽選会で進行を担当した際、芸人の皆さんの闘志に触れ、早くも圧倒されました。
今回も、人生をかけて大会に臨まれる皆さんの気持ちに寄り添い、全力でお伝えしてまいります!

小室瑛莉子(フジテレビアナウンサー)

去年の第1回大会では、正統派な漫才のぶつかり合いから異種格闘技のような戦い、多種多様な漫才がしのぎを削り、ギャロップさんが優勝されました。
芸人さんが入場するとステージに緊張が走り、空気が変わったのをいまだに覚えています。
人の人生が変わる瞬間に立ち会えていたこと、光栄に思います。
そして今回の第2回大会。
また1組、ギャロップさんのように再びスポットライトが当たる方が生まれる。とても楽しみでワクワクが止まりません!
芸人さんたちが生み出す最高のステージを、しっかりとお伝えできるよう全力を尽くします。