イントロダクション

放送直前、出演者インタビュー!

いよいよ7月6日(水)に第1話がスタートする『テッパチ!』。4日月曜日に主役の国生宙を演じる町田啓太さん、馬場良成役の佐野勇斗さん、桜間冬美役の白石麻衣さん、八女純一役の北村一輝さんから、撮影の合い間に改めて放送に向けての意気込み、見どころなどを伺いました。

今回の役作りや、苦労したところは?
町田さん「宙はヤケッパチなんですけど、今まで人と本気で向き合うことを避けてきた人間です。そんな宙が人とちゃんと向き合ってお互いを家族のように大事にする陸上自衛隊に入った時にどうなるか?バディとなる馬場や、陸上自衛隊に導いてくれた八女さん、キチンと見ていてくれる冬美さんたちと関わっていくことで、宙もどんどん向き合おうとしていくんです。そうなっていった時に、皆んなで支え合う熱がどんどん高まっていって、宙がヤケッパチからちゃんとテッパチ(鉄帽)がかぶれるような一年前の自衛官を目指すというストーリーですので、その成長を意識しながら演じさせていただいています。」
佐野さん「馬場は真面目で、第一班の候補生の中ではみんなをまとめたりする、ある種リーダー的な役割です。候補生になる前は会社の営業をしていたんですが、トランペット奏者になりたいという夢を捨てきれずにいたところ、自衛隊の音楽隊に出会って北村さん演じる八女さんに声を掛けられて陸上自衛隊の世界に入りました。役作りでは、筋力を増強することにプラス、トランペットの練習もしなくてはいけないので大変です。」
町田さん「噂によると一発目からトランペットの音が出たそうですね。僕は音楽隊を目指す馬場の姿はすごくたくましいし、ご覧になる方々も感情移入しやすい役だと思います。そんな馬場と宙のバランスも楽しんでいただきたいですね。」
白石さん「冬美は教官という立ち位置で、一見クールそうに見えるんですが、結構強がりな面だったり、なかなか素直になれない部分があるんです。第一班の候補生の教官となって、いろいろな感情が芽生えたり、ただ指導しているだけじゃなく、冬美なりの愛情を交えた訓練なども見られると思います。八女さんとの掛け合い、関係性もすごく大事になるのでその辺もご覧いただけたらと思います。」
北村さん「役作りについては一生懸命、刈り上げをしています。髪をツーブロックにしているんですけども…刈り上げるのは勇気がいりました(笑)。若い方がたくさん出る群像劇ですので、僕たちがどうするということではなく、ドラマ全体をどう見せていくか?が、一番大事になってくると思うので…その空気感ですね。僕は教官役なので、ちょっと客観的な立場ではありますが、皆んながそれぞれの個性を出せるように良いトスを上げられるような、良い関係を作れるようにと意識して演じています。」
町田さん「良いトスをいただいてます!」
北村さん「えっ?もう一回言って!」
一同「(笑)」
町田さん「(笑)良いトスばっかりいただいてます!」
(以下、敬称略)
撮影は防衛省に全面協力をいただいています。本物の車両などに触れられていかがですか?
町田「圧巻ですね。実際の駐屯地内で撮影をさせていただいてますのでキョロキョロしますし、映像が本物なのでそれだけでも見応えがあります。現職の自衛官の皆さんもエキストラで参加くださったり、たくさんご指導いただいたりもしていますので、そういうところはリアルに出てくると思います。それだけでなく、僕たちは候補生という“未熟”なところから始まるので、どう成長していくのか?現職の皆さんはすごく一体感があるんですよ。それこそ家族というか、一人一人がそれぞれをキチンと見ているような関係性がすごく素敵だなと思いました。そういうふうに僕たちもなっていけたら良いと思いますし、それは候補生だけじゃなくて、八女さんや冬美さんたち教官とも、全体的に一体感が生まれたら良いですね。」
佐野「僕は最初、自衛官の方たちに固くて厳しいイメージを持っていました。もちろん、そういう面もあるとは思いますが、実際にお会いするとすごく気さくというか、本当に僕たちへの協力体制もすごいんです。それだけ素敵な環境で撮影をさせていただいています。」
白石「私も敬礼の仕方や所作を自衛官の方に教えていただきました。冬美と同じ二等陸尉の女性自衛官の方ともお話しさせていただいて、声の出し方などを教わりました。自分が思っていた以上に、すごく格好良い方でした。撮影現場では女性自衛官の方々も多くお見かけしたので、そういうところをドラマをご覧になる女性の皆さんにも見ていただけたら嬉しいです。」
北村「もちろん戦車とかもすごかったんですけど、何よりも違ったのは…自衛隊の方たちは、僕ら一般市民を“民間”と呼ぶんです。それだけ価値観がすごく違っていて、だからこそ自衛隊の皆さんの連隊とかが大事になると思うんです。よく災害の被災地などで自衛隊の皆さんが活躍している映像を見たりします。でも、裏では何日も被災地にいなくてはならないと、自衛隊の皆さんは寝る場所すらないそうです。そんな時、平たいだけの地面でも“良い場所を見つけた”と彼らは喜んで寝るんですよね。暑くても寒くても、それが出来てしまうということは、どれだけ過酷な訓練をしているのか?を間近に見ることが出来ました。子供って親がいかに自分たちを守ってくれているか?は、なかなか気づけません。自衛隊という守る立場の方々は、国のこと、国民のことを本当にちゃんと考えて、皆さんが誇りを持って仕事をしているんだと。人としての志の部分に感心しました。そういう部分もドラマに取り入れられたら良いですね。」
『テッパチ!』で皆さんが注目しているキャラクターは?
町田「酷なことを聞かれますね(笑)。皆んなそれぞれ良いからなぁ。でも、そんな個性豊かなメンバーを集めてきた八女さんが実は一番癖が強いんですよ。猛獣たちを扱わなければいけない立場なのに、それが出来てしまうんです。その感じが僕は大好きですし、“この人だったら”と候補生の皆んなもついていけるような…皆んなの父親代わりではないですが、いてくれる心強さ、頼り甲斐があるので僕は八女さんです。」
北村「僕も中隊長役の八女さんが好きです!」
一同「(笑)」
北村「登場するキャラクターは本当に皆んなが一人ずつ面白く出来ていて、誰がどうと言うよりも、全員のバランスですよ。それがとても絶妙で、最初はムチャクチャなんです。こんなこと言っていいのかわかりませんが…1話から面白いんですが、それ以上に2話、3話と進むと皆んながだんだんビシッとしてくるので、もっと面白くなります。全然出来ていなかった候補生たちが、多分、4話、5話と進むとムチャクチャ格好良くなるので、彼らの成長過程とい言うか、キャラクターが徐々に変わっていく姿が魅力的なので、そういう内面を感じていただけたら良いと思います。ただ、一番良いキャラクターは八女です!やっぱり最後は自分のキャラクターを推さないとね(笑)」
町田「(笑)僕も訂正します。注目しているキャラクターは国生宙です(笑)」
北村「はいはい、次の質問にいきましょう!(笑)」
最後に町田さんから第1話の見どころ含め、視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。
「夏に本当にピッタリなドラマになっています。今、いろんな状況の中でも、皆さんが前向きになろうとされていると思いますが…もう一歩進むためのエネルギー、何かに立ち向かうためのエネルギーをたくさん貯めているのではないでしょうか?僕たちも候補生ということで、そんな状態からスタートして、皆んなが一丸となっていく姿は少し暑苦しいかもしれませんが、ご覧いただいた皆さんが“自分もちょっとやってみようかな?”と思っていただけるようなドラマになっていると思います。登場するキャラクターは皆んなそれぞれ魅力的ですので、それをご自身と重ねたりしながら見て頂けたら楽しいです。回を追うごとに熱量が高くなっていくのも伝わると思うので、まずは初回をご覧ください。僕たちの熱と思いが詰まっていますので、自信を持ってお勧めします。皆さん、是非ご覧ください!」

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