インタビュー

馬場良成役佐野勇斗さん

『テッパチ!』への出演オファーを受けた時の感想はいかがでしたか?
「男たちの熱い群像劇というのは、以前から出演してみたかったので、オファーをいただいた時は嬉しかったです。」
今作は陸上自衛隊が舞台になりますが、佐野さんのイメージは?
「国を守る仕事ですので、固くて厳しいところというイメージでした。実際に駐屯地に入らせていただいて、訓練などは“全国大会常連の強豪校”みたいな感じでした。和気藹々とは違うんですけど、自衛官の皆さんに絆があるんです。休憩中は仲間たちと楽しく話していたり、僕たちに気さくに手をふってくださったりもするんです。最初、僕はそういうこともしてはいけないんじゃないか?と、思っていたんです。勤務中と勤務外をしっかりと分けている方たちなんだと知りました。とは言え、まだ僕たちが見ているのは陸上自衛隊のごく一部なんですけど…。」
自衛官候補生役ということで、体づくりなどは?
「以前に出演した作品の時にお世話になったトレーナーの方に今回もお願いしています。食事も5回に増やしてタンパク質を多く摂りながらのトレーニングです。」
馬場は音楽隊を目指して陸上自衛隊に入ります。
「はい。馬場はトランペットを吹くのですが、ドラマでは演奏するシーンがどこまであるかは分かりません。でも、 “マウスピースは鳴らせるようにしてください”とのオファーはあったので、それは出来るように練習をしました。ほぼ毎日、自宅ではマウスピースを吹いています。トランペットも買いました。ただ、実際にトランペットで演奏するのは何年もかかる、と指導くださった先生からは言われました(笑)」
馬場はどのようなキャラクターでしょう?
「ひとことで言うと真面目ですね。真面目なんですけど、町田(啓太)さんが演じるチュウ(宙)とかヤンチャなメンバーとも仲良くできます。イメージ的にクラスをまとめる学級委員長のような感じですね。ただ、僕の中では明確にはないんですけど候補生のリーダーは町田さんで、馬場は副リーダーだと思っています。」
撮影現場での雰囲気はいかがですか?
「町田さんをはじめとして、いい意味ですごく男くさくて暑苦しい現場です(笑)。これからドラマの収録、話数が進むにつれて良い関係になっていけばと思います。役者さんやスタッフさんの空気感も良いので、これがさらに良くなっていけば嬉しいです。」
国生宙役の町田さん、八女教官役の北村一輝さんたちの印象はいかがですか?
「町田さんとは一番お会いしています。年齢が僕とは少し離れているんですが、それを感じさせない方です。僕がそうしてしまっているのかもしれませんが(笑)、町田さんもフランクに接することが出来るようにしてくださっているんじゃないかと思っています。北村さんも、僕たちにたくさん話しかけてくださるのでありがたいです。あと、佐藤寛太くん(荒井竜次役)がすごくうるさくて(笑)。僕は4回目の共演なので、仲良くさせてもらってるんですけど、場を和ませてくれる寛太くんの存在は大きいです。」
最後に視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。
「すごく熱い作品なので、キャスト&スタッフ陣の熱量を感じて欲しいです。そして、僕たちが演じる候補生はそれぞれがいろいろな過去を抱えているんです。そんな自分自身の壁に立ち向かっていく姿は、今の若者だけでなく大人の方々にも響くんじゃないかな?と思います。これから何かに挑戦してみたいという気持ちも芽生えるかもしれません。ぜひ、放送をご覧ください。」

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