わたしの宝物

10月17日(木)スタート 毎週木曜よる10時放送

ストーリー

わたしの宝物 神崎美羽(松本若菜)、神崎宏樹(田中圭)

神崎美羽(松本若菜)は、いつも自分を助けてくれた冬月稜(深澤辰哉)が、大切な人たちを守れなかったことに本当は傷ついていて涙を流す姿に、寄り添おうと手を伸ばす。そのぬくもりを感じた冬月は、思わず美羽を抱きしめてしまう。そして、優しく抱擁しあう2人の姿を、美羽の親友・小森真琴(恒松祐里)が目撃してしまう。動揺し、足早にその場を離れる真琴。その一方、美羽が帰宅すると、夫・神崎宏樹(田中圭)が「おかえり」と温かく迎えてくれて、娘の栞と3人のこの場所を大切にしなければと再認識する。

そんな中、二人が不倫関係にあるのではと疑う真琴は、美羽の母・夏野かずみ(多岐川裕美)が一時退院して美羽の家で行われる食事会に訪れる。そこには美羽と宏樹の絵に描いたような幸せな家庭があり、離婚をしている真琴はその状況をみて羨ましさと複雑な気持ちが募る。

わたしの宝物 神崎宏樹(田中圭)
わたしの宝物 神崎美羽(松本若菜)、神崎宏樹(田中圭)

冬月は、亡くなった同僚・下原健太 (持田将史)がよく通っていた児童養護施設に訪れ、そこで下原の弟・隼人(西垣匠)に会う。冬月の人柄に触れ、隼人は少しずつ心の靄を晴らしていく。

一方、真琴は美羽をランチに誘い、美羽の目をまっすぐ見て伝える。
「私、美羽さんのこと信じてますから…ちゃんと話してくれるって―」。

わたしの宝物 冬月稜(深澤辰哉)
わたしの宝物 小森真琴(恒松祐里)
バックナンバー

神崎美羽(かんざき・みわ/松本若菜)

かつてはバリバリ働いていたものの、苦渋の決断をし、仕事をやめて家庭に入った女性。しかし、多忙な日々の中で夫・宏樹との愛はすでに冷め切っており、モラハラまがいの厳しい言葉を受けるように。外では“理想の夫”を演じて、家では辛く当たる宏樹に耐えながら、かごの中の鳥のように毎日を送っていた時、かつて密(ひそ)かに思い続けていた幼なじみ・冬月と偶然再会して…

神崎宏樹(かんざき・ひろき/田中 圭)

美羽の夫。大手商社に勤める優秀な会社員で、人当たりがよく部下からも慕われる存在。しかし、外向きには“理想の夫”を演じる一方で、家庭では美羽にキツく当たり、モラハラまがいの発言をたびたび浴びせている。かつては美羽のことを愛していたが、仕事に忙殺されていく中で心がすれ違っていき、彼女に無関心になってしまった。そんなある日、宏樹の行動がきっかけで、美羽が「托卵」という決断を下すことに…

冬月 稜(ふゆつき・りょう/深澤辰哉)

美羽の中学時代の幼なじみ。優しく面倒見の良い性格で、彼女が辛い思いをしていると必ず現れて寄り添ってくれる、心のより所のような存在。数十年後、再び美羽と巡り会ってもその性格は変わらず、傷ついた彼女の心にぬくもりを与えるように。学生時代から想いを寄せていた2人は、「心のつながりだけで十分」と決して一線を超えることはなかったが、やがて美羽に起きたある出来事によって一夜だけ関係を持ってしまい…

夏野かずみ(なつの・かずみ/多岐川裕美)

美羽の母親。女手ひとつで美羽を育てたことから、「不自由な思いをさせた」と負い目を感じながらも、優しく娘を見守っている。現在入院中。

小森真琴(こもり・まこと/恒松祐里)

美羽の会社員時代の後輩で、年の離れた親友のような存在。4歳の息子を育てるシングルマザーでありながら、念願だった雑貨屋をオープンさせ、一人で経営している。美羽の良き理解者であり、宏樹のことを「推し」と言うなど、憧れている一面も。

浅岡忠行(あさおか・ただゆき/北村一輝)

宏樹がとあるきっかけで訪れる喫茶店のマスター。

水木莉紗(みずき・りさ/さとうほなみ)

冬月が経営するフェアトレード会社で働く事業パートナーの女性。同僚の冬月や下原健太(持田将史)と、時にぶつかりながらも熱心に働いている。密かに冬月に想いを寄せていて…