Introduction

本作は2018年から「BE・LOVE」(講談社)にて連載されたモリエサトシによる同名漫画が原作のジェットコースター・クライムサスペンス&ラブドラマ。主役の内田海利を演じるのは、ミュージカルを中心にドラマ・映画でも活躍する古川雄大。ヒロインは女優歴13年目となる山谷花純。
その他、堀井新太、長谷川純、ダンディ坂野、喜多乃愛、佐津川愛美、橋本マナミ、飯田基祐が花を添える。また、本作のために古川雄大が書き下ろした自身初のドラマ主題歌にも注目。
大学生の理世がアルバイト先で、両親の離婚のため生き別れになった兄に似た面影を持つ海利という青年に出会うところから始まる。眠れないという海利に肩を貸すうちに理世は海利に惹かれていくが、あるきっかけで海利は殺人犯なのでは?という疑惑が・・・。
毎話ラストに衝撃の事実に驚愕し、次の話が気になってすぐに観たくなる、まさにジェットコースター・クライムサスペンス&ラブドラマとなっていますので、是非ご期待ください!!
第1話 恋した相手は、殺人者!?

大学生の木崎理世(山谷花純)は、アルバイト先で幼少期に離れ離れになった兄に面影の似た内田海利(古川雄大)と出会う。眠れないという海利に肩を貸すうち、理世は、海利に惹かれていく…。
しかし、海利のアパートで見てしまった日記には「人を殺した罪からは逃れられない」という文章が…。
第2話 初恋と絶望

海利が人を殺したかもしれない。そんな疑いを持ちながら海利のアパートを出る理世。名前を呼ばれ振り返ると、そこには日記を持った海利の姿が。「俺があいつを殺したのは…」そう言った海利に怯え、理世は慌てて逃げ帰る…。
第3話 恋しい兄を殺したのは最愛の人

アルバイト先を無断欠勤した理世。心配になった海利は、理世のマンションを訪れる。そこには茫然とした姿の理世が。「お兄ちゃんいなくなっちゃった」という理世に対し、とにかく休もうと部屋に入る海利。2人で布団に入り、眠る。理世は海利にそばにいてほしいと話す。そして、やらなきゃいけないことがあるからと、2人で海利のアパートへ向かう。そこで明らかになる衝撃の真実とは…。
第4話 憎ませて

立花(堀井新太)に警察手帳を突き付けられた海利。海利のことがバレたのかと思ったが、家出中の女子高生に似た子がアルバイト先のカフェにいたので、話を聞きたいとのことだった。しかし、女子高生は若い男たちに連れて行かれそうになる。今すぐには対処できないという立花を無視して、女子高生を助ける海利。そのただならぬ様子の海利を見て、立花が「何に怯えてるんだ?」と聞くと、海利は自分の過去について話し始める…。
第5話 束の間の幸せ

身も心も結ばれた海利と理世。幸せなひとときが流れる。一方その頃、海利を怪しんでいる富山県警の刑事・佐久間(飯田基祐)が訪れる。佐久間は海利に2年前富山で見つかった遺体の似顔絵を渡し、徳本正己(長谷川純)ではないかと尋ねるが…。
第6話 愛ゆえに

正己は理世の兄だった…。自分は理世の兄を殺してしまった…。その真実に気付いてしまった海利。海利は立花に「犯罪の被害者は何を望むのか」と聞く。それに対して「一番望むのは現状の回復」と答える立花。理世と立花が楽しそうに話しているのを見て、海利はあることを決意し…。
第7話 忍び寄る影と一筋の希望

海利の手紙を読み、急いで海に引き返す理世。そこには倒れている海利の姿が…。救急車に乗りたかった理世はとっさに兄妹とウソをつき、海利は「徳本正己」として治療を受けていた。一方、DNA鑑定の結果が分かり、遺体と理世は兄妹ではないと証明された。しかし、その結果に立花は納得が行かず…。
第8話 家族のカタチ

無理矢理、立花にDNAを採取されそうになる理世。間一髪で海利が助けに入る。そして、立花に佐久間から「遺体が徳本正己ではないと証言している人物が現れた」と着信が入る。海利と理世が辿り着いた未来とはー。
古川 雄大さん
この壮大なテーマが一人の女性に襲いかかって葛藤しながら進む展開に、サスペンスとしてもラブストーリーとしても見応えのあるドラマになるよう努めていきたいです。
内田海利は正義感が強く周りから信頼されていますが、大きな闇を抱えている人物です。誰にでも二面性はあると思いますが、隠し通さなければならないもう一つの顔を持って生きる主人公に面白さを強く感じ、物語の展開において重要な部分だと思うので大切にしていきたいです。
そして今回は、主題歌も担当させていただくことになりました。音楽を志した時から自分の楽曲がドラマの主題歌になることが夢でしたので、その願いが叶ってとても幸せです。
人は誰しも、生きていく上で様々な出来事に直面し、傷ついていく中で自分に欠けてしまったものに気付き、それを埋めようとする。
この作品で、海利と理世はお互いに足りない部分を補い合うことで愛を深めていきます。
人は弱い生き物ですが、一人では乗り越えられないことも、愛が大きなエネルギーとなって乗り越え、成長し、生きる糧となっていきます。だからこそ、愛する人の存在を探し求めているのかもしれません。
そんな愛の力と人の儚さを曲に込めました。ご期待ください!
山谷 花純さん
私が演じる理世は、ものすごく純粋で一見かよわそうに見えるんですけど、自分の中で決めたことに猪突猛進なタイプで、人前で涙を見せられるような純粋な感情を持っている子。複雑な家庭環境の中で育った子なのですが、それを感じさせないように、明るく元気に演じました。
作品は、二人の出会いから始まる恋愛模様や成長の過程が描かれています。こんな時代だからこそ、人の事をちゃんと信じてもいいんだと思える作品になっています。ぜひ大切な人と一緒に見ていただきたい作品です
モリエ サトシさん
1年以上も前に完結した作品に光が当たる機会を与えていただいてとても嬉しく思っています。
ドラマの制作に関して私は全くの素人ですので、基本的にプロの方にお任せしています。
漫画は問題のありそうなシーンもあるのでお話が変わることも想定の範囲でしたし、それも面白そうだと思っていたのですが、概ね漫画をなぞる流れでやっていただけるようです。
とはいえ漫画とドラマ、形が違えば違うものになると思うので、私ではない人が作る『私の正しいお兄ちゃん』がどんなものになるのか、とても楽しみにしています。
コロナ禍の中、関係者の皆さま大変だと思いますが、無事完成されることを祈っています
・主演の古川さんについて
俗物的で申し訳ないのですが、漫画を超える美形っているんだな…というのが第一印象です。
とても印象的な目をされていると感じた方なので、特徴的な目を意識して描いた海利というキャラを演じているところを想像してもしっくりきました。
ただ海利はいろいろあるキャラなので、あのシーンとかこのシーンとかやっていいのかな?と心配したりするのですが、理世のように憎みきれない魅力のある海利になるのだろうと今からワクワクしています!