スタンドUPスタート
2023年1月スタート 毎週水曜よる10時
INTERVIEW - インタビュー
スタンドUPスタート 第1話

三星大陽役 竜星涼さん

今回演じるのは『人間投資家』という役柄です。台本を読んだときの感想からお願いします。
最初に、起業家の話だと伺っていたんですけど、自分自身が起業とか投資家というものに対して、ちょっと縁遠いものかなと思ったり、難しいイメージがあったりしたんです。でも、原作マンガやドラマの脚本を読むと、とても身近な存在なんだなと思いました。だから、今回この作品をドラマにすることによって、スタートアップするということが、とても身近で、なおかつ、それによって自分の未来を広げるひとつの手段として良いものなんだと感じてもらえれば嬉しいです。ドラマは、ちょっとコメディー要素もあって分かりやすいですし、そういう意味でもとても斬新で、あるようでなかった新しいドラマになりそうだなと思っています。
三星大陽というキャラクターを演じる上で特に意識することは?
今回は、人間再生ドラマとして、毎回訳アリの人たちを立ち直らせるわけですけど、ゲストとして出てくださる俳優さんとのお芝居になった時は、「目の前の人をどうやって本気で立ち直させるか」という気持ちを意識しながら、ちょっと泥臭くやっていこうかなと思っています。
竜星さんから見た、三星大陽という人物はどういう男ですか?
とても明るく、そして、何より人と人とのテリトリーが近いといいますか、そういう部分が、人が人を動かしていく原動力になっている人物なのかなと思います。
共感できる部分はありますか?
僕は、割と「しゃべると社交的だね」と言われるんです(笑)。大陽ほどズカズカいかれないですけど、でも、いきたい気持ちはあります。相手が受け入れてくれるならば(笑)。
投資家役を演じるにあたって、勉強したことは?
今、日々勉強です。いろいろな本を買いました。起業して1年で終わらない、みたいな本とか。本当に自分が起業する人みたいな感覚になりますよ(笑)。
その中で、印象に残ったこと、発見などはありましたか?
台本にもあるんですけれど、頭でいろいろなことを考えていても、結局、動かすのは人と人の間に生まれる強いエネルギーだったりするんですよね。「目的を見すえて、そこに向かって動く力があれば、どんなことでもできるんだよ」ということだと思います。
今作では、竜星さんが芸能界に入るきっかけともなった反町隆史さん(三星義知役)との共演もありますね。
僕自身、スカウトの方の名刺の裏にあった反町さんの名前を見て、最初は単純に「会える!」という欲の塊みたいな気持ちでこの世界に入ったところもあるので、いちファンだった僕が、フジテレビの主演作で反町さんと共演できるというのは本当に嬉しいです。僕がこのドラマに出演するというのを聞いて、快く「じゃあ、やるよ」と言ってくださったと聞いたので、その男気に感謝しながら……。
実際にクランクインしてからの現場の印象は?
人間投資家の話なのですが、思いの外、アクションが多いかな(笑)。この時期に川に飛び込むかとか、なかなかカラダ使ってるな、と。「そういう話だったっけ?」と思いながら演じています(笑)。でも、そういうシーンがあると、スタッフ含め、みんなのグルーブ感というものができてくるので、凄く良いチームワークだと思います。
竜星さんにとっての一番の“資産”は何ですか?
やっぱり、つながりじゃないですか。今回のこの作品自体、いろいろな縁だったりつながりだったりがあったわけですけど、僕自身も、そして大陽というキャラクターも、そこを大事にしているので。そういう縁やつながりがあることによって今まで種まきしていたものがひとつひとつ実って……いろいろな人が応援してくださったり、以前お世話になった方にもう1回呼ばれたり、ということが増えてきて、それがカタチになってきていると思うので、それは僕にとっての大きな財産だと思いますね。
このドラマも、大きな資産になりそうですね。
そうですね。またこれが、ここで終わらずにさらに広がっていってくれると信じながら演じています。
兄の三星大海を演じる小泉孝太郎さんの印象は?
小泉さんは、兄弟がいらっしゃいますが、僕はひとりっ子なんです。そういう意味では、初めてのお兄ちゃんじゃないですけれど、現場で良い兄弟関係を作れたらいいなと思っています。小泉さんは、誠実で真っ直ぐな、でも自分自身の意志やこだわりは強い方、という印象があるので、お芝居しながら小泉さんの背中を追いかけていきたいです。
座長としてみんなを引っ張っていくわけですが、心構えは?
僕自身、いつも思っていることはひとつで、同じ目的やゴールに、みんなが同じように向き合える、そんな現場にできたらいいなと。僕はどちらかというと引っ張っていくというよりも、みんなで同じ方向に走っていきたいんです。主演だからとかそういうことではなく、みんなが同じようにいい作品を作っていくという気持ちで走っていければ、あとは各々が何をしようが良いんじゃないかな。逆にそうやって各々の考えで自由にやってもらった方が、もしかしたら縦にも横にもっとグッと広がることもあるかもしれないので、そういう部分も素直に受け入れながら、先輩たちとキャッチボールをしていけたらと思っています。
最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
見ていただいたら、その日一日スッキリしてもらえるような、爽快なドラマになっていると思います。現状に満足していないような人は、「自分もここから変わってみよう」と思える、ちょっと背中を押してもらえるような作品になっていると思うので、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。

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