第85回 それぞれの道 ③ ~宮田由佳里~
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 400mm/絞りf 4/シャッター速度1/1600秒)
初めて宮田由佳里選手を観たときの事を今でも覚えている。
(撮影:2010年3月6日/ 川越運動総合体育館)
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●東レアローズ優勝 (2007/08) (レンズ 16mm/絞りf 4/シャッター速度1/500秒)
それはまだ入団前の事だった。端っこで優勝記念写真撮影時、優勝を喜ぶひとりに過ぎなかったが、すでに彼女は東レの一員になっていた。
(撮影:2008年4月6日/さいたまスーパーアリーナ)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 180mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1000秒)
眼がくりっとしていて美人顔、プレーを観る前に綺麗だなぁという印象をもった選手だった。
(撮影:2009年3月21日/ 大阪中央体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
長崎県諫早に生まれ、小学3年生から始めたバレーボールは名門九州文化学園では中心選手として華開いた。
(撮影:2014年4月12日/東京体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 85mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/800秒)
2007年のインターハイではキャプテンとして優勝を飾り、卒業とともに2008年東レアローズへの入団となった。
(撮影:2009年4月3日/ 有明コロシアム)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 200mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/800秒)
そして宮田選手のプレーを観るのは思いのほか早かった。MBとして君臨していた荒木絵里香選手がイタリア・ベルガモに渡った年と重なったからだ。
(撮影:2009年3月21日/ 大阪中央体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 300mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/800秒)
しかしポジション獲得は自らの運と実力によるものだった事はその年の新人賞獲得で証明された。
(撮影:2009年3月21日/ 大阪中央体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 300mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1000秒)
チームV2となる優勝を引き寄せる活躍、デビューを飾った2008/09シーズンの活躍は目覚ましいものがあった。
(撮影:2009年3月20日/ 大阪中央体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 300mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/1000秒)
だが彼女も怪我に泣くひとりになっていた。高校を卒業してすぐの国内トップリーグ、頑張れば頑張るだけ怪我は悪化してしまったのだろう。
(撮影:2009年3月21日/大阪中央体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 85mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/800秒)
彼女は負けず嫌いの努力家と何かで読んだ事がある。
(撮影:2009年4月3日/ 有明コロシアム)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
ずっと美人だと思っていたのは、その眼がいつも真剣そのものだったからなのだろう。バレーボールに対する真摯な姿勢は彼女をより美人に魅せてくれた。
(撮影:2010年4月10日/東京体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
2009/10年シーズン、彼女の膝は彼女を自由にはしてくれなかった。第4レグにようやく復帰して黒鷲旗で優勝。
(撮影:2010年4月10日/東京体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 135mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/800秒)
ガチガチに固めたサポーターが彼女の膝から消える事はなかった。
(撮影:2009年4月3日/有明コロシアム)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
いつの頃からか、私の中の彼女の存在は“美人の選手”に戻っていた。
(撮影:2014年4月12日/東京体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 300mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
2014年6月5日、東レアローズから『宮田由佳里選手勇退のお知らせ』が届いた。突然の事だった。
(撮影:2009年4月3日/有明コロシアム)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
長崎出身者は他県のもの以上に長崎愛を全面に押し出す。そして今年は地元長崎国体が開催される。
(撮影:2014年3月30日/ パークアリーナ小牧)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
宮田選手の場合は東レを離れ、長崎へ帰り、国際大学にて自主練習を行なっていた。
(撮影:2014年3月30日/ パークアリーナ小牧)
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●長崎・宮田由佳里 (レンズ400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
所属チームを離れ、新たなるチームに移籍しないことは、即選手としての資格を失う事につながってしまう。
(撮影:2013年9月29日/ 小平市民総合体育館)
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●長崎・宮田由佳里 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
私自身、長崎人の長崎を愛する意味がここでわかった。
(撮影:2013年9月29日/ 小平市民総合体育館)
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●長崎・宮田由佳里 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
所属を持たない宮田選手を知った県の競技力向上対策課が長崎国際大学のスポーツ専門員としての採用を即決した。
(撮影:2013年9月29日/ 小平市民総合体育館)
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●長崎・宮田由佳里 (レンズ400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
地元、長崎国体開催を前に彼女の所属チームが出来た事になった。
(撮影:2013年9月29日/ 小平市民総合体育館)
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●長崎・宮田由佳里 (レンズ400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
晴れて長崎代表選手として出場出来る事になった。
(撮影:2013年9月29日/ 小平市民総合体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 175mm/絞りf 4/シャッター速度1/1600秒)
噂は憶測の域を出ない。
(撮影:2013年3月6日/川越運動総合体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
ひとつはっきりしている事は、彼女はバレーボールが大好きで、長崎国体に出たかったという事。
(撮影:2014年4月12日/東京体育館)
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●長崎・宮田由佳里 (レンズ400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
長崎がんばらんば国体は10月12日~22日に開催される。
(撮影:2013年9月29日/ 小平市民総合体育館)
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●長崎・宮田由佳里 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
バレーボール成人女子は10月18日~22日に宮田選手の生まれ故郷、諫早を会場としている。
(撮影:2013年9月29日/ 小平市民総合体育館)
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●長崎・宮田由佳里 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
長崎の所属として、地元諫早で、長崎代表としての宮田由佳里選手が再び見れる事になる。
(撮影:2013年9月29日/ 小平市民総合体育館)
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●長崎・宮田由佳里 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
そして長崎国体が終了したら…彼女はまたどこかでバレーボールを続けているだろう。
(撮影:2013年9月29日/小平市民総合体育館)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 85mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/800秒)
バレーボールが大好きで、長崎が大好きで、真面目で美人。
(撮影:2009年4月3日/有明コロシアム)
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●東レ・宮田由佳里 (レンズ 24mm/絞りf 7.1/シャッター速度1/200秒)
どこへ行っても、どこでプレーしても、指導者になったとしても、再び目が離せない存在になるだろう。
(撮影:2014年3月30日/パークアリーナ小牧)
Michi ISHIJIMA(石島 道康)
1966年8月17日群馬県生まれ。1985年からフリーランスフォトグラファーとして活動し、月刊バレーボールをはじめ、2輪・4輪のモータースポーツ誌、芸能、経済誌など題材は多岐に渡る。AFC(アジアサッカー連盟)、Jリーグ・名古屋などのオフィシャルフォトグラファーを歴任。その後オランダ・ロッテルダムに渡り、サッカー、格闘技など欧州を中心に活動する。2012年はロンドン五輪にも赴き、バレーボール女子日本代表の銅メダル獲得の瞬間にもシャッターを切った。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員、AJPS(日本スポーツプレス協会)会員、FIVB(国際バレーボール連盟)公認スペシャリストフォトグラファー、Jリーグ公認フリーランスフォトグラファー。
●公式HP「Michi ISHIJIMA Photographic World」http://www.prideone.net/