第6回 第65回春高バレー決勝 下北沢成徳&星城優勝
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●女子優勝・下北沢成徳高等学校/東京 (レンズ15mm/絞りf4/シャッター速度1/640秒)
表彰式の後の記念写真撮影時に涙はもうない。元気いっぱいの彼女たちを表現するには普通の集合写真ではもったいない。
(撮影:2013年1月13日決勝 対誠英(山口)/所沢市民体育館)
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●熊本信愛女学院高等学校/熊本 (レンズ50mm/絞りf2.8/シャッター速度1/640秒)
木村沙織選手を敬愛するという古賀紗理那選手(背番号10)は、スパイクもサーブも木村選手に似ている。ただ違うのはジャンプフローターサーブのヒットのタイミング。
(撮影:2013年1月12日準決勝 対下北沢成徳(東京)/所沢市民体育館)
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●熊本信愛女学院高等学校/熊本 (レンズ85mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
いつの間にか覚えてしまった熊本信愛女の得点時パフォーマンス。しかし相手のミスと自チームの得点で2種類あるのがわかったのは準決勝であった。
(撮影:2013年1月12日準決勝 対下北沢成徳(東京)/所沢市民体育館)
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●熊本信愛女学院高等学校/熊本 (レンズ200mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2500秒)
今大会は惜しくも3位に甘んじてしまったが、エース古賀紗理那選手はまだ1年生。あと2回のチャンスとともに、全日本に招集される事を楽しみに待ちたいと思う。
(撮影:2013年1月12日準決勝 対下北沢成徳(東京)/所沢市民体育館)
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●下北沢成徳高等学校/東京 (レンズ400mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
今大会決勝までに大きく印象をつけてくれた辺野喜未来選手は2年生。大きな期待を背負いさらなる成長を遂げる。
(撮影:2013年1月12日準決勝 対熊本信愛(熊本)/所沢市民体育館)
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●星城高等学校/愛知 (レンズ200mm/絞りf2.5/シャッター速度1/2000秒)
1本のサーブも1点に結びつく。攻めているのか守ってしまっているのかはその背中でわかる。3セット目、中根聡太選手の攻めのサーブが流れを引き寄せた。
(撮影:2013年1月13日決勝 対大塚(大阪)/所沢市民体育館)
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●星城高等学校/愛知 (レンズ200mm/絞りf2.5/シャッター速度1/2000秒)
バレーボールは流れのスポーツ。男子決勝はまさにそれであった。1本のミスは連鎖し、1本の好プレーは流れを大きく変える。それを最終的に引き寄せられた方の勝利で終わる。
(撮影:2013年1月13日決勝 対大塚(大阪)/所沢市民体育館)
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●星城高等学校/愛知 (レンズ400mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
セッターは周囲をすべて見渡せなければならない。そして経験がものをいうポジション。三冠を経験できた中根聡太選手は2年生、あと1年の高校生活がまだまだ彼の面白さを引き出してくれる。
(撮影:2013年1月13日決勝 対大塚(大阪)/所沢市民体育館)
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●星城高等学校/愛知 (レンズ400mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
常にボールを保持することが許されないバレーボールという競技。許されるのはサーブを打つ前の短い間だけ。その短い間に想いのすべてを注ぎ込む。
(撮影:2013年1月13日決勝 対大塚(大阪)/所沢市民体育館)
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●星城高等学校/愛知 (レンズ280mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
弓なりにそった体勢から繰り出されるスパイクは、相手のブロックを粉砕する。逃げないアタック、頭を使ったスパイクが好きだ。
(撮影:2013年1月13日決勝 対大塚(大阪)/所沢市民体育館)
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●星城高等学校/愛知 (レンズ200mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
セッターからのトスに反応するセンター山内康敬選手が活きるとチームも活気づいた。
(撮影:2013年1月13日決勝 対大塚(大阪)/所沢市民体育館)
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●星城高等学校/愛知 (レンズ14mm/絞りf2.8/シャッター速度1/640秒)
1セット目は星城、2セット目は大塚、そして3セット目はシーソーゲーム。4セット目の流れをつかんだ星城が接戦、デュース振り切りものにした。
(撮影:2013年1月13日決勝 対大塚(大阪)/所沢市民体育館)
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●星城高等学校/愛知 (レンズ15mm/絞りf4/シャッター速度1/1000秒)
胴上げはする方もされる方も仕方がある。される方は身体を起こさないようにしないとうまく上がらない。星城・竹内裕幸監督は正に理想形。
(撮影:2013年1月13日決勝 対大塚(大阪)/所沢市民体育館)
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●星城高等学校/愛知 (レンズ13mm/絞りf5/シャッター速度1/800秒)
インターハイ、国体に次いで三冠を達成した星城の強みは元気と明るさ。引き継ぐ1・2年生もまさにこれ、伝統。
(撮影:2013年1月13日決勝 対大塚(大阪)/所沢市民体育館)
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●下北沢成徳高等学校/東京 vs.誠英高等学校/山口 (レンズ200mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
最終試合となったのは下北沢成徳vs.誠英の女子決勝。力と力、チーム力とチーム力、想いと想い、いろいろなものが交差する。
(撮影:2013年1月13日/所沢市民体育館)
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●下北沢成徳高等学校/東京 (レンズ85mm/絞りf4/シャッター速度1/640秒)
埼玉県所沢市という決勝の地は、少なからず応援の足に影響を及ぼす。しかしその大声援をバックにして勝てるチームにはそれだけの実力がある。
(撮影:2013年1月13日決勝 対誠英(山口)/所沢市民体育館)
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●誠英高等学校/山口 (レンズ15mm/絞りf4/シャッター速度1/640秒)
今大会をこれまで1セットしか落とさずに決勝を迎えた誠英。決勝1セット目を落としてしまうが焦る姿などそこには全くない。
(撮影:2013年1月13日決勝 対下北沢成徳(東京)/所沢市民体育館)
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●誠英高等学校/山口 (レンズ200mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
気持ちのこもったスパイクは絵になり、ブロックもまた然り。気持ちと気持ちの戦いでもある決勝戦に無駄なシーンはひとつもない。
(撮影:2013年1月13日決勝 対下北沢成徳(東京)/所沢市民体育館)
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●誠英高等学校/山口 (レンズ200mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
キャプテン吉田真那美選手(背番号1)と近藤美咲選手(背番号2)はともに3年生。準優勝の悔しさは彼女らの後に続く後輩たちに託される事になった。
(撮影:2013年1月13日決勝 対下北沢成徳(東京)/所沢市民体育館)
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●誠英高等学校/山口 (レンズ400mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
大会を通し、これまで再三に渡って流れをチームに引き込んだ薮田美穂子選手であったが、決勝において1セットを奪う事は並大抵の事ではなかった。しかしまだ彼女にはこれからがある2年生。
(撮影:2013年1月13日決勝 対下北沢成徳(東京)/所沢市民体育館)
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●下北沢成徳高等学校/東京 (レンズ400mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
同じスパイクに跳ぶ3年生の土屋恵子選手(背番号5)は卒業してチームを去り、辺野喜未来選手(背番号8)は新3年生となりチームを引っ張る。これが高校バレーの醍醐味であり寂しさでもある。
(撮影:2013年1月13日決勝 対誠英(山口)/所沢市民体育館)
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●下北沢成徳高等学校/東京 (レンズ15mm/絞りf4/シャッター速度1/640秒)
現役バレーボール選手を含む卒業生、OG達が絶大なる信頼を寄せる小川良樹監督。自ら考えさせ選手の将来を見据えた指導方針。私もすっかりファンになってしまった。
(撮影:2013年1月13日決勝 対誠英(山口)/所沢市民体育館)
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●下北沢成徳高等学校/東京 (レンズ15mm/絞りf4/シャッター速度1/640秒)
開幕前に放送された番組は、このチームの結成から見守り続けていたような気持ちにさせてくれた。想いはつながる。2年生、1年生がこれを引き継いでいってくれると信じている。
(撮影:2013年1月13日決勝 対誠英(山口)/所沢市民体育館)
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●決勝/所沢市民体育館 (レンズ15mm/絞りf4/シャッター速度1/640秒)
準決勝、決勝の地は所沢市民体育館で行なわれた。入場券は完売し当日券は早朝に売り切れた。公式発表入場者数3000人。
(撮影:2013年1月13日決勝 下北沢成徳(東京)対 誠英(山口)/所沢市民体育館)
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●下北沢成徳高等学校/東京 (レンズ200mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
下北沢成徳キャプテン小笹奈津子選手はサーブの時に羽が生えたように見える。左右にボールを揺り籠のように揺らし、天空に放り投げてスパイクと同じフォームで打ち込む。
(撮影:2013年1月13日決勝 対誠英(山口)/所沢市民体育館)
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●下北沢成徳高等学校/東京 (レンズ200mm/絞りf2.8/シャッター速度1/2000秒)
山野辺輝選手はセッターに合わせたスピードでアタッカーに打たせるのではなく、アタッカーを活かせるスピードで出す事ができる2年生。優勝を経験出来た事は今後の大きな自信となる。
(撮影:2013年1月13日決勝 対誠英(山口)/所沢市民体育館)
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●下北沢成徳高等学校/東京
(レンズ15mm/絞りf4/シャッター速度1/1000秒)
優勝校しか歌えない校歌を歌いながら涙する選手たちに、私自身がもらい泣きしそうになった。しかし後ろを振り返ると同校OG大山加奈さんの笑顔でVサインをする姿に涙は流さずに済んだ。
(撮影:2013年1月13日決勝 誠英(山口)/所沢市民体育館)
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●下北沢成徳高等学校/東京 (レンズ15mm/絞りf4/シャッター速度1/500秒)
決勝戦を終え涙した選手たちも、表彰式を控えてはち切れんばかりの笑顔にこちらまで嬉しくなってしまう。
(撮影:2013年1月13日決勝 対誠英(山口)/所沢市民体育館)
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●下北沢成徳高等学校/東京 (レンズ15mm/絞りf4/シャッター速度1/1000秒)
男女優勝校、準優勝校が揃っての表彰式。証拠写真にしないためには多少の犠牲もいとわない。
(撮影:2013年1月13日決勝 対誠英高等学校(山口)/所沢市民体育)
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●下北沢成徳高等学校/東京 (レンズ24mm/絞りf4.5/シャッター速度1/800秒)
キャプテン小笹奈津子選手は最優秀選手賞に輝いた。大会前の番組は彼女を知るきっかけとなり、レギュラー外からMVPに登り詰めた今の彼女をつなげてくれた。
(撮影:2013年1月13日決勝 対誠英(山口)/所沢市民体育館)
Michi ISHIJIMA(石島 道康)
1966年8月17日群馬県生まれ。1985年からフリーランスフォトグラファーとして活動し、月刊バレーボールをはじめ、2輪・4輪のモータースポーツ誌、芸能、経済誌など題材は多岐に渡る。AFC(アジアサッカー連盟)、Jリーグ・名古屋などのオフィシャルフォトグラファーを歴任。その後オランダ・ロッテルダムに渡り、サッカー、格闘技など欧州を中心に活動する。2012年はロンドン五輪にも赴き、バレーボール女子日本代表の銅メダル獲得の瞬間にもシャッターを切った。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員、AJPS(日本スポーツプレス協会)会員、FIVB(国際バレーボール連盟)公認スペシャリストフォトグラファー、Jリーグ公認フリーランスフォトグラファー。
●公式HP「Michi ISHIJIMA Photographic World」http://www.prideone.net/