第1回 V・プレミア2012/13女子開幕戦 激闘の幕開け
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●ブランデージトロフィー (レンズ 50mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/320秒)
1967年日本リーグ第1回大会より優勝チームに授与されている歴史のある優勝杯。勝利の女神を表しているサモトラケのニケ像がモチーフ(2011-2012優勝チーム/東レアローズ荒木絵里香キャプテン)。
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●V開幕は優勝杯返還とともに (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
前シーズン優勝したチームキャプテンよりブランデージトロフィーが返還される事で新シーズンは開幕をする(東レアローズ・荒木絵里香選手/Vリーグ機構・木村憲治会長)。
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●試合前の儀式・東レアローズ (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
各国、各チーム試合前に行なわれるルーティンワークが存在する。東レアローズと全日本女子と同じく選手全員がタッチでつなぎ最後の選手が飲み込む(左から宮田選手、田代選手、
高田選手)。
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●ハイタッチの出迎え (レンズ 200mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2500秒)
ルーティンワークのひとつ。名前をコールされてコートに入ると先に入っているチームメイトがハイタッチで出迎える(荒木絵里香選手、中道瞳選手)。
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●チームの結束 (レンズ 200mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2500秒)
パイオニアレッドウィングスはタイムアウトなどの試合が始まる前に必ず片手を上げて結束を誓う。USAナショナルチームもこのルーティンを行なっている。
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●パイオニア・冨永こよみ (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
元々ウィングスパイカーとして活躍、セッター転向後には全日本にも名を連ねた。打てるセッターは今シーズンキャプテンになっていた。
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●パイオニア・冨永こよみ (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
3本指で上げるセッターと5本指のセッター、どちらが難しいかを尋ねた事があったが答えは後者だった。
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●パイオニア・持丸結美子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2500秒)
サーブを打つとき、まるで大切なものを捧げるかのような優しいトスを上げ、反面右手でのヒットは激しい。
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●パイオニア・20吉田真未 18佐藤円 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
このふたりはともに本職はリベロ。2枚のリベロを敷く事により拾ってつなげる。
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●パイオニア (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
パイオニアレッドウィングスといえば山形、山形といえばさくらんぼ。
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●東レ・中道瞳 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
全日本においても東レに戻ってもそのトスは常に安定をしており、何を撮ったら良いのか迷った時のよりどころである。
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●東レ・濱口華菜里 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
どんな変化球も中心で捕らえる選球眼は生まれながらにして得ているものなのだろうか。
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●東レ・小平花織 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
今シーズンの背番号9番が大きく見えるとき、東レは強い。
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●岡山・栗原恵 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
たとえ跳べなくてもいい、打てなくてもいい、コートに戻って来てくれただけでいい。しかし跳べなかったら、打てなかったらその存在はそこにはない実力世界。
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●岡山・山口舞 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
チーム登録はミドルブロッカー、しかし全日本ではウィングスパイカーとそのマルチぶりは撮影していても勇ましい。
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●岡山・宮下遥 (レンズ 200mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
2009年に加入後、試合で育てられている宮下選手。V初出場で激しいプレーに歯まで折ったシーンを撮影してしまった身としては今後も撮り続けたい。
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●V開幕戦初勝利 (レンズ 200mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2500秒)
2003年のNEC入団以来パイオニア、ディナモ・カザンを経て岡山シーガルズに移籍した栗原恵選手。山形の地、シーガルズで自身Vリーグ開幕戦初勝利に貢献した。
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●デンソー・井上奈々朱 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
デンソーには2人の井上選手が存在する。ともにポニーテールでミドルブロッカー。しかしボールへのアプローチ、タイミングの取り方は全く違う。
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●デンソー・石井里沙 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
2枚替えでの起用から昨シーズンレギュラーに定着をし、第3回アジアカップでは全日本にも選出された今後の注目選手。
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●久光製薬・中田久美監督 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
現在のファンが現在の選手達に憧れを抱くように、私も中田久美選手がアイドルだった。
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●久光製薬・中田久美監督 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
これまでジュニアでの監督歴はあったが、2012年7月Vリーグチーム監督に初就任。Vチームには撮り続けたい監督が多い。
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●久光製薬・座安琴希 (レンズ 200mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
相手サーブが打たれるまでの間、選手はそれぞれ決まった行動で備える。座安選手の場合は左手を腰の位置にまで上げて足は小刻みにステップをとる。
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●久光製薬・岩坂名奈 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
岩坂選手の特徴はサーブを打つ前にグルグル腕を廻す事であったが、いつの間にかなくなり全日本に定着した。ロンドンオリンピック最終選考には漏れてしまったが、全日本のセンターには必ず戻ってくる。
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●久光製薬・長岡望悠 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
サーブを打つ機会が少なかった昨シーズン。しかしそこには数字には現れないものが秘められていた。
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●JT・山口かなめ (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
中田久美監督を撮影しに行って、対戦相手に中田久美選手がいた!と思えるほど、そのトスの上げ方、構え方、喜び方までそっくりに見えてしまった。あとは同じ選手にこれでもかと上げ続けられる強気なトス廻しで中田二世に。
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●JT・山口かなめ (レンズ 200mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
セッターによるツーアタックはタイミングと状況判断によるところが大きく、撮る側も読めることもあればまったくの不意をつかれる事もある。不意をつかれた場合はそのセッターは巧いという印象が勝手に残る。
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●JT・吉澤智恵 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
ディガーとしては明らかに標的とされているが、エースと呼ばれる選手はそれを克服してきた。的にされるにはそれなりの理由があり、ディグからスパイクまでの一連の動作が優越を決める。
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●JT・石川友紀 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
ミドルブロッカーとしてチームの中心として壁となり、昨シーズンもダントツのブロックポイントをあげてきた。今シーズンからはキャプテンも務め、若手とベテランをつなぐ。
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●JT・石原昭久監督 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
ユーモアのセンスは日本バレー界一ではないかと思わせてくれるくらいの楽しさがあり、何かとこちらをハッピーにさせてくれる。昔から怒っている姿を観た事がない。
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●トヨタ車体・矢野美子 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
今シーズン8年在籍したデンソーからの移籍。西尾市と刈谷市の距離以上に見慣れないシャツに違和感を感じつつ、若手中心になったチームを引っ張るには最適な選手なのかもしれない。
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●トヨタ車体・竹田沙希 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
2011年4月に新加入直後の黒鷲旗では若鷲賞を受賞。今シーズンよりキャプテンに就任し、若手に切り替わったチームをまとめている。
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●トヨタ車体・藤田夏未 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
昨シーズンよりレギュラーに定着したがまだ3年目のシーズン。古川学園での第40回春高準優勝は記憶に新しく、今後が楽しみな選手である。
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●トヨタ車体・矢野美子、藤田夏未 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
セッターとミドルブロッカーは、ウィングスパイカー選手達よりもよく話をしている光景を見かける。それだけ重要な背骨なのだろうか。
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●NEC・松浦麻琴 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
流れたディグはネットを越えてしまうとセッターは何もできなくなってしまう。ネットを越える直前、最後に突き上げた拳は凶と出るか吉と出るか。ともに確率50%、ボールは丸い。
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●NEC・近江あかり (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
昨シーズンに新加入し、デビュー戦では最多得点をあげる活躍をみせた。黒鷲旗では若鷲賞を獲得するなど非凡な才能はNEC浮上の要となる
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●NEC・秋山美幸 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
大学5冠の栄光とともにNECに加入して早5年。優秀なセッターが控えていることでチームの層は厚くなる。
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●NEC・大野果奈 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
強打にするか隙間に落とすのか、その決断はシャッター速度程の判断をともなう。
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●NECレッドロケッツ (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
昨シーズンを入替え戦で終えなければいけない屈辱は彼女達を強くした。今シーズン連勝スタートを飾り、昨シーズンの雪辱を果たす。
Michi ISHIJIMA(石島 道康)
1966年8月17日群馬県生まれ。1985年からフリーランスフォトグラファーとして活動し、月刊バレーボールをはじめ、2輪・4輪のモータースポーツ誌、芸能、経済誌など題材は多岐に渡る。AFC(アジアサッカー連盟)、Jリーグ・名古屋などのオフィシャルフォトグラファーを歴任。その後オランダ・ロッテルダムに渡り、サッカー、格闘技など欧州を中心に活動する。2012年はロンドン五輪にも赴き、バレーボール女子日本代表の銅メダル獲得の瞬間にもシャッターを切った。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員、AJPS(日本スポーツプレス協会)会員、FIVB(国際バレーボール連盟)公認スペシャリストフォトグラファー、Jリーグ公認フリーランスフォトグラファー。
●公式HP「Michi ISHIJIMA Photographic World」http://www.prideone.net/