フジテレビパラスポーツ応援サイト
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この度、フジテレビパラスポーツ応援プロジェクト「PARA☆DO!」サポーターとして、お話を頂いたときからずっと考えていました。
僕はパラスポーツのために、音楽でどんなことができるんだろうかと。
今も現実には、ハンデキャップを抱えている方と、そうでない方の間には溝があるように感じます。
だから僕はその溝を、音楽でつなぐ架け橋のようになれたらいいなと思っています。
僕は性的少数者です。今でこそ、それをオープンにし、自分らしく生きる道を選んでいますが、17歳でこのお仕事をさせて頂くようになってから、それが世間に言えず、やはり悩んだ時期もありました。
その後、海外に渡り音楽活動をしながら、様々な人と触れ合う中で、多様性を知り、本当の自分を受け入れ、それを表現できるようになっていきました。
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンンダー)という言葉も今は必要なのかもしれないですが、僕はいずれなくなっていったらいいなと願っています。なぜなら、僕らはみんなH(Human)ですから。
「障害者と一括りにしても、生まれながらにしてハンデキャップを抱えた方、後天的に抱えた方、それだけでも心の持ち様は相当違う」と、リオ・パラリンピックに出場するウィルチェアーラグビー日本代表の池崎大輔選手がおっしゃっていました。
みんな違って、みんな人間。
だからもっとお互いに触れ合って、相手のこと知り、仲良くなって、「ああ、やっぱりみんな人間だよね」と思えたらそれが一番なんじゃないかと。
最初はやはり、どう接していいか困ってしまったり、同情してしまったりするかもしれない。でも少し話して、仲良くなれば、何てことない、みんな人間。
もちろん、何か助けを必要とすることはあるかもしれない。でもそれってみんな同じじゃないのかな。歩くことが大変な人もいれば、心のケアが必要な人もいる。みんな持っているものが違って、それぞれが足りない部分を埋め合って、助け合う気持ちがあればいい。
そして、実際にパラリンピックに出場する選手たちに会って話ができる「PARA☆DO!」トーク×ライブは素晴らしい機会だと思います。まずパラスポーツに興味を持ってもらうことはその第一歩ですから。
僕は人には生きていくため、なくてはならないものがあると思っています。
それは「希望」です。
パラスポーツ、パラリンピックには希望があります。それを必要としてる人がいます。
だから僕は全力でサポートします。
天道清貴