フジテレビパラスポーツ応援サイト
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vol.18
文=金子公一
2016年12月8日
来年1月からあの「北の国から」の脚本家・倉本聰のオリジナル舞台「走る」の全国公演がスタートする。倉本聰は「演劇の感動は、何故スポーツの感動に勝てないのだろう。」そのことをずっと口惜しく考えて来たという。それは流す汗と涙の量の差に違いないと気付いた倉本聰は20年前にこの芝居の原型を作った。
2020年の東京オリンピック、パラリンピックのプレステージ作品として、演出にマッスルミュージカルの中村龍史を迎え、全国オーディションで選ばれたアスリート、役者40名を1年間に渡るトレーニングとワークショップで鍛えあげ仕上げられた倉本聰生涯最終作品として公演される。今回倉本聰は、リオパラリンピックの女子マラソン視覚障害クラス銀メダリスト道下美里選手をモチーフにしたストーリーも新たに書き加えており、パラスポーツの魅力を新たな形で取り上げる手法にも注目したい。
人は何のために走るのか。
何に向かって走るのか。
そもそも人類は何故急ぐこと、走ることを始めたのか。
それは何から逃げる為か。それとも何かを追いかける為か。
この作品は「走る」という意味を追い求めて「時のマラソン」を走り通す過酷な舞台。
倉本聰
『走る』 公演詳細はこちらを↓
http://www.kuramotoso.jp/hashiru2017.html