出雲駅伝の中継テーマソングは、Official髭男dismが2021年8月にリリースしたアルバム『Editorial』に収録されている『フィラメント』。Official髭男dismは島根で結成し、かつては松江のライブハウスを拠点にしていました。
日本の学生スポーツの代名詞ともいえる「駅伝」
10月の出雲、11月の全日本、1月の箱根と続く学生三大駅伝において、
新チームが挑む最初の大一番、それが「出雲駅伝」です。
フレッシュなメンバー、新しいチームで挑むこの大会は、
学生スポーツの醍醐味「年度ごとに新しいチームとなること」を最も感じる大会でもあります。
箱根駅伝での代替わりから9カ月、新しいチームで過ごした時間が試されるこの大会。
風光明媚な「出雲路」を舞台に、学生たちが熱い想いとタスキを繋ぎます!
また、三大駅伝の中で最も距離の短い出雲駅伝は、
レース序盤からスパートをかけていくチームが多く、
各区間で目まぐるしく順位が動く、超接戦のスピード駅伝となることも大きな魅力です。
学生三大駅伝
5.8km
10.2km
9.5km
19.7km
20.8km
23.1km
2024年大会では、直近5大会で最小のタイム差で突入したアンカー決戦を制した國學院大學が、
5年ぶりの出雲駅伝優勝を飾りました。
三冠を狙う各校の監督は「出雲で勝つことが一番難しい」と表現するように、
距離の短さから一つのミスが致命傷となりかねない接戦必至の出雲駅伝。
だからこそ、この大会を制したチームは勢いに乗り、その後の駅伝シーズンでも躍動します。
「出雲路」から始まる2025年駅伝シーズンの幕開けを今年も生中継でお伝えします。
昨年の夏に行われたパリオリンピックに、かつて出雲路を走った選手が多く出場しました。
男子マラソンで6位入賞を果たした赤﨑暁は、拓殖大4年次に1区3位と好走。
また、3000m障害で東京五輪に続いて2大会連続の入賞、
今年行われた東京世界陸上で8位入賞を果たした三浦龍司は、
3年前の大会で2区2位と結果を残しています。
このように、学生時代に「出雲駅伝」を経験した多くの選手が、世界の舞台で躍動しています。
今年の大学駅伝界は例年以上に「“超”がつく戦国時代」です!
三大駅伝開幕戦ならではの“ニューヒーロー誕生の瞬間”をお届けします。
◆ Official髭男dismの皆さんからのコメント
バンドに縁のある地で行われる歴史ある大会なので、起用していただき素直にうれしく、光栄に思います。選手たちが“最後まで諦めず、力を振り絞りチームの襷(たすき)を渡す姿”と、この曲の主人公の“葛藤しながらも仲間が手渡してくれた熱に呼応する姿”はリンクしていると思います。『出雲駅伝』の走路や映る景色は僕らも何度も通ったり見てきたもので、過去に放送を見ながら懐かしさを感じていました。今回もまた地元を見られるのが楽しみの一つです。この楽曲が少しでも選手たちにとっての追い風になればと願っています