2016年11月18日(金) 放送
【ゲスト】松本明子、つるの剛士、大桃美代子
番組調査によると、30代から60代女性の89%が「お尻に自信がない」と回答。20代の頃は、美しいモモ尻だったのに…30代を過ぎる頃からお尻は垂れ始める。
特に多いのが、四角くて膨らみのない「ピーマン尻」。あなたのお尻もピーマンになっているかも!?
加齢によるお尻の変化
加齢によるお尻の変化は、どんな人でも同じ流れ。
最初はハリのあるお尻。それがどんどんお尻と足の付け根にハリがなくなる。
ウエスト周辺のメリハリもなくなり、ヒップトップ(お尻の最も突き出た部分)が下がる。さらに進行するとお尻の側面のお肉がそげて、ヒップが内側に流れる。
お尻が垂れるのは、脂肪のつきすぎだけが問題ではない!スリムな体型の人でも要注意。
それは筋肉のすき間に脂肪が入ってしまった状態=霜降りになってしまうから。
霜降りの脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪とは成り立ちが違う。
”内臓脂肪・皮下脂肪”は摂りすぎた脂肪が身体の中に蓄えられたものだが、”霜降りの脂肪”は筋肉の中で作り出されたもの。
筋肉は肌と同様に定期的に生まれ変わる。筋肉のもとになる「筋サテライト細胞」は、運動して刺激を与えれば筋肉に育つが、運動が足りないと脂肪に育ってしまう。脂肪に育つ筋サテライト細胞が増えると、どんどん霜降り化してしまう!
霜降り化したお尻の筋肉を生まれ変わらせるのには、タンパク質が必要。中でも筋肉細胞を育てるのに最適な栄養素「ロイシン」が含まれるものが良いとされている。しかし、ロイシンを豊富に含む食材にはカロリーが高いものが多いため、食べ過ぎると肥満になったり、疲れやすくなったりする可能性が。
そこで健康院クリニックの細井孝之先生が、カロリーを抑えつつ効率よく毎日ロイシンを摂ることができる食材として勧めるのが、ヨーグルトと卵。1日にヨーグルトは200グラム、卵は1個を目安に摂るのがオススメとのこと。(摂り過ぎにはご注意ください)
★ヨーグルト200g・・・ロイシン820mg 84kcal
★卵1個・・・ロイシン500mg 76kcal
タレ尻に悩む大桃美代子(51)はロイシンを摂るために卵を使ったオリジナル料理「アボカド卵グラタン」を作成。
材料
1アボカドを半分に切り、種を取って塩コショウを振る。
2卵をアボカドの穴に入れる。
3チーズとパン粉を上に載せ、彩りのトマトを周りに並べる。
4200度のオーブンで 焦げ目がつくまで焼く。(10〜15分)
筋サテライト細胞を上手に育てるのに必要なもうひとつの要素は「運動」。歩いたり階段を上がったりする運動がタレ尻解消には良いのですが、今回は自宅で気軽にできるエクササイズをご紹介。
★アップポーズとダウンポーズを、朝晩1セットずつ行う。
1かかとを付けて足を開き そのままかかとを上げる。
2頭の上で両手を合わせ、体全体をまっすぐ上に伸ばして5秒キープ。
3手とかかとを下ろす 。(1〜3を5回繰り返す)
1足を肩幅より開き、つま先は外側に向ける。
2上体を立てたまま、腰をひざの高さまでゆっくり落とす。(1、2を4回繰り返す)
35回目は四股(しこ)のポーズのまま、腰を上下に5回動かす。
※体調を見ながら、無理のない範囲で行なってください。
タレ尻改善生活のルール
大桃美代子(51)と一般被験者3名が3週間の“タレ尻改善”生活に挑戦!果たしてその結果は…?
放送で使用した大桃さんの検証前画像に誤りがありました。正しくはこちらの画像になります。検証した数値に誤りはございません。
黒い部分が筋肉、白い部分が脂肪。MRI画像では、筋肉の中に写っていた白いモヤのようなもの(霜降り脂肪)がほとんどなくなりました!一般被験者3名も「ヒップトップ(お尻が最も突き出した場所)」の高さを測定すると…
4名全員“タレ尻”改善!
30代から60代の女性に聞いたアンケートによると、「年齢より老けて感じる声のイメージ」で多かったのは、「声の低さ」と「かすれ」。この要素が重なると、通称「オジさん声」になってしまうという。
声は、喉の奥にある「声帯」が、肺からの息によって振動し、音になる。「声帯」は、息を吸うときは開き、声を出すときは閉じて振動する。
声は「声帯」の振動数が多いほど高い声になり、「声帯」の振動数が少ないほど低い声になる。この声帯が、加齢とともに変化し、「声老け」が起こるという。
50歳頃までの女性の平均的な声の高さは、240ヘルツといわれる。(240ヘルツは、1秒間に声帯が240回震えるという単位)
50歳頃には、平均200ヘルツ以下になってしまう!(※個人差があります)
「声老け」の方の声帯を見てみると、声帯と声帯の間にすき間が。これでは声帯がしっかり閉じないため、ここから息が漏れて、声がかすれてしまう。
声帯というのは弦楽器の弦のようなもので、ピンと張っていれば、高くてハリのある声が出る。しかし歳を重ねて、声帯の筋肉が衰えたり、声帯の粘膜の潤いが失われると、どんどんハリがなくなりたるんでしまう。また、たるんでしまうと締まりも悪くなり、すき間ができやすい。
ちなみに、女性は加齢とともに声が低くなるのが一般的だが、男性は逆に声が高くなる。(女性は閉経、女性ホルモンの関係が大きい)
1胸の前で手を組み大きく息を吸う。
2両手を左右に引っ張りながら、息をこらえる。
※声帯や周辺の筋肉がしまっている感覚があると思います。それが声帯を鍛え「声老け」改善につながるようです。
310回をワンセットとし、朝昼晩に各1セット。
※無理のない範囲で行なってください。立ちくらみなどが起きたらすぐにエクササイズを中止してください。
さらに、「声老け」の改善効果をあげるには…
もう1つ、声老けの対策で重要なのが“加湿”。喉に潤いを与えることは、声帯の衰えを改善する効果が期待できる。「息ごらえエクササイズ」に加え、入浴中に蒸気をしっかり吸ったり、加湿器などで喉を潤すことで、改善効果をアップできるとのこと。
“息ごらえエクササイズ”には さらなる効果が…?
認知症患者と日々向き合っている、横浜相原病院 吉田勝明院長は、「このエクササイズには、認知症の予防効果も期待できる」と語る。認知症予防に重要なのは、コミュニケーション。声帯が鍛えられれば、声も出しやすくなり、会話もしやすくなる。すなわち、認知症予防につながると考えられるという。
声老け改善生活のルール
声老けに悩む一般被験者3名が3週間の“声老け改善”生活に挑戦!!果たしてその結果は…?
「声が低く、かすれている」と声老けに悩んでいた遠藤さん(57)の声帯を見ると、3週間前はすき間があったが、きっちり閉じるように改善。
息が漏れず、自分でも“かすれ”が減った印象とのこと。
声帯がしっかり閉じていれば 声漏れが減り、声が長く続く。
声帯の振動数(ヘルツ)が増えれば、より高い声が出る。
被験者全員“声老け”改善の兆し!
この番組は専門家の監修のもとに構成いたしました。
番組で紹介した事例は身体の悩みに関する原因とそれに対する解決策の1つです。事例により別の原因・学説があることをご承知ください。
医療行為を試される場合は医師に相談の上ご本人の正しい判断で行ってください。