その原因、Xにあり!

身体のお悩み解決バラエティ 毎週金曜よる7時

おさらい

2016年11月4日(金) 放送

【ゲスト】高橋英樹、浅香唯、天野ひろゆき、床嶋佳子、藤田富

  • 冷え症不眠の原因、『お尻のコリ』にあり!

    冷え症不眠の原因は、「お尻」にあった!

    多くの女性が悩む「冷え症不眠」。ある調査によると、20代から50代女性1万人のうち6割が「冷え症」と回答。別の調査では、冷え症の女性約7割が寝る時に「冷え」で悩んでいるという。

    「冷え症不眠」のメカニズム

    人は夜になると、体を休ませるために脳や内臓の温度を下げて回復を図ります。その時、主に手足の末端の血管から内部の熱を放出。脳などの温度が下がり、ようやく眠りにつく。しかし、手足が冷えている人の身体では、手足の血管から熱が放出されないため脳の温度が下がらず、眠ることができなくなってしまう。

    冷え症不眠のスペシャリスト・伊藤剛先生に聞いたところ、冷え症不眠の原因は「お尻のコリ」にあるという事実が明らかに!
    お尻には梨状筋(りじょうきん)という筋肉があり、この筋肉が凝り固まると、結果的に足が冷えてしまうという。
    梨状筋とは、足を外側に開いたり、姿勢を保つ働きをするインナーマッスル。この筋肉が、パソコンに向かっての作業、ソファでテレビを見るなど長時間同じ姿勢で座ることにより圧迫され、凝ってしまうという。

    お尻のコリをセルフチェック!
    「弥勒菩薩(みろくぼさつ)のポーズ」

    自分のお尻が凝っているのかどうかわからない!というアナタは、このポーズで確認!

    1. 1イスに浅めに座り、片方の足をもう片方の足に乗せる。

    2. 2折り曲げたひざの上に肘を乗せ、5秒間かけて押し下げる。

    3. 3お尻が凝っている人は、ひざを押し下げる時に、お尻に突っ張りを感じたり、痛みが出る。
      そしてひざを水平以下まで押し下げられない。

    なぜ「梨状筋」が凝ると、冷え症不眠になってしまうのか?

    骨盤のそばには、「坐骨神経」があり、坐骨神経の中には下半身の血管の太さをコントロールする「交感神経」がある。その上に覆いかぶさるようにあるのが、梨状筋。
    梨状筋が柔らかいと、坐骨神経と触れ合っても特に問題は無いが、長時間同じ姿勢で梨状筋が凝り固まると、交感神経を圧迫し刺激してしまう。
    →血管を締めてしまい、下半身の血流が悪くなる
    →足先に熱を送り出せなくなる
    体内の熱を放出できず、眠れなくなってしまう!

  • おしりのコリをほぐす!“お尻ボールほぐし”

    お尻ボールほぐしの方法
    1. 1ベッドなどの柔らかい場所に仰向けに寝て、両ひざを立てる。

    2. 2ソフトボールを「臀中(でんちゅう)」というツボの下に置く。
      ※臀中の位置:左右のお尻の中心。目安は、骨盤の下の骨と太ももの付け根のでっぱりを結んだ線を底辺とし、正三角形を描いた時の頂点。

    3. 3ボールを置いた反対側のお尻を浮かせて、ボールに体重をかけてツボ「臀中」を刺激する。

    4. 4寝る前に左右の「臀中」を、それぞれ30秒ほど刺激する。
      ※試される場合は安全な環境のもと体調に留意して行ってください。

    さらにこれを行えば効果的!“つま先から血行促進!足指ストレッチ”

    1. 1イスに座り、右足を左足の太ももに乗せる。

    2. 2右足の指先を左手で覆うように持ちそのまま5秒間ぎゅっと曲げ、指をパッと放す。

    3. 3寝る前に左右の足で5回ずつ行う。

    冷え症不眠改善生活のルール

    • 夜、眠る前に「お尻ボールほぐし」と「足指ストレッチ」を実行
    • 期間は7日間
    • それ以外は普段通りの生活
  • 測定結果!

    50年来、冷え症に悩まされているという山田邦子(56)と一般被験者2名が7日間の“冷え症不眠改善”生活に挑戦!果たしてその結果は…?

    ふくらはぎからつま先にかけ、しっかりと表示されており、「起きている」時間が3ポイント減少。「熟睡」の割合は、約1.5倍に。一般被験者2名も、足の温度が上がり、睡眠の深さの割合が改善!

    3名全員“冷え症不眠”改善!

  • 下半身太りの原因、『子宮冷え』にあり!

    下半身太りの原因は「子宮」にあった!

    大手下着メーカーが、女性の気になる体型の崩れを調査したところ、上半身に比べ、下腹、ヒップ、太もも…と「下半身」が気になっているという。そんな下半身を気にする多くの女性が悩まされているという「下半身太り」。
    その原因は、一般的に言われているむくみや運動不足だけではなく、「子宮冷え」にあった!

    「子宮冷え」とは、子宮に向かって流れる子宮動脈の血流が滞り、冷えてしまうことを言う。考えられる「子宮冷え」になる理由は、仕事や自動車での移動など。

    座っていることが多い生活習慣

    →座っている姿勢によって子宮動脈を圧迫
    →長時間同じ姿勢で座っていることで、ますます血の巡りが悪くなり「子宮冷え」を招く

    模型で見てみると、座ることで子宮動脈が圧迫されているのがわかる。
    男性も他人事ではなく、骨盤内の血流が滞ると、下半身太りの原因になることも!

    超音波エコーで子宮動脈の血流を測定してみると…

    芸人・ゆりやんレトリィバァ(26)のグラフが途絶えている部分は血流が途絶えているということ。さらに、グラフが下に振れている部分は血流が逆行していること。深刻な子宮冷えだとわかりました。
    女優・床嶋佳子(52)はグラフの波に弱い部分が見られ、子宮に血液が潤滑に送られていないため、子宮に冷えの兆候が見られ「下半身太り予備軍」だとわかりました。

    誰でもできる「子宮冷え」チェック

    自分でお尻を触って「冷たい」と感じたら子宮冷えの可能性が!

  • 1日3分!“子宮冷え取りエクササイズ”

    子宮冷え取りエクササイズの方法

    子宮を中心としたお腹まわり、お尻と太もも、ひざ下からつま先まで下半身を3つに分けて、それぞれの筋肉にアプローチして血流を促すエクササイズ。
    上から下まで順番にエクササイズを行うことで、血管のポンプアップにつなげて血流を促します。
    ※試される場合は安全な環境のもと体調に留意して行ってください。

    1. 1. フラミンゴ

      子宮を中心としたお腹まわりの血流を促すエクササイズ

      1. 1脚を肩幅に開き、腕を肩まで上げて横に伸ばす。

      2. 2足を反対側の膝まで持ち上げ、上半身をゆっくりねじりゆっくりと戻す。

      3. 3この動きを左右5回2セット行います。

    2. 2. スケーターキック

      お尻から太ももまでの血流を促すエクササイズ
      ※このエクササイズはイスを使って行います。

      1. 1イスの背もたれに手を置き 足を肩幅に開く。

      2. 2軽く屈伸した後片足を後ろに蹴り、同じように反対側の足も行う。

      3. 3左右交互に30回行います。※つらい方は足を少し上げるだけでもOK。

    3. 3. モグラたたきスクワット

      つま先まで一気に血流を促すエクササイズ

      1. 1足を肩幅に開き 頭の上で手を組む。

      2. 2軽く屈伸した後、かかとを上げて背伸びする。

      3. 3かかとをゆっくり降ろす。

      4. 4この動きを10回行う。

    子宮冷え解消“子宮冷え取りエクササイズ”のルール

    • 朝と夜3つの動きを行う
    • 期間は3週間
    • それ以外は普段通りの生活
  • 測定結果!

    ゆりやんレトリィバァ(26)と一般被験者2名が3週間、予備軍の床嶋佳子(52)は2週間“子宮冷え取りエクササイズ”に挑戦!!果たしてその結果は…?

    ゆりやんレトリィバァの子宮動脈の血流は途絶えている部分と逆流が無くなった!
    床嶋佳子は血液が潤滑に流れるようになった!
    超音波エコーで子宮動脈の血流を検査してみると4名中3名、血流改善が見られました。気になる下半身太りは…?

    ゆりやんレトリィバァの結果
    • 内臓脂肪 : 148㎠ → 111.6㎠(-36.4㎠)
    • 皮下脂肪(太もも): 421㎠ → 419㎠(-2㎠)
    • 皮下脂肪(ふくらはぎ): 94㎠  → 87㎠(-7㎠)
    床嶋佳子の結果
    • 皮下脂肪(ウエスト): -6㎠
    • 皮下脂肪(太もも): -11㎠
    • 皮下脂肪(ふくらはぎ): -1㎠
    • さらに、ウエストは-2.5cm!目に見えてエクササイズの効果が!
    一般被験者は皮下脂肪が減少!
    • 石川さん(39) ウエスト:-49㎠、太もも:-23㎠、ふくらはぎ:-9㎠
    • 大月さん(36) ウエスト:-21㎠、太もも:-10㎠、ふくらはぎ:-7㎠

    オンエアではゆりやん、石川さん、大月さんの3名は太もも、ふくらはぎのサイズは太くなってしまっていたが…先生によるとこれは「脂肪が減り、筋肉が増えたことによる一時的な変化」で、このままエクササイズを続ければサイズダウンが目指せるとのこと!

    被験者全員“下半身太り”改善の兆し!

この番組は専門家の監修のもとに構成いたしました。
番組で紹介した事例は身体の悩みに関する原因とそれに対する解決策の1つです。事例により別の原因・学説があることをご承知ください。
医療行為を試される場合は医師に相談の上ご本人の正しい判断で行ってください。