知ってるワイフ

Interview#04 剣崎 沙也佳役 瀧本 美織さん

『知ってるワイフ』への出演オファーを知られた時の感想は?
「純粋にすごくうれしかったです。大倉(忠義)さんとは6年前に兄妹役で共演させていただいたのですが、その時の私の役はほとんど昏睡状態で、お兄ちゃんとは会話を交わすシーンがなかったので、今回は妻役としてお芝居させていただけるのがすごく楽しみになりました。」
実際に大倉さんとお芝居されていかがでしたか?
「大倉さんは、とても柔らかい雰囲気を持っていらっしゃって、うそがなく正直というか素直なところがすごく気持ちの良い方だなと思います」
台本を読まれた時の感想は?
「いろいろな要素がギュッと詰まっていて、ラブストーリーでありながらヒューマンで、ファンタジーの要素も入っています。韓国の原作ドラマも見たのですが、人生丸ごと愛おしくなるような温かい気持ちになれる作品だと思いました。今回の台本も同じように、人生の大切な瞬間がたくさん散りばめられていて、キュンとなったり、切なくなったり、いろいろな気持ちになりました」
演じられる沙也佳はどのようなキャラクターですか?
「沙也佳は欲求に忠実で、言い淀(よど)む事がなく何でもスパスパと言うので、気持ち良いくらい本能のままに生きている女性だと思います」
沙也佳に共感できるところは?
「他人から“令嬢”という先入観で見られてしまう葛藤や、本当の自分とは?という沙也佳の悩みに共感しました。また、沙也佳の抱えているそんな思いを大事に演じたいと思いました。普段は天下無双の女王というと言い過ぎかもしれませんが(笑)、怖いものなしに見える沙也佳にもやっぱり寂しくなる時もあると思います。」
元春はタイムスリップして今を変えようとします。もし、瀧本さんがタイムスリップして今を変えられるとしたら?
「小学生の頃です。公園にぶら下がって回る遊具があって、頭から地面に落ちてしまったんです。気をつけないとダメだよって、その遊具で遊ぶ前に戻りたいです(笑)。」
本作のようなタイムスリップが盛り込まれたファンタジーはお好きですか?
「大好きです。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など、夢がありますよね!人生を行ったり来たりして何度もやり直してみたいのは、誰もが絶対に一度は思った事があるのではないでしょうか?でも、『知ってるワイフ』にも過去を変えたから必ず良い方向に転ぶわけではないということ、人生は一度きりだから面白いんじゃないか?という事も描かれていきます。」
沙也佳を演じられて、印象に残ったシーンはございましたか?
「元春だけではなくて、みんなでキャンプに行くシーンです。そこで初めて、みなさんと対面して、沙也佳が急にお嬢様ぶりを発揮するんです。そうしたら、(広瀬)アリスちゃんが“沙也佳さん振り切ってて、逆に可愛い”と言ってくれて(笑)。ああ、沙也佳は振り切れてて良いんだ!と思えた瞬間でした。」
沙也佳はチェロも弾きます。
「今まで触れた楽器の中で、チェロは一番難しかったです。弦楽器は初めてで、左右の手で別々の動きをしなくてはならないので、最初は難しかったです。でも指導してくださった先生の教え方がとても上手で、教わった通りに真似するだけで、少しずつ日々上達出来ました。ドラマでは、誰もが聞いた事のあるスローな曲とアップテンポの曲を実際に弾いて2曲披露させていただくので、演奏シーンにも注目していただきたいです。」
最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
「人生の切なさや、周りの人の大切さを感じたり、改めていろいろなものを感じさせてくれるドラマになっていると思います。ぜひ、みなさんもご自身の人生と照らし合わせて、楽しくご覧いただけたらうれしいなと思います。」

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