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門脇麦さんインタビュー
雪村京花役

本作への出演を知られた時の感想は?

「漫画原作の作品にオファーをいただく機会はそんなに多いほうではないので、純粋にとてもうれしかったです。そして、何と言っても今回は、プロデューサーと総合演出の方が『ミステリと言う勿れ』のチームだったので、これは期待に応えられるように頑張らなきゃいけないなという気持ちになりました。」

原作は読まれましたか?

「今回のお話をいただいてから読んだのですが、私が演じる京花は大変な役だなと…。まずは、大学生に見えるようにスタッフの皆さんのお力をお借りしつつ…(笑)、自分でも頑張りたいと思っています。実は、ストーリー的に私の苦手な分野なんです…。私なら恐る恐る見るようなシーンもあるので、自分がそういったシーンに直接関わることがないといいな、と思っています(笑)。こういった作品を映像でどこまで表現できるのかは、一視聴者として楽しみです。」

では、ドラマ用の台本を読んでみて、いかがでしたか?

「台本は、原作にあるサスペンス要素をすべて落とし込みつつも、より整理されている印象がしたので、ドラマになったときにとても見やすいのではないのかな、と感じています。」

演じられる京花はストーリーでもキーマンとなるキャラクターです。

「クランクインして間もないので、どのように演じるかについてはこれからいろいろと探っていけたらいいなと思っています。京花が持っているさまざまな顔のどこを前面に出して、どこを引くかというのは、その都度、監督とディスカッションして詰めていきたいですね。でも、この作品はどのキャラクターも違った顔を持っています。それがストーリーのどんでん返しにもつながっていくので…。原作を読まれた方はご存じかもしれませんが、ドラマで初めてご覧になる方は本当にビックリ、純粋に“わぁーっ!”って物語に引き込まれていくのではないかと思っております。」

では、視聴者のみなさんが最初に京花から受けるイメージは?

「原作では“学校一美人でかわいい”という設定だったじゃないですか。それだけはドラマの京花にはやめて欲しい!と、お願いしました(笑)。私では務まらないと思うので、もう少し違う感じにしてくださいと、最初にスタッフのみなさんにお願いしました(笑)。京花のようなキャラクターは、ある意味、“テンプレ”のような役でもあると思うんです。だからこそ、後半に向けて一人の人間として苦しかったことや悲しかった過去が見えるように心がけて演じていきたいです。単にストーリーを面白くするとか、キャラクターとして面白いだけにならないように作っていかないと、せっかく持っている魅力的な部分がなくなってしまうので、そこは気をつけようと思っています。」

主演を務めるエイジ役の山田涼介さんの印象は?

「山田さんとは映画で一度ご一緒したのですが、同じシーンがなかったので、一緒にお芝居をしたことがないんです。撮影初日から、座長という立場を全うされようとしている姿を目の当たりにし、この作品に対する熱量をひしひしと感じました。以前から山田さんとお芝居をしてみたいと思っていたので、今作でご一緒できて光栄です。これからたくさんお芝居できるのが楽しみです。山田さんは演技、作品に対してすごく真摯(しんし)に向き合っている方だという印象がとても強いので、心強いですし、いい作品を一緒に作っていけるよう、私も頑張りたいと思います。」

最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いします。

「今回の作品はサスペンスです。サスペンスというジャンルは、物語を追ってしまいがちですが、キャラクターそれぞれの“人となり”がぶつかり合って事件が生まれるものだと思います。特に今回は過去に何かを抱えている人物が多いので、単純に事件を追うのも面白いですが、やはり人が何かを経験し、混ざり合うことによって、いろんな物語が紡がれていきます。サスペンスでもあり、ヒューマンな作品だとも思うので、一人一人のキャラクターに思いを寄せたり、一緒に考えたりしてくださったらより面白く見ていただけるドラマだと思います。」

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