志村けんとドリフの大爆笑物語

12月27日 (月)
21:00~23:03放送

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加治将樹、松本岳が
作品への思いを語る

左から)加治将樹、松本岳

昨年3月、日本を代表するコメディアンの一人、志村けんさんが新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎のためこの世を去った。日本中が悲しみに暮れたその訃報は、海外メディアでも取り上げられた。そして亡くなった今もまだ、その人気は衰えることはなく、地上波特番放送やBS放送などで若者からの支持を得ている。

その志村さんの半生を描いたドラマ、『志村けんとドリフの大爆笑物語』を、フジテレビで12月27日(月)21時から放送することがすでに決定。今最も旬な俳優の一人で、先月、雑誌『日経トレンディ』(日経BP社)が選ぶ「2021年 今年の顔」にも選ばれた山田裕貴が、デビュー10周年の節目の年に志村けんさん役を演じる。そしていかりや長介さん役を遠藤憲一、加藤茶役を勝地涼、高木ブー役を加治将樹、仲本工事役を松本岳、荒井注さん役を金田明夫が演じることも発表されている。さらに、厳格だった志村けんさんの父親・志村憲司(しむら・けんじ)さん役には、渡辺いっけい、常に志村さんを応援し続けた母親・志村和子(しむら・かずこ)さん役には宮崎美子、福田組には欠かせない俳優の一人、ムロツヨシもある役で出演する。また、志村さんとは生前、共演の経験のある肥後克広(ダチョウ倶楽部)、親交のあったミッツ・マングローブも出演。脚本・演出は、日本のエンターテインメント界をけん引する福田雄一が手がける。

ドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、いかりやさんの元を訪れ、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)として携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。また、毎週行われていたネタ会議の様子や、徐々に築かれていく加藤との友情も明らかに。そして今まで表には出ることのなかったメンバーとのやりとりや、いかりやさんとの関係など、今回のドラマ化に当たって、取材して初めてわかったことも描かれる。

ドラマには、当時人気を博した『8時だヨ!全員集合』(1969年~1971年3月・1971年10月~1985年/TBS系)や『ドリフ大爆笑』1977年~/フジテレビ系)の懐かしい場面ももちろん登場!『ドリフ大爆笑のテーマ』や『ドリフのズンドコ節』、さらに、「ひげダンス」やメンバー全員による「威勢のいい風呂屋」など名作と言われる数々のコントシーンにも注目だ。なお、撮影はすでに終了している。

日本中に笑いを届け、今の困難な時代に大きな勇気を与えてくれた、志村けんさん。彼の半生を描いた、『志村けんとドリフの大爆笑物語』。是非ご期待いただきたい。

「ドリフ大爆笑」シーンより
左から)山田裕貴、松本岳、遠藤憲一、勝地涼、加治将樹