シャーロック
シャーロック

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アーサー・コナン・ドイルが生んだ原作シリーズには“語られざる事件(=アントールドストーリーズ)”とも呼ばれる、本文中でわずかに言及されながら、その詳細は明記されていない事件が複数存在します。全貌が明かされていないだけに、いまだに原作ファンたちの好奇心をくすぐり続けています。

本ドラマ『シャーロック』は主にそんな“語られざる事件”にスポットライトを当て、東京を舞台にスリリングかつ痛快なテイストでオリジナル映像化に挑戦しています。こちらでは、各話でモチーフとした原作の“語られざる事件”を紹介。原作の内容と照らし合わせながらドラマをお楽しみ下さい。

Episode 06(第6話)モチーフ:『カナリア調教師ウィルソンの逮捕事件』 Episode 06(第6話)モチーフ:『カナリア調教師ウィルソンの逮捕事件』

『ブラック・ピーター』の中で言及されていたもの。ワトソンが、シャーロックが心身ともに最も好調で様々な事件が彼の元に持ち込まれた1895年に解決したとされる事件のうちの一つ。この「カナリア調教師のウィルソン」を逮捕したことで、ロンドンのイースト・エンドの悪の病根を取り除いたとされる事件。

Episode 05(第5話)モチーフ:『マーゲートの婦人事件』 Episode 05(第5話)モチーフ:『マーゲートの婦人事件』

『第二の汚点』の中で言及されていたもの。本編にて、シャーロックは、ヨーロッパ担当大臣から紛失した極秘文書を行方の捜査依頼をされるが、その後、大臣の夫人が動揺した様子でやって来る。実は犯人である彼女は動揺を隠すためにわざと逆光になる椅子を選んで座った。その際、過去に同じように、揺れ動く女性の心理を元に解決したとして触れた事件のこと。この「マーゲート婦人」は、化粧が鼻の部分だけ崩れていたという些細なところから事件を解決したとされている。

Episode 04(第4話)モチーフ:『ジェイムズ・フィリモアの失踪事件』 Episode 04(第4話)モチーフ:『ジェイムズ・フィリモアの失踪事件』

『ソア橋』の中で言及されていたもの。銀行の地下金庫にワトソンの名前で保管された文箱の中にあるシャーロックが過去に扱った事件の関係書類に記載された迷宮入りした事件のうちの一つ。自宅にコウモリ傘を取りに行ったきり、この世から姿を消したジェイムズ・フィリモアという名の人物に関する事件のこと。

Episode 03(第3話)モチーフ:『タンカーヴィル・クラブ醜聞事件』 Episode 03(第3話)モチーフ:『タンカーヴィル・クラブ醜聞事件』

『オレンジの種五つ』の中で言及されていたもの。その事件の依頼人ジョン・オープンショーがホームズを知ったのが、彼の知人のプレンダーガスト少佐が『タンカーヴィル・クラブ』で起きたスキャンダルでホームズに救済してもらったことがきっかけだと話している。ポーカーでいかさまをしたと起訴されたプレンターガストを、ホームズが冤罪であることを見抜き解決に導いたというもの。ちなみに、この『タンカーヴィル・クラブ』は、モリアーティー教授の子分・モラン大佐が所属していたクラブであるらしいことが別の原作内で言及がある。

Episode 02(第2話)モチーフ:『ダーリントンの替え玉事件』 Episode 02(第2話)モチーフ:『ダーリントンの替え玉事件』

『ボヘミアの醜聞』の中で言及されていたもの。ホームズを“唯一出し抜いた女性”として登場するアイリーン・アドラーとの対峙において、彼女がボヘミア王との写真を隠した場所を見つける手段として、ホームズは、ワトソンに発煙筒を投げ込ませて火事だと思わせることで、アイリーンがいち早く飛んで行ったところに写真があると踏んだ。この方法をかつても用いたとホームズが言及した過去の事件の一つとして挙げられているもの。

Episode 01(第1話)モチーフ:『アバネティ家の恐ろしい事件』 Episode 01(第1話)モチーフ:『アバネティ家の恐ろしい事件』

『六つのナポレオン像』の中で言及されていた事件。ホームズが、“馬鹿馬鹿しいほど下らないように思える点も、あえて下らないものはないと言いたい”と、どんな些細な点も重要な手がかりになる可能性を秘めていることを表すために例に出したもので、“暑い日にパセリがバターの中に沈む深さ”という小さな点に注視したおかげで解決に導いたという事件。