シャーロック
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ゆうたろうさんインタビュー レオ役

ゆうたろうさんインタビュー レオ役

ここまで『シャーロック』の撮影に参加してこられていかがでしたか?
「出演が決まった時は純粋にうれしいという気持ちでしたけど、実際に撮影の準備などが始まると少しずつ不安やプレッシャーを感じるようにもなりました。でも、21歳のポッと出の俳優が、影響力のある大きな作品に出演させていただく事はなかなかないと思うので、今は撮影を楽しもうと思っています」
撮影を振り返って印象に残っている回は?
「3話です。レオは各話で衣装の色が違うんですが、3話は黄色でした。衣装だけではなくて、3話は前髪も金髪にしたので、レオとして新鮮に感じる事が出来て楽しかったです。また、3話をご覧になられた方々のSNSなどでの反響も大きかったんです。衣装のブランドや、私服か衣装かを質問されたりして、何か視聴者の方と一緒に楽しめるようになった回だと思います。レオのキャラクターが僕自身、良い位置でいられるようになったと感じました。全国ネットのドラマに出演することが初めてでしたので、『シャーロック』で僕を知っていただけたのもありがたいです。僕のファンは10〜20歳代の方が多いのですが、30〜40歳代の方から“『シャーロック』を見てファンになりました”と言っていただけたし、男性の方にも僕のファッションに興味を持っていただけたのもうれしかったです」
『シャーロック』の放送をご覧になられての感想をお願いします。
「僕が出演するシーンは獅子雄さん(ディーン・フジオカ)かゲストの方とご一緒することが多くて、他のシーンは台本でしか触れていません。なので、放送の半分以上を視聴者のみなさんと同じように楽しんでいます。リアルタイムで見ている時はSNSでつぶやいて、みなさんと盛り上がったりしていました。台本で読んだシーンが映像ではこうなっているんだとか、僕のイメージとは少し違うななど、ドラマの新しい見かたが出来ました。獅子雄さんの見せ場になるバイオリンを弾くシーンからの謎解きは、都内にロケを絞って撮影しているので、“ここ、あそこだ!”と分かるとニヤニヤしてしまいます。台本を読んで面白いと思っていたストーリーが、映像になってワクワク、ドキドキ、ハラハラさせる展開がさらに増している感じがして、“月9”ってやっぱりすごいんだなと思いました」
映像にもこだわりがあります。
「はい。撮り方はそれぞれの監督にこだわりがありますね。また、キャストもレギュラーが5人しかいないのも面白いです。そこに毎回、幅広く豪華なゲストの方々が出演していらっしゃるので、全話通してつながってはいるんですけど、1話1話違う話として楽しめる作品だとも思いました」
レオは、どのような人物と捉えていらっしゃいますか?
「最初に監督とお会いした時、僕の勝手なイメージでレオが着そうな服を着て行きました。そうしたら、僕の服をご覧になった監督が“私服でいいんじゃない?”と言ってくださったんです。僕のイメージとピッタリと合ったのがうれしく、そこからレオの役作りをしたので、作りすぎてしまう事は正直ありませんでした。ただ、レオは見た目と違う鋭い言葉をしゃべったり態度が大きかったりするので、そのギャップが謎めいています。そんなミステリアスな雰囲気を醸し出しつつ、ストーリーの軸となる謎解きとは別のところ、衣装や獅子雄とのアンバランスな感じをほっこりと見ていただければ良いなと。『シャーロック』の登場人物の中では、レオは少し違った位置にいるんじゃないかと思っています」
レオは普段は何をしているか考えられた事は?
「本当に謎ですよね(笑)。獅子雄さんとどうやって出会ったかもわかりません。正直、1話を撮影していた時には回想シーンなどで出てくるのかなと思いましたけど、今のところ何も無く(笑)。僕の想像ではレオはスケボーが好きなので普段はそれで何かをしているのか、または常に獅子雄の依頼を追いかけているのかじゃないのかな。全く別の仕事をしているかもしれませんけど(笑)」
獅子雄を演じるディーンさんの印象は?
「初めてお会いした時に、醸し出す雰囲気、まとわれているオーラが大きな方だと思いました。お話をしていると、常に冷静で本当に獅子雄さんのような方だなと。現場では台本を覚えようとされていたりするのを見たことがないのに、長台詞はもちろん、初挑戦とおっしゃられていたバイオリンをさっとこなすのもすごいです。でも、お話をしていると自らボケてくださったりして、現場を温めてくださいます。そのギャップが、またカッコ良さとしてもプラスポイントになってしまうのが、するいなぁと思います(笑)」
『シャーロック』の原作「シャーロック・ホームズ」シリーズをお読みになられた事はございますか?
「僕は詳しくは知らなかったんですけど、すごく原作が好きな友人に出演を教えたら“すごい!出るんだ。どういう話なのか教えて!”と食い気味に言われて(笑)。友人は僕と同じ年なんですけど、幅広い年代層にファンがいる作品なんだと感じました。また、その時に、ドラマは和製でもあるので『シャーロック・ホームズ』が原作ではあるけど、別のものにしたいとも思いました。レオは原作に登場するストリートチルドレンがモデルになっていたりするので、そういう事は調べて“あぁ、原作の時代にはこういう子たちがいたんだ”と思い、では“月9”の中でレオが出来るのは何だろうと?それが、衣装だったりヘアスタイルにつながっています」
今作は、東京を舞台にしています。ゆうたろうさんの東京と言えばというエリアは?
「僕は17歳の時に上京してきて、お仕事をさせていただいているのですが、やっぱり好きなのは原宿です。事務所も働いているショップも原宿というのもあるんですけど、本当に流行りのモノが集まる場所で、入れ替わるのも早いんです。1週間ぐらいで違うお店になっていたり、無くなっていたりするんです。その目まぐるしい変化に、僕自身が置いていかれないようにプライベートでも通うようにしています」
『シャーロック』もいよいよ最終回を迎えます。演じられているレオを含めた見どころなどをお願いします。
「最終回は今まで張られていた伏線、キャラクターなどが登場します。僕自身、どうなるんだろう?と思っていたのですが、台本を読んで“あっ、こうなるのか!”と衝撃を受けました。この衝撃は視聴者のみなさんにも感じていただけると思います。緊張感あるストーリーになるので、獅子雄は最後の謎を解けるのか?獅子雄と若宮(岩田剛典)の関係は?は、ドラマのファンはもちろん、原作ファンのみなさんも気になるところだと思います。ぜひ最後まで、まばたきせずにご覧ください」

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