2025.03.05
ニュース 22
いよいよ“選挙編”へ突入――
前代未聞、先読み不可能な物語が展開!
「“選挙に勝つ・負ける”
というだけではなく、
その先にあるもっと大切なことまで
描かれていきます」(香取慎吾さん)
選挙当選のためにイメージアップを狙い、義弟の小原正助(こはら・しょうすけ/志尊淳)とその子どもたちと暮らすことになった主人公・大森一平(おおもり・いっぺい/香取慎吾)。初めは「ホームドラマを演じきってやるよ」と高をくくっていた一平でしたが、次第に家族の問題と真剣に向き合うようになり、やがて本気で社会を変えようと立ち上がり――。木曜劇場『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』<毎週(木)よる10時~10時54分>が、いよいよクライマックスへ突入!明日・3月6日(木)放送の第9話より、ついに“選挙編”に突入します。
これまでの“ニセモノ家族編”では、さまざまな社会問題に直面し格闘する一平の姿を通じて、新しい家族の形を問い続け、また日常の問題は政治につながっていることを描き続けてきましたが、第9話から始まる“選挙編”では、よりスケールアップした物語が展開。ホームドラマから選挙ドラマへとジャンルも横断し、最低男がいよいよ選挙戦へ挑む社会派エンターテインメントドラマが繰り広げられていきます。そしてさらに、『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』というタイトルの意味も明らかに!選挙編突入に向けて、主演の香取慎吾さん、脚本を手がけた蛭田直美さんからコメントをいただきました。

香取慎吾さんコメント
これまでは、一平が選挙に出ることを目指している、という前提はありつつも、“選挙ドラマ”というより、“ニセモノホームドラマ”というところを前面に出しながら、いろいろなテーマが描かれてきました。僕も撮影しながら、“なかなか選挙が始まらないな”なんて思っていたんですけど(笑)、いざ選挙編の撮影に入ってみると、自分の中で、選挙へ向けての考え方をしっかりと持てていることに気づいたんです。それはきっと、1話から8話までを通じて、僕なりに社会のことを知ることができていたからじゃないかなと。例えば最近、実際のニュースを見たり読んだりする中で、“この問題って、『最低男』のあの回で扱ったことだよな……”と思い当たることが増えてきて。“じゃあ、この問題を解決するには、こういう風に向き合うべきじゃないか”なんて考えるんですけど、それって結局、一平から教わったことだったりするんですよね(笑)。 とにかく、これから始まる選挙編は、ちょっと変わった方向から、ちょっと変わった切り口で家族や社会を描く『日本一の最低男』という作品の最後を締めくくるにふさわしいものになっていると思います。単純に“選挙に勝つ・負ける”というだけじゃなく、その先にあるもっと大切なことまで描かれていきますので、ぜひ楽しみにしていてください。
プロデュース:北野拓(フジテレビ ドラマ制作部)
日常生活にあふれているさまざまな問題は全て政治につながっていて、個人が解決するには限界がある。“ニセモノ家族編”ではこのテーマを中心に描いてきました。そして、ここからの“選挙編”では、そのことを身を持って感じた主人公がいよいよ選挙へ挑んでいきます。ひとつの連続ドラマで家族ドラマから選挙ドラマへとジャンルが横断し、『日本一の最低男』というタイトルの意味もようやく明かされます。連続ドラマだからこそ可能な、即時性の高い、今の時代に届けたいドラマになったと思っています。脚本・蛭田直美さんの珠玉の物語、主演・香取慎吾さんをはじめとする俳優陣の素晴らしいお芝居を、ぜひ楽しみに見ていただけたらと思います!“選挙編”から見ていただいても十分に楽しめますので、このドラマが一人でも多くの方々に届き、少しでも世の中がより良い方向に向かっていく一助になることを願っています。
脚本:蛭田直美さんコメント
第4、6、7、9、10、最終話(大石哲也さんと共同)の脚本を担当いたしました、蛭田直美と申します。いつも『日本一の最低男』を応援してくださり、本当にありがとうございます!
ドラマは、観ていただけて初めて完成するので、ここまで一緒にドラマをつくってくださって、本当にありがとうございます。あと少しですね。寂しいな。最後まで一緒に走ってくださいね。
選挙編から参加してくださる方も、もちろんもちろん大歓迎です!見つけてくださってありがとうございます。お一人お一人に、“ここまでこんなことがありまして…”と、暑苦しくお話ししたいです。
北野Pから、選挙編の見どころや脚本に込めた思いを、とご依頼いただきました。光栄です。
見どころ、本音を言えば全部です…!
隅から隅まで大切に大切に書いて、つくって、演じていただいているので、その全てを受け取っていただきたい!という思いなのですが、そこをなんとか(と誰にも言われてませんが)がんばって書いてみますね!
<第9話>
本打ちと呼ばれる脚本の打ち合わせで、必ず話すことになる、“どこまで視聴者を信じるか”。
これじゃ伝わらないかもしれない…誤解されてしまうかもしれない…誰かを傷つけてしまったり、ドラマが叩かれてしまうかもしれない…。
私は、“もっともっと信じましょうよ、信じたいです”派です。
もちろん、“わかりやすさ”からは絶対逃げたくないし、誤解を避けたり、誰かを傷つけない努力は必須ですが、それは信じていないのとは違うと思っています。
この第9話から始まる選挙編、今までで一番、とことん観てくださるあなたを信じて書きました。
スタッフもキャストも、全員腹を括って、とことんあなたを信じることに決めました。その意味は、観ていただけたらきっと届くと思います。
つくり手と、観てくださるみなさんの祈りを背負うのが主人公です。私たちの主人公・一平が背負うもの、9話ではまだ全部はお見せできなくて、ここでも多くは語れなくて…でも、どうか、一平を信じていてくださったら嬉しいです。
<第10話>
ご覧いただいている間、みんなのセリフや行動に“ん?どういうこと?”と小さな(ときに大きな)違和感を覚えると思うのですが、どうかその違和感、大切に憶えておいていただけると嬉しいです。そして、もし、もしみなさんの視聴環境や状況が許されるのであれば、最終回をご覧いただいた後、もう一度観返していただけると、とても嬉しいです(もちろんご無理のない範囲で…!)。
<第11話(最終話)>
私ごとで恐縮なのですが、この回はとてもとても大切な方に助けていただきました。敬愛する大恩人の師匠、大石哲也さんです。
私に脚本の全てを教えてくださって、デビューさせてくださって、ここまで連れてきてくださった方です。ご自分のお仕事でスケジュールがぎっしりな中、いつまでも心配ばかりかける弟子を助けてくれました。
大石哲也さんと(そして北野Pもすごくがんばってくれました)一緒につくった最終回の脚本です。
なぜこのタイトルなのか、なぜ香取慎吾さんなのか(他の全てのキャストのみなさんも)、そもそもなぜ一平は…。
みなさんが今まで抱かれただろう“なぜ”の答えを、一つずつ大切に詰め込みました。
長々と失礼しました。最後まで読んでくださったあなたに、めちゃくちゃいいことがありますように!
書きたいのは、いつでも“優しい世界”ではなく、“世界は優しい”です。どうか届きますように。