技術の仕事 特別編

ワールドカップバレー×技術社員

ワールドカップバレー × 技術社員

フジテレビのスポーツ中継といえばバレーボール!!

特に4年に1度の大舞台であるワールドカップバレーは、技術者たちの腕の見せどころ

スポーツ中継を支える技術局社員の仕事に迫りました!

  • 01 制作技術

    中継を手掛ける制作技術 会場の熱狂と臨場感を伝えます

    • テクニカルディレクター

      中島佑馬 制作技術統括部

      制作技術統括部 中島佑馬

      「ワールドカップバレー」の担務と現在の業務

      中島佑馬

      中島

      スイッチャーを担当致しました。スイッチャーとは、カメラやスロー映像など画面を切り替える仕事です。スポーツ全般に言える事ですが、全くリハーサルの無い、生の映像を的確にリアルタイムで切り替え、試合状況や選手の気持ちなど「現場の熱」を、いかに届けられるかがスイッチャーの腕に掛かっています。今回は日本国内のみならず海外への国際映像配信が主でしたので、責任とプレッシャーは大きかったです。

      制作技術統括部 中島佑馬

      入社からのキャリア、現在の主な業務

      中島佑馬

      中島

      2013年度入社。
      入社当時はカメラに配属、スポーツ中継からスタジオ番組まで様々な番組を担当。
      6年目からテクニカルディレクター/スイッチャー(TD/SW)も担当しています。
      現在の主な担当番組は、TD/SWとしてバレーボール中継・柔道中継、カメラマンとしてジャンクSPORTS、FNS歌謡祭、Music Fairなどを担当。

      フジテレビの技術職を志望した理由

      中島佑馬

      中島

      就職活動を通じて、上下の風通しが良く、やるときはやる!というメリハリのついた会社であると感じたからです。実際に人事の方々の対応や会社の雰囲気を感じて、フジテレビで働きたいと思いました。
      また、番組作りへの情熱と細部にまでこだわっているプロ意識は、他局には絶対負けない自負があります。入社してからつくづく実感しています。

      入社後に必要なスキルは?

      中島佑馬

      中島

      コミュニケーション能力が一番大切だと思います。
      また、何にでも積極的に参加する姿勢が大切で、技術やスキルは後からいくらでもついてくると思います。要は気持ちです!

      フジテレビの凄いところ

      中島佑馬

      中島

      若手に大きな仕事を任せてしまうところです!
      僅か4年目にリオ五輪、また平昌五輪のメンバーに、その後もジャンクSPORTSのチーフカメラマン等を担当しました。今思い返せば、こんな若造によくやらせてくれたなと思います。

      フジテレビで実現した夢

      中島佑馬

      中島

      ものすごく単純な事ですが、最初にエンドロールに名前が載った時はとても嬉しかったです。親にもすぐ連絡しました!
      また、「幸せな家庭を築く」も将来の夢です。仕事がうまく行けば家庭も上手くいく、その逆もしかりで、どちらも両立できるよう努力しています。

      学生皆さんへのメッセージ

      中島佑馬

      中島

      就職活動は人生を左右する大きな節目ですので、後悔のないよう全力で取り組んで欲しいと思います。
      私自身が就職活動で後悔したことは、興味のある会社しか見ていなかったことです。全く興味のない業種でも時間の許す限り、聞きに行ってみたら案外気付くことや今後に役に立つことがあるかもしれません。

  • 02 技術開発・IT

    中継を手掛ける制作技術
    スポーツ中継に欠かせない最新技術
    自社開発能力はフジテレビの強み!

    • 配信技術

      天本光一 配信技術推進部

      配信技術推進部 天本光一

      「ワールドカップバレー」の担務と現在の業務

      天本光一

      天本

      今回のWCバレーは、全132試合をライブ配信!中でも日本戦22試合はTV放送と同じコンテンツを別CMに差し替えて配信しました。更には、テレビ放送をより楽しめるよう、天井カメラ、特定選手の追っかけカメラもライブ配信しました。
      その裏では、放送と連動するための配信基盤や、配信遅延を最小限にするシステムを、社員自身が実際に開発・構築しています。デジタル技術を集結させ、テレビ放送に加えスマホ・PCでさらに楽しめるよう、フジテレビは様々な取り組みを行っています。

      入社からのキャリア、現在の主な業務

      天本光一

      天本

      2008年度入社。回線管制部、照明を経て、現在は配信技術推進部に所属。
      回線管制部では、山頂でのアンテナ設置作業から、オリンピック、W杯サッカーでの回線構築まで多岐にわたりました。照明ではドラマ、PV撮影から、音楽番組(念願だった「僕らの音楽」、「FNS歌謡祭」!)を担当。現在はテレビ以外にも動画配信を通じてコンテンツを届ける業務を担当しています。
      入社以来、「こんなにあるのかフジテレビの技術」を絶賛体感中!

      配信技術推進部 天本光一

      フジテレビの技術職を志望した理由

      天本光一

      天本

      学生時にバンドを組みライブ活動をしている中で、「照明ってかっこいいな」という思いがきっかけでした。就職活動の面接でフジテレビを訪れた際、社内の雰囲気、面接官、人事担当との会話の中で、どんどんフジテレビが好きになりました。
      特に技術は職人的なイメージがあり、かっこいいと希望。
      些細なきっかけで入社しましたが、入社後はさらに自分も想像していなかった様々な仕事を経験でき、入社して本当に良かったと日々感じています。

      入社後に必要なスキルは?

      天本光一

      天本

      現在はCS放送の配信と配信専門チャンネルの構築・運用を担当。放送と異なり、主に2名と少人数で担当しており、新しい技術も数週間ごとに更新されます。そのため、常に仕事をしながら最新技術を学んでいます。新規に配信専門チャンネルを立ち上げる際は、初めて全てクラウドで構築するなど、新しいことにもチャレンジできる環境にあります。
      そのため、自ら考え行動でき、更にデジタル技術への興味(実力は二の次!)があることが重要です。また、顔を合わせて話すだけでなく、メール、チャットツールなど多様化する中、やはり重要なのがコミュニュケーション力です。

      配信技術推進部 天本光一

      フジテレビの凄いところ

      天本光一

      天本

      まずは仕事を超えた楽しさがあることです。
      番組制作では多くの人が「より面白く」、「よりかっこよく」という同じベクトルで、それぞれがプロとして取り組み、それが形になった時の一体感、達成感は何物にも代えがたい経験です。そして、先輩、後輩、同期。本当に魅力的で情熱的な人が多く、毎日学び、成長できる環境があります。

      フジテレビで実現した夢

      天本光一

      天本

      学生時代に初めて訪れたブラジルのスタジアムに、18年後ワールドカップサッカーの仕事で訪れることができ、サッカー部時代の夢をかなえることができました。
      また、音楽番組では、自分の好きなアーティストの照明を担当した時が、元バンドマンとして最高の瞬間でした。
      そして、番組最後のテロップに初めて名前が載った際はうれしかったです。親だけでなく多くの友人から連絡をもらい、テレビの影響力の大きさを実感しました。

      配信技術推進部 天本光一

      学生皆さんへのメッセージ

      天本光一

      天本

      また私は面接を受ける際に、この会社で働きたいかを常に意識していました。(面接官を勝手に逆面接)。どんな仕事か?と同じくらい、どんな人と働くか?も重要視していたからです。
      ある方に「無駄な経験なんてない」と言われたことがありました。失敗や遠回りなど、無駄と思われることがあっても、それを糧にすることができてこそ今がある、という意味だと思っています。就職活動においても様々なことを経験してみてください。
      そしてまずは第一歩として、是非フジテレビにエントリーしてみてください!

    • CGシステム

      西野孝夫 デジタル技術運用部

      デジタル技術運用部 西野孝夫

       

      トレースビジョン 西野孝夫

      「ワールドカップバレー」の担務と現在の業務

      西野孝夫

      西野

      中継現場でのCG制作環境を構築しました。得点や選手成績等のデータをクラウドで共有するようになり、これまでとは違った新しいスタイルでCGを制作しました。また、今回は「トレースビジョン」という映像解析を用いた新しいCG演出にも取り組みました。ボールの動きをリアルタイムに解析してその軌道を映像化したり、速度や高さといったデータを数値化したりできるCGシステムです。調整やテストを積み重ね、1年近くかけてシステムを構築しました。

      デジタル技術運用部 西野孝夫

      入社からのキャリア、現在の主な業務

      西野孝夫

      西野

      2016年度入社で現在は4年目になりました。入社して2年間、映像部でVE業務を経験し、今のデジタル技術運用部は2年目です。現在は社内のCG系インフラを管理したり、駅伝・ゴルフ等のスポーツを中心とした中継に参加し、番組制作現場にてCGシステムの運用も行っています。イメージが難しい内容だと思いますが、フジテレビの番組で、テロップやスーパーと呼ばれるものを画面上にトラブルなく出せるように多方面から頑張っています。

      フジテレビの技術職を志望した理由

      西野孝夫

      西野

      就職活動では主にテレビに関係する仕事を志望していました。特にフジテレビは好きでよく見ていましたが、スタッフが映るような場面でもイチ技術スタッフまで楽しそうに番組に取り組んでいるように見えたことが、フジテレビを志望した理由としては大きいです。実際に番組外の業務も楽しい現場が多いです。

      デジタル技術運用部 西野孝夫

      入社後に必要なスキルは?

      西野孝夫

      西野

      CGが今の中心業務ですが、ネットワーク等のIPの知識が必要な場面が多いです。最近はCG業務においても、中継の現場と本社を繋ぐネットワークを組んだり、クラウドを使ったりする場面が多く、知識がない私には勉強の毎日です。最初から専門知識を持っているに越したことはありませんが、指導してくれたり、アドバイスをくれたりする先輩方がこの会社にはたくさんいます。入社してからできることが増えて、非常に充実しています。

      フジテレビの凄いところ

      西野孝夫

      西野

      私のような若手にも任せてもらえる機会が多いところです。入社4年目ですが、ワールドカップバレーはCGの技術チーフとして参加しました。4年に一度の大会であるため前大会からは技術も進歩しており、今回は前大会で使用したCGシステムも更新する部分がたくさんありました。それを構築する段階から任せてもらいました。まだ先輩方に助けてもらったところも多いですが、とても自信になりました。最近は他にも少しずつ大きな案件を任せてもらえるようになってきました。

      フジテレビで実現した夢

      西野孝夫

      西野

      学生の頃から好きで見ていた「FNS歌謡祭」に、CGの技術チーフで参加することができました。初めてスタッフロールに名前が出たのもこの番組でした。両親や友人からも反応があり、テレビ局で働いている実感と達成感を味わうことができました。

      学生皆さんへのメッセージ

      西野孝夫

      西野

      私はテレビが大好きですが、最近は「テレビ離れ」といった言葉も聞くようになりました。そんな状況に対し、番組のインターネット配信やデジタルコンテンツの開発など、従来のテレビ放送から派生した新しい取り組みが既に始まっています。つまり、今はテレビに限らず、様々な技術に関われる機会がフジテレビ内に増えているということです。しかも、それを世界の人たちに届けられるチャンスがあります。様々なものに興味を持って楽しめる場があることがこの会社の良いところだと思います。

    • CxM 視聴者参加型システム

      雨谷祐輔 デジタルコンテンツ部

      デジタルコンテンツ部 雨谷祐輔

       

      CxM シーバイエム

      「ワールドカップバレー」の担務と現在の業務

      雨谷祐輔

      雨谷

      視聴者参加型システム「CxM シーバイエム」(商標登録出願中、以下CxM)を利用した施策を実施しました。今回のCxMの内容は、CM中に表示されるQRコードをスマートフォンで読み取ると、テレビ画面と連動した動画が流れ、その後クイズに答えると車やデジタルギフトが当たるコンテンツとなります。特徴としては、ブラウザベースのコンテンツなので、アプリをダウンロードする手間がいらず、また、フジテレビ独自の抽選システムを利用し、その場でデジタルギフトが当たります。このようなコンテンツやシステムのディレクション・プランニング、実施当日のオペレーションを行いました。

      デジタルコンテンツ部 雨谷祐輔

      入社からのキャリア、現在の主な業務

      雨谷祐輔

      雨谷

      2008年度入社、放送部に配属。送出マスターと放送準備業務に従事。BS4K送出マスター設備構築やBSCS2K送出マスター設備更新に関わりました。
      2015年技術開発部を兼務。ARIB(電波産業会)高度広帯域衛星デジタル放送運用規定を策定。
      2019年デジタルコンテンツ部に異動。CxMや新規デジタル案件のコンテンツやシステムディレクション・プランニングを行いました。同年、総合メディア推進本部も兼務し、テレビ視聴データ取得・分析を技術面でサポートしています。

      フジテレビの技術職を志望した理由

      雨谷祐輔

      雨谷

      あらゆる技術を組み合わせて、新しい仕組み・コンテンツを作り、番組をサポートしたいという理由から技術職を志望しました。
      フジテレビは面白い番組も多く、このコンテンツを番組と掛け合わせることで今までにない、より面白い番組ができるのではないかと思い入社しました。

      デジタルコンテンツ部 雨谷祐輔

      入社後に必要なスキルは?

      雨谷祐輔

      雨谷

      制作チームの要望を吸い上げ、0からと言うよりは既存の技術を組み合わせて要望に沿ったデジタルコンテンツを作り上げていきます。CxMもその1つとなります。
      そのために日頃から新たな技術の情報収集をしています。また、実際に自分でコードを書きモックを作り、制作やエンジニアチームに提案したりもします。新しい技術に敏感で、抵抗がないことは必要なスキルかなと思います。

      フジテレビの凄いところ

      雨谷祐輔

      雨谷

      チームワークと、楽しみながら仕事をしているところと思います。当たり前なのかもしれませんが、他人事とせず、お互いを補完・協力しあう点は素晴らしい点だと思います。仕事が忙しくなると余裕がなくなりがちですが、張り詰める感じではなく、楽しんで仕事をしている印象があります(決して真面目に仕事をしていないわけではありません!)。

      フジテレビで実現した夢

      雨谷祐輔

      雨谷

      「新しい仕組み・コンテンツを作り、番組をサポートしたい」という夢はCxMでまず1つ実現できたと思います。ただし、これまでの放送部や技術開発部で放送の仕組みやフローを学び、経験があったからこそ実現できたと思います。これから総合メディア推進本部での業務を経て、また新たしい仕組み・コンテンツを作っていきたいと思います。

      学生皆さんへのメッセージ

      雨谷祐輔

      雨谷

      学生の頃、趣味程度ですが、好きで新しい技術やAPIを利用してちょっとしたwebコンテンツやホームページ作りをしていました。縁がありフジテレビに入社して、今、番組と連動したwebコンテンツを作り、視聴者の皆さんに少しでも面白い番組、新しい体験を届けるために日々仕事をしています。
      テレビ局の仕事も今や多岐に渡っており、学生時代熱中したこと、自分が好きなことが仕事になるかもしれません。これを機会に自分にあった仕事を探してみてください。

  • 03 放送技術

    届けるまでがテレビの仕事
    事故のない放送には技術者の確かな仕事が光る

    • 回線

      福岡優紀 回線管制部

      回線管制部 福岡優紀

      「ワールドカップバレー」の担務と現在の業務

      福岡優紀

      福岡

      WCバレー現場からの信号は、全て“フジテレビの玄関”であるFOCに入ります。生放送用、海外送り用、インターネット配信用2回線、生CM用(ジャパネット)本線など合計7回線使用しました。それら全てを開催された5会場に渡り管理し、それぞれ適切な相手(スタジオなど)に分配します。また、フジテレビ、会場間の連絡回線を構築する役割や、フジテレビから現場へ映像を送り返す操作、在京各局や系列局への信号分配の対応もしています。

      入社からのキャリア、現在の主な業務

      福岡優紀

      福岡

      入社5年目です。入社1年目から3年目まで報道・情報技術部に在籍。4年目から現在に至るまでは回線管制部に在籍しています。回線管制部では、24時間365日交代制で勤務を回す輪番勤務があり、輪番勤務としては週に3~4日働き、その他イベント業務として格闘技や野球、スピードスケート、春高バレーなどのスポーツ中継を担当しています。またそれ以外に、受信局担当として筑波受信基地を担当しているので、メンテナンス等で筑波山山頂まで登る業務もあります。また昨今増えているIP回線を用いた中継回線構築のために現場に出張する業務もあります。

      筑波山 筑波基地のレドーム
      回線管制部 福岡優紀

      フジテレビの技術職を志望した理由

      福岡優紀

      福岡

      物心ついた時からテレビが大好きで、テレビ局で働きたいという想いがありました。また数多くあるテレビ局の中でフジテレビを志望した理由としては、「空から降る一億の星」というドラマの映像表現が好きで、同じように映像の明暗により内容を表現するようなドラマ作りに携わりたいという想いからでした。また、クリエイターズスクール(当時のインターンシップ)に参加して、実際にフジテレビ技術局員の熱意を肌で感じられたことも志望に大きく繋がりました。

      回線管制部 福岡優紀

      入社後に必要なスキルは?

      福岡優紀

      福岡

      第一級陸上無線技術士の資格を持っていると、受信基地局などの業務に携われますし、昨今IP回線の使用が増えてきているので応用情報技術者の資格などを持っていると仕事に活かすことが出来ると思います。しかし、一番大事なのは資格ではなく何と言ってもやる気だと思います。実際に上記の資格を働きながら取得する方も多いですし、最初は資格が無くてもスキルが無くても、問題ありません。

      フジテレビの凄いところ

      福岡優紀

      福岡

      社員の見た目も、また話題もかなり若く、いくつになってもハツラツと働いているところが凄いです。実年齢を聞くと「えっ!若い!!」となるくらい実際に若いこともあり、大先輩であってもフランクに質問できる職場です。また、民間放送連盟主催の賞も数々受賞しており、高い技術力も評価されています。

      回線管制部 福岡優紀

      フジテレビで実現した夢

      福岡優紀

      福岡

      オリンピックに携わることが夢でした。平昌五輪に音声スタッフとして参加し、極寒の中現地の盛り上がりや、日本人が金メダルを取る瞬間を肌で感じながら仕事ができたことは、とても貴重な経験となりました。フジテレビは若手に多くのチャンスを与えてくれる素晴らしい会社です。また、自身のキャリアの希望を会社に伝えられる制度もあるので、皆さんもたくさん夢を持って面接等で伝えていただければと思います。

      学生皆さんへのメッセージ

      福岡優紀

      福岡

      最近では生放送と同時にコンテンツを配信する事業もあり、多角的な取り組みが益々増えてきているため、若者のフレッシュな思考や意見が重宝されています。皆様の柔軟な思考で、我々と一緒にフジテレビの今後を創造していきませんか?

    • マスター

      菅野亜紀 放送部

      放送部 菅野亜紀

      「ワールドカップバレー」の担務と現在の業務

      菅野亜紀

      菅野

      放送部の業務は、事前に放送進行データを作成してチェックする放送準備業務、送出マスターでの監視です。
      WCバレーは生放送のため放送時間の延長を伴います。番組終了予定時刻の間際になると、制作スタジオから放送延長の連絡が入ります。それを受け、マスターにて番組進行情報を即座に変更し、全国のフジテレビ系列局へ延長の連絡をします。操作が遅れると、試合途中で番組が終了し放送事故に直結するので、とても緊張を伴う仕事でした。

      入社からのキャリア、現在の主な業務

      菅野亜紀

      菅野

      2016年に入社してから現在も放送部に所属しています。
      部内では、2K送出マスター設備の更新プロジェクトに参加。2019年6月に地上波マスターが新設備へ更新されましたが、およそ10年に一度の一大プロジェクトであるため、良いタイミングでこのプロジェクトに参加でき良い経験を積むことができました。下っ端ながらも朝から夕方までメーカーさんと打合せをし、仕様を検討し、それが実物として出来上がっていくプロセスを見れたことは、非常に感慨深いです。

      放送部 菅野亜紀

      フジテレビの技術職を志望した理由

      菅野亜紀

      菅野

      ずばり、雰囲気です!小さいころからフジテレビの番組をよく見て、好きだったのも理由の一つではありますが、学生時代に参加したインターンシップをきっかけに、会社や働いている人の雰囲気を見て、入社したいと強く感じました。
      明るくてうるさくてふざけてて面白くて、うまい表現ができないですが、とにかくこの人たちと働けたら、楽しく仕事ができだろうと思いました。実際、今も楽しく面白おかしく仕事をしています!

      放送部 菅野亜紀

      入社後に必要なスキルは?

      菅野亜紀

      菅野

      放送準備業務では、細やかさが必要です。放送事故になるようなデータになっていないか入念にチェックをしなければなりません。また、編成や営業、系列局と話して調整をすることも多く、簡潔にわかりやすく意思を伝えることも重要です。例えば、マスターでは報道特番に対応することがあります。そういった緊急時にも冷静に判断し、オペレーションする力が求められます。このためにも、設備の仕様をしっかり把握し、日頃から緊急対応の訓練をしています。

      フジテレビの凄いところ

      菅野亜紀

      菅野

      やっちゃえ!という精神がすごいです。マスターというと、放送事故が起きぬよう保守的になりがちな部署ですが、フジテレビマスターは基本攻めの姿勢です。最近は設備が更新されたこともあり、運用を見直しています。仕事の方法を変えるのはハードルが高いですが、とりあえず変えてみてダメだったら戻せばいい、という考えの上、新しい方法を検討し実践しています。こういった場面では、若手が考えたことが採用されることもあるので、年次問わず意見できる風通しの良い職場でもあります。

      フジテレビで実現した夢

      菅野亜紀

      菅野

      マスター設備の更新に関われたことです。就活時代、モノを作るのが好きで設備更新をしたいです!と言っていたものの、知識のない若手が関われるチャンスなんてないと思っていました。メンバー内で一番若手でしたが、「放送技術」(兼六館出版)の記事に担当者として名前が載ったのもうれしかったです。小さい夢だと、社内で大好きなタレントさんとすれ違ったことかなぁ…(笑)

      放送部 菅野亜紀

      学生皆さんへのメッセージ

      菅野亜紀

      菅野

      人と知り合う機会を大切にしてほしいなと思います。きっと、いろんな考え方があることに気づかされると思います。自分の中で当たり前と感じていたことが崩されるなんてことも。固定観念にとらわれず、クリエイティブな思考を持ってください。
      また、いろんな会社を見て、いろんな人を見て、自分に合う場所を見つけて下さい。もしそこにフジテレビが選ばれたらとっても嬉しいです。ぜひ一緒に楽しい社会人ライフを過ごしましょう!

    • 送信

      早見哲平 送信技術部

      送信技術部 早見哲平

      「ワールドカップバレー」の担務と現在の業務

      早見哲平

      早見

      現場で制作された映像は本社のマスターを通り、その信号はスカイツリーに集められ、そこを起点に各家庭のお茶の間に届けられます。我々、送信技術部の担務は、電波を使って関東1都6県の各家庭でテレビを見ることが出来る技術インフラを構築することです。上記エリアにお住まいの全員が、スカイツリーから発射される電波を家のテレビで受信出来れば良いのですが、距離が離れていたり山やビルの影になっていたりすると、電波を受信出来ません。そのために、然るべき場所に中継局を建設し、エリアをカバーする必要があるのです。その数、関東だけでおよそ200局!約4千万人に24時間365日、安定した放送を届けるため日々尽力しています。

      入社からのキャリア、現在の主な業務

      早見哲平

      早見

      今年で入社8年目の30歳、自分のことを若手だからと言い訳することは出来ない年になりました。入社してからの6年間は「VS嵐」等のバラエティ番組や、マラソンやゴルフ、格闘技等のスポーツ番組、「とくダネ」等の情報番組などの音声ミキサーとして制作現場で日々奮闘。そして2年前に現在の送信技術部、言うなれば、制作現場で作られた番組を、各家庭のお茶の間までいかにして電波を使って届けるかを考える部署に異動になりました。関東1都6県、約4千万人がテレビを見ることが出来る技術インフラを構築するために民放・NHKの垣根を越えて協力し、日々精進しています!

      送信技術部 早見哲平

      フジテレビの技術職を志望した理由

      早見哲平

      早見

      私の生まれた街では民放2局とNHKしか映らなかったこともあり、子供のころから沢山フジテレビを見ながら育ちました。加えて、大学生の頃に登山や自転車旅に熱中し、安いデジカメで山頂の絶景や日本中の景色を撮って人に見せるのが好きだったこともあり、「輝く一瞬」を切り取って人に伝える仕事をしたい、と考えるようになりました。そんなこんなで番組制作希望としてフジテレビ技術職を志望し、入社することになりました。シンプルですが、自身の中でブレない理由を持って志望したことはとても良かったと思っています。

      入社後に必要なスキルは?

      早見哲平

      早見

      ジェネラリストであることを求められる時代ですが、やはり技術者なので何かのスペシャリストであると重宝されます。それが無線工学の分野であればテレビ局の技術ではまず申し分ありませんが、IP・ネットワークの分野の知識は近年の機器を取り扱う上では当然必要ですし、例えば中継局を建設する際にも、土地貸借の契約をしたり、アンテナの建設強度を計算したりと、送信の仕事一つでも幅広く色々な経験が生きる場所があります。「これだけは誰にも負けない」という知識若しくは見聞、経験値を持っていること、それを取得するために興味を持つことができることが大事な能力かと思います。

      送信技術部 早見哲平

      フジテレビの凄いところ

      早見哲平

      早見

      ・「これだけは誰にも負けない」を持っている人がとても多い。
      ・同業他社に比べると元気な人(仕事でも飲み会でも)が多い、気がする。
      ・先輩方が、考え方(見た目も)が若くて柔軟な方が多い。若手もバランス感覚が良い人が多い。

      フジテレビで実現した夢

      早見哲平

      早見

      ・海外出張で色々な世界を見に行けた(る)。
      ・何かしらの形で世に自分の名前を残したいという夢が、番組のエンドスタッフロールに名前が流れた際に小さく叶った。地味ですが、最初は本当に嬉しいものです。
      ・スカイツリーのてっぺんに登ることが出来た。

      送信技術部 早見哲平

      学生皆さんへのメッセージ

      早見哲平

      早見

      テレビなんてもう見ない、時代はYouTubeだNetflixだと友人に言われます。確かにそうだな、と思う自分も正直います。しかし、同時に数千万人が見る映像の配信、という面では他のメディアの追随を許しませんし、そのインフラを構築することが出来るノウハウもコンテンツ制作能力もどの業界にも全く負ける気がしません。私自身も常日頃から考えていますが、平成から令和になり、刻一刻と変化していく時代を乗り越えるため、「この時代になぜこの仕事を選ぶのか」という質問に対して、シンプルでもいいので明確な自分なりの答えを用意しておくと良いかと思います。