各部署の仕事内容・
それぞれの役割は？
みなさんの部署の特徴や業務の役割を教えてください。
腰越
ライツ事業戦略部の業務はさまざまですが、番組の商品化や販売などIP事業もそのひとつです。その中で私は『チャギントン』という子ども向けアニメを担当しています。『チャギントン』の日本国内の全著作権、商標権をフジテレビが所有しているので「『チャギントン』のIPをどのように育てていけばよいのか」を日々考えています。
菊竹
イベント事業部の仕事は、さまざまなイベントを企画してヒットさせることです。内容は多岐にわたりますが、自分の“好き”をリアルなイベントに変化させられるのが魅力ですね。
玉井
映画制作部では、ひとつの映画に幅広くかかわれるのが魅力ですね。企画を持ち寄って、新しい企画を作っていくところから、監督や脚本家と打ち合わせをして中身を作っていくところ、そして撮影が終わったら「どんな宣伝にする？」「どんな人に見てほしい？」と宣伝もじっくり考えます。映画が公開されたあとも、DVD・配信・海外での公開など二次利用と呼ばれる段階まで携われるのは映画制作部の醍醐味ですね。
高瀬
アニメ事業部も映画制作部の業務内容に当てはまりますね。取り扱う作品はイチから企画するものもあれば、他社の企画に制作委員として関わるものまでさまざま。また、日本のアニメを海外にどうやって打ち出すのかを考えるのも仕事のひとつです。
加藤
今は映画制作部に異動していますが、その前は編成関連セクションに10年間在籍していました。編成とは主にどの時間にどんな番組をやるかを考える部署ですが、「どうすれば世の中の話題になるのか？」「2次利用、3次利用を展開するには？」「ネットや配信との連携をどうするのか？」と一歩先を見ながら戦略的に業務を行う部署でした。地上波の番組だけではなく、FODで配信される番組なども作る機会をいただけました。
我が部でこそ味わえる特典！
これだからテレビの仕事は
クセになるものとは？
｢我が部でこそ味わえる特典｣や
｢これだからテレビの仕事はクセになる！｣と思う瞬間
を教えてください。
腰越
お客さんとの距離感が近いことでしょうか。『チャギントン』のイベント開催時にタレントのつるの剛士さんをゲストにお呼びしたのですが、小さなお子さんがつるのさんに「ねぇ、テレビからどうやって出てきたの？」と質問していて。子どもならではの視点や感性に驚きました。新しい発見や出会いがあるのは今の仕事の魅力ですね。
菊竹
とってもミーハーなんですが（笑）、普段会えない人に会えるのはやはり業界ならではの醍醐味ですね。アイドルイベントをプロデュースする中で秋元康先生にもお話を伺う機会があり、このように一個人としてだと絶対に会えない超一流のクリエイターの方と関われるのは、とても勉強になります。
玉井
菊竹さんのお話に似ていますが、それぞれの分野のトップランナーと一緒に仕事できるのは大きな魅力です。映画を作るときはアイデアや引き出しをたくさんもっている映画監督や役者さんたちと、宣伝のときにはPRのプロと一緒に作っていけます。普通だったらなかなかご一緒できないプロの方々との出会いは貴重ですね。
高瀬
アニメ制作部なので、仕事中に漫画は読み放題ということが特典でしょうか……（笑）。また、アニメはほぼ同じくらいのタイミングで全世界に向けて配信されるので、放送直後でも多言語からの反応がたくさん目に留まります。反応を追っていて、アラビア語のツイートを発見したことも。アニメを愛する人たちからの声や感想はモチベーションアップに繋がりますし、やりがいも感じます。
加藤
テレビ業界の魅力は、個人では味わえない瞬間に立ち会えることです。編成時代に5年間構想していた『27時間テレビ』が実際に放映されたときの得も言われぬ高揚感は、今でも忘れられないですね。
うっかりやってしまった！
仕事での“失敗”
これまで仕事を通してたくさんの出来事が
あったと思いますが、｢うっかりしてしまった｣
｢失敗した｣というエピソードがありましたら、
話せる範囲で教えてください。
腰越
私はとてもうっかりものなので……メールを急いで打っていて自分の名前を間違えてしまったこともありました。日常の小さな失敗が非常に多いので、気をつけなくては、と日々感じていますね。
玉井
映画制作部に異動して、最初の撮影現場が是枝裕和監督の『万引き家族』だったのですが、その日の撮影内容を子役やその親御さんに説明しようとしたら、スタッフが慌てて止めに入ってきました。是枝監督は子役に台本を渡さずに自然な様子を撮影されるので、事前に情報を伝えてはいけないことになっていたんです。自分が良かれと思ってする行動と、作品のためになることとは違うと気づかされた出来事で、映画づくりの奥深さを痛感しました。
加藤
2年目に入る少し前に、上海の運河を大渋滞させたことでしょうか……。ドラマの会見を船上で行うことになっていたのですが、タイムスケジュールがズレてしまって他の船が混雑する事態に。結果、運河の大渋滞が起こってしまって、あれはとんでもない失敗でしたね。もちろん、めちゃくちゃ怒られました（笑）。
学生のみなさんにメッセージ
最後に、学生のみなさんにメッセージをお願いします。
腰越
これからいろいろな企業を見られると思いますが、今回お伝えしたようにフジテレビは自由な会社です。若手の意見にも向き合ってくれるので、「将来こんなことしたいな」とぼんやりイメージしている夢や目標が実現できる可能性も高いかな、と思います。説明会に参加してくださったみなさんの中から、一緒に働ける方がいるとうれしいです。
菊竹
就活の選考が進む中で「大学時代に何をやっておくべきか」を考える機会もあるかと思います。個人的には、自分のパーソナリティと遠いことを突き詰めておくのがいいのかなと。ギャップがある人は魅力的ですから。
玉井
フジテレビはテレビ局でありながらテレビ局でないくらい、映画はもちろん、さまざまなコンテンツを展開しています。テレビにこだわらなくても、映像が好きな方や新しいことに興味がある人には夢のある職場です。
高瀬
仕事はすべてが楽しくてバラ色なわけではないですが、私たちの世代やポジションの社員は「今の若者が何を考えて、どんなことをしたいと思っているのか」に非常に興味をもっています。フジテレビは良いコンテンツを組み立てて、かたちにしたいと感じている若手に寄り添ってくれる会社です。入社して絶対に損はないと言い切れるので、ぜひ一度トライしてほしいですね。
加藤
ここ最近、テレビ局の状況も変わっている一方、見方を変えればチャンスも訪れているかと思います。一緒にこの先25年、50年を考えられる方とご一緒できたらうれしいですね。
これから選考を控える学生のみなさんにとって、就職活動は人生の大きなターニングポイント。ビジネスプロデュース部門は、さまざまな“好きなこと”が仕事に結びつきます。ひとりでは実現できない大きな夢や目標がある方からの応募をお待ちしています。
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