2021.09.29 WED. UPDATE インタビュー #02

五十嵐唯織役 窪田 正孝さん

このシーズンから、新メンバーとして八嶋智人さん、髙嶋政宏さんが加わります。八嶋さんはシーズンⅠからナレーターを務め、最後にも出演されていますから、厳密には新メンバーではないのですが……。
八嶋さんはの最後に出られて、「あれだけなのかな?」とどこか思っていたんですけど。今や中心メンバーなので、ど真ん中にいると言っても過言ではないくらい、現場で僕らを引っ張っていってくれています。
一方、髙嶋さん演じる新院長の灰島は、冷酷なところもある存在ですが。
威圧感が凄いです、髙嶋さん。ご自身は本当に優しくて、面白い方なんですけどね。灰島院長は、必ずしも敵というわけではないと思うんですが、視聴者のみなさんから見たら僕たちの反対側にいるような存在で、病院内をかき混ぜてくれて、ドラマを盛り上げてくれる存在です。
髙嶋さんは多趣味な方ですから、いろいろなお話もされたのでは?
そうなんです。最近、前室にスピーカーも置かれて、休憩時間は音楽が鳴ったり、オススメのマンガがスラリと並んだり、オススメのお菓子を持ち寄ったり、健康グッズを持ってきたり……髙嶋さんだけではなく、メンバーみんなでそれぞれが良いと思うもの、好きなものを持ち寄っています。
みなさんで、ですか?
そうです。やっぱりスタジオの撮影が多いので、外からのエネルギーをガンガン入れて、風通しを良くしてやっています。
唯織と杏の恋愛模様はどうなっていくのでしょうか?
あまりゆっくり話す時間がないんですよね、多分。2人は忙しすぎるので。どんどん患者さんが来るし、どんどん読影しなきゃいけないし、なので、プライベートな時間がない。「杏ちゃん。杏ちゃん」ってなっている唯織が少ないかも……。
すれ違いが増えている?
だから、きっと後の方に取っておいてあるんじゃないですかね(笑)。「杏ちゃん、杏ちゃん」って、マンガで言うと、シュッとした細い唯織が、いきなりフニャンって絵文字みたいになるじゃないですか。ああいう唯織が、いきなりになってガシってなると僕もちょっとわからなくなっちゃったりするんですけど、でも、そこは思い切って振り切って演じています。でも、このシーズンで決着がつくんじゃないでしょうか?
えっ、そうなんですか?
いや、わからないです(笑)。でも、裕乃(広瀬アリス)もいるし、杏ちゃんを好きな辻村先生(鈴木伸之)の存在もあるので、まだまだいろんなことが起きると思いますよ。
毎回のゲストの方々も含めて、さまざまな人間模様が描かれるのもこのドラマの魅力ですしね。
ゲストの方々が本当に素晴らしい方ばかりなんです!  制作側もそこには力を注いでいるので、1話の中で、気持ちよくその時間を楽しんでもらえたら、という環境をみんなで作るようにしています。
多分、ゲストの方は緊張されるでしょうしね。
そうですね。男性女性、さまざまな年齢の方が参加してくださっていますけど、ほとんどの方は病気を抱えている設定ですし、特に小さい年齢の方とかは緊張していると思います。でも、ウチのチームには子どもの扱いに長けている方とか、あらゆるケースに対応できる選りすぐりのメンバーがいますから。「本当にMRIを撮れ」って言われたら出来ないですが、それ以外のことはできると思います。それくらい才能がある方たちが集まっているので。
そういう鉄壁のチームワークを誇るこの現場で、座長として窪田さんご自身が心がけていることは?
差し入れを絶やさない、ということですね(笑)。今、こういうご時世なので、差し入れにもいろいろな制約やガイドラインがあるので、その中でできることを……。
差し入れを考えるのも大変ですね。
大変ですけど、楽しいですよ。そういう楽しいをみんなで共有した方が、よりチーム感がでるし、その先の何かにつながっていくと思っています。

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