Introduction
鶴亀まよによる同名作の人気BLコミックが待望の実写ドラマ化
子供の頃に将来を誓い合った2人の再会から始まる、純愛スパイスラブストーリー
パワハラ上司にプレッシャーをかけられながら仕事に追われ、眠れない毎日を送るサラリーマン・渡浩国(金子隼也)。彼はある日、どこか謎めいた美しい青年に突然声をかけら
れた。
「結婚まで約束した仲なのに…」
それは浩国が中学生の頃に仲良しだった小学生の深谷甲斐(野村康太)だった。あれから10年ほどが経ち、大人に成長した甲斐が浩国の前に現れたのだ。住む所がなくなったという彼は、浩国の家に転がり込んできて、毎日ご飯を作ることを条件に2人の同居生活がスタート。
ちょっと生意気だけど家事能力バツグンで、浩国の好きなものは何でも知っている甲斐。
仕事で上手くいかず疲れきった浩国は、美味しい料理と居心地の良さに癒されていく。
日々年上の浩国をからかいながらも、自身の愛情をまっすぐに届ける甲斐。一方で、彼が大切な存在と気付きながら、その愛を受け止めきれずにいる浩国。
そんな2人の同居生活にもタイムリミットが近づいていて―。
#1 おいしい同居生活
仕事に追われ、眠れない毎日を送るサラリーマン・浩国(金子隼也)は、ある日疲れ果てて路上に倒れ込んでしまう。
浩国が目を覚ますと、なぜか中学生の頃に仲良くしていた少年・甲斐(野村康太)がそこにいた。
12年ぶりに再会した二人だったが、甲斐は住む所がなくなったと言って、浩国の家へ転がり込む。
翌日浩国が帰宅すると、甲斐が夕食を作って待っていた。「こんなに飯が美味いって思ったの、久しぶりかも」。
毎日ご飯を作ることを条件に、二人の同居生活がスタートする。
#2 焼きそばと夏祭り
浩国(金子隼也)と甲斐(野村康太)が一緒に暮らし始めて3週間が過ぎた。甲斐のおいしい手料理で、浩国はどんどん元気になっていく。
そんな中、浩国はひょんなことから甲斐がお祭りに一度も行ったことがないことを知る。屋台の焼きそばもリンゴ飴の味も知らない甲斐。彼が抱える寂しさを感じた浩国は、ちょうど近づいていた近所の夏祭りに甲斐を誘う。
「楽しみにしてるよ」と珍しく笑顔をみせる甲斐に、当日は張り切って仕事をする浩国だったが、主任の佐藤(岩瀬亮)に急な仕事を頼まれ…
#3 初めての添い寝
仕事で遅れてしまい、甲斐(野村康太)と一緒に祭りに行くことができなかった浩国(金子隼也)。
家に帰ると、甲斐は浩国の好物の焼きそばを買って待っていた。「楽しみなんて作るもんじゃねえな…」と約束を破ってしまったことに落ち込む浩国だったが、怒るそぶりも見せない甲斐の様子に疑問を抱く。
仕事中もずっと甲斐のことを考えてしまう浩国だったが、同僚との何気ない会話から、彼の本当の思いに気付く。
浩国が祭りの埋め合わせをしたいと告げると、甲斐は「一緒に寝てよ」と言い、同じベッドに入った二人。甲斐は、戸惑う浩国をぐっと抱き寄せる。
#4 初恋と酔っぱらいの涙
「ヒロのこと、かっこいいと思ってたから」と、甲斐(野村康太)は子供の頃から好きだった理由を浩国(金子隼也)に伝える。「なんでアイツは俺なんか…」と、浩国には甲斐の想いが理解できない。
そんな中、浩国は会社の飲み会で、頼りにする先輩の金子(入江甚儀)から退職することを知らされ、ショックと疲れで酔い潰れてしまう。呼び出された甲斐は、酔っぱらった浩国をおんぶして家へ帰る。浩国は今の自分が情けなくて、たまらず弱音を吐いてしまう。甲斐は浩国を優しく見つめながら、初めて会った頃のことを語り始める。
#5 二人のタイムリミット
金子(入江甚儀)が辞めて部署のリーダーになった浩国(金子隼也)は、益々忙しくなる。甲斐(野村康太)は、帰れないから夕食は作らなくてもいいと言う浩国を抱きしめ、「やだ、早く帰ってきて」とからかいながらもせがむ。
それでも部下の分まで仕事を背負い込み、更に帰宅できない浩国。すると天津飯、ぶり大根、生姜焼き……甲斐から送られてくる大好物の手料理の写真に、浩国はどうしようもなく甲斐のいる我が家が恋しくなってしまう。
一方甲斐は、ケンジ(北見敏之)がまもなく退院することを知らされていた。甲斐と向き合い始めた浩国の気持ちをよそに、二人の同居生活にタイムリミットが近づいていて―。
#6 日曜日、はじまりの朝
浩国(金子隼也)は自分にとっての拠り所だったという甲斐(野村康太)。それを聞いた浩国は「かわいいな」とふいに口にする。そんな浩国に愛しさが募り、甲斐は思わずキスをする。
しかし甲斐から「次の日曜には出ていく」と告げられ、浩国は戸惑う。甲斐がいなくなった後の日々を想像した浩国は、ようやく彼がかけがえのない存在になっていることに気が付く。「ここにいてほしい」と甲斐を引き留めようとする浩国。だが、人と関わる重さに怯える甲斐はその手を静かに解き、部屋を出ていこうとする。そんな甲斐に浩国は―。
金子隼也さん
渡浩国役の金子隼也です。
原作を読ませていただき、浩国が甲斐に惹かれていく過程の心情がとても丁寧に描かれていて、読み終わった時に人の温かさを感じ、人を愛し、愛されるってこんなに素敵なことなんだなとほっこりした気持ちになりました。
クランクイン前はプレッシャーと不安な気持ちでいっぱいでしたが、甲斐役の野村康太さん、宝来監督をはじめ、たくさんのスタッフさんに支えていただき、のびのびと撮影させていただきました。
浩国は一見ダメダメな人間に見えますが、自分が辛い状況でも周りの人の変化にいち早く気づける、包み込むような優しさをもった素敵な人です。
浩国が甲斐と再会し、甲斐の過去や優しさに触れていくことで、少しずつ人間らしさを取り戻し、惹かれていく心情の変化を是非楽しんでみていただけたら嬉しいです。
野村康太さん
甲斐役を演じさせていただきます。野村康太です。
僕が演じる甲斐は、クールで感情の起伏があまりない中にも甲斐なりの優しさだったり、温かさだったりを兼ね備えたちょっぴり強引な年下クール料理男子です。自分自身の性格とは全く違った役なので、最初は戸惑いもありましたが、浩国役の金子さんと宝来監督とスタッフの皆様に支えられて甲斐という1人の人間として生きることができました。キュンキュンが溢れるラブストーリーでもあり、ほっこりするような心温まる作品でもありますので、ぜひ見て頂けたら嬉しいです!
そして、甲斐の強引な行動に対しての動揺する浩国の姿がとても可愛いので注目してみてください!
原作者 鶴亀まよさん
自分の作ったものを誰かが解釈して新しい形に変えて今まで届かなかった方まで届けてくれる、というのが漫画を描いていて特に幸せを感じることのひとつだったので、実写ドラマ化のお話をいただいたときは本当にありがたかったです。
原作を最大限に尊重してくださる素敵なスタッフ様、キャスト様のお力で生まれ変わったドラマ『パーフェクトプロポーズ』が、これからたくさんの方に愛される作品になりますように!
監督 宝来忠昭さん
まず、原作の素敵なお話に惹かれてしまった私は、どうしたらこの世界観を崩さないようにできるのだろうか?と、ずっと考えていました。でも、そこに浩国役に金子さん、甲斐役に野村さんが演じてくれることになって、すっかりその悩みはどこかにいってしまいました。二人がそこにいるだけで良かったのです。あとは二人の空気感をどう切り取っていくかの撮影だったと思います。
キャストの皆さんとスタッフに支えられて大切に大切に作ったドラマ『パーフェクトプロポーズ』が、一人でも多くの人に見て頂けると嬉しいです。よろしくお願いします!