2017年12月3日(日)放送

「やっぱり人脈が一番大事なんだなぁ」

2017年7月から報道センター“新人”内勤記者となったAsukaです。
“新人”とはいえ、国際取材部(旧外信部)からの移籍で、他の内勤記者よりも
少しおねーさんです。
国際取材部時代は、ノーベル賞にアカデミー賞といった華やかなものから
北朝鮮関連のニュースまで幅広く担当し、
特技はミサイルの種類を見分けること(#^.^#)。

移籍してきて間もない7月の終わり…。
少し特殊な取材を命ぜられました。
その取材とは『刑務所で働く“女性刑務官”の密着』。
受刑者と向き合い、更生を促し、社会復帰を担う刑務官は、
精神的ストレスも大きく、特に女性刑務官は、3年で4割以上の人が
辞めてしまうという、過酷な仕事なんだそうです。

スタッフのひとりごと

ちょうど北朝鮮のミサイル“火星12型”が日本を飛び越えた8月29日。
下見を兼ねた打ち合わせのため、岐阜県にある女性刑務所を訪問しました。
まっとうな人生を歩んでいれば、決して足を踏み入れることはない『刑務所』。
受刑者は一見すると罪を犯したようには見えない普通の人でした。

実際の『刑務所』を訪問し、取材するにあたって
そこで働く刑務官はどんな表情で、どんな気持ちで受刑者と向き合っているのかを
映像でうまく撮影できるのか。
そもそも、カメラを向けてもいいのか、放送してもいいものなのか…。
さらに、受刑者の人権に配慮しなければならないので、 通常の取材とは異なります。
下見を終えて、打ち合わせも重ね、色んなアドバイスを受けましたが、
正直、頭を抱えていました。

そこへ、系列局の東海テレビ・藤川デスクから一本の電話が…。
「実はウチ(東海テレビ)でもその刑務所の取材を考えていています。
カメラクルーはこちらから出しましょうか?」
まさに渡りに船!
藤川デスクは、FNNの元北京特派員で国際取材部時代から旧知の仲ということもあり、
とんとん拍子に合同取材が成立。
自分の中で悩んでいた事や不安材料など、一緒に取材をすることによって、
相談や確認ができ、安心して撮影に臨むことができました。

そして、12月3日、無事に放送を終えました。

スタッフのひとりごと

    ↑心に残る印象的なカットをたくさん撮って下さった北村カメラマン(左)
     ずっと「おでんが食べたい」と言っていた小室記者(右)と
     撮影後に乾杯。
     
     女性カメラマン目指して修行中の東海テレビ期待の星☆音声植杉さんも、
     長時間ありがとうございました。
     国際取材部時代に培った“絆”がまさに生きた取材となりました。

スタッフのひとりごと

    ↑金正日訪中や反日デモを取材した藤川デスク(左)
     北朝鮮のミサイル発射や核実験を取材した天野県警キャップ(右)
     元北京特派員ご両人、ありがとうございました!!