KIKCHY FACTORY

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#63(02/10/23)


スポーツ新聞とのあんなこと!そんなこと!その1

 縁あって「サンスポ」さんでコラムをはじめることになりました。前任M口さんの長期連載「おじさんのHEY!HEY!HEY!」「HEY!水口っちゃん」を継いでの毎週金曜日。タイトルはまあごらんになってください。わたしがキメたわけでは決してありません。「TV LIFE」さんあってこそのこの展開、文章を書くの嫌いじゃないので感謝しています。締切りは大の苦手ですが。(ごめんなさい!)

 それが1回目の紙面を見て驚いたのなんの!わたしの書いた文章はほとんど原型を留めず。うーん、さすが新聞、一筋縄ではイキません。

 ここのコラムの場合だと、19字×56行のフォーマットになっていて、わたし的には改行も気にしながら文をつくっています。それで「ゲラ」という仮刷りをFAXでいただいて、ミスを正し、推敲を重ね、段組みとか見た目が思惑通りにイカないと直させていただいて、それで校了。ですから、どんなかんじの千文字強にあがっても、それは完全にわたしの責任下の文章なのです。

 ところが今回、お話が来たときにすでに、「最初は直しますけれど、きくちさんも書いてるうちになれてくるでしょうから」と言われていて、結果、想像の範疇をはるかに超える直されぶり。もう誰の文章?ってかんじで。やっぱりスポーツ新聞の購読者層を考えたらば、なるべくにわかりやすい、なるべくに一般的な文章やお話がよいのであろうと、ちょっとファイトすら湧いてきました。この号が世に出るころにはもう、そんなに直されなくなっててやるゾ!って、妙に気合いも入っています。

 原文は「KIKCHY FACTORY」ホームページにアップしてありますから、「サンスポ」をお持ちのかたは、ならべてみて、わたしの非力さを読みとってください。

 でも、なにしろ「サンスポ」なので、こことはちがった年齢層のみなさんが読んでくれているみたいで、レコード会社に就職していた大学のときの同級生から連絡があったりもしました。むこうもわたしがこんな仕事してるのを知らなくって、彼は彼なりにびっくりしたようです。

 ちなみにF1好きのわたしは家では「トーチュウ」をとっていて、出がけにコンビニで「ニッカン」、阪神が調子いいと「デイリー」も買って、特別な日には「サンスポ」を読んでいます。けっこうなスポーツ紙マニア!なにしろ就職するときいちばんに、出版社かスポーツ新聞を考えたくらい。

 この話題はまだまだ語れるので、いつかまた続きを書きます。それまで金曜の「サンスポ」を、どうかよろしく!

フジテレビ きくち





モドル




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