KIKCHY FACTORY

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#56(02/07/17)



光一くんの『SHOCK 』を観ました!

 今年も前半戦が終了して、拝見拝聴したステージが64本、計ったように例年の128本ペース。その前半最後、昨年一昨年に続いて堂本光一主演の『SHOCK』に出かけてきました。楽日の前の日のことです。

 今回はじめて帝劇の1階で観させていただきましたが、5列目のど真ん中はなんか目があいそうで、こっちがちょっと照れますね。終わってから楽屋で聞いた話では、わたしたちに気づいたのはアンコール(3部?)で『SHOCK』の大きな幕が客席を通過したときみたいですから、3時間くらいのずいぶん長いあいだ、勝手にどきどきしていたことになります。2階席から観ると商売がらいろんなものも見えてしまうのですが、今回はそのまんま何分に1回かのショックを存分に味わうことができました。

 ライブもツアーもそうですが、ミュージカルなんかはまさしく日ごとに成長していくわけで、同じ光一の『SHOCK』でも初演と再演と再再演ではまったく別物だし、初日と千秋楽でもやっぱり全然ちがう舞台にもなります。来年初頭にまたの再演がキマったみたいですが、それはそれでまた絶対に観なけりゃと思いました。そしてそれも何日目に出かけても、それはその日だけの『SHOCK』なのだと思います。

 あと3部のヒットメドレーを聴いていて、キンキキッズの楽曲の質の高さに改めて感心したのと、それとぼーっと考えたこと。彼らの17歳からを見てきたわたしがいつもキャッチフレーズのように言ってきた「天才仕事人・堂本光一」「硝子の少年・堂本剛」彼らも23歳になってちょっと変わってきているのかもしれない。剛は強くそして大人になりました。血液型をB型とまちがえていて実はAB型だったことがわかってからかもしれないけど、そんなところも彼らしい。若くしてすでにプロフェッショナルだった光一は、同時にずっと少年の好奇心をそのままたぎらせている。コンビとはよくしたもので、互いに成長してこの絶妙のバランス。硝子の少年たちとの6度目の夏に、わたしはそんなことをめぐらせています。

 ついでというのは失礼ですが、モーニング娘。のみなさんのミュージカルもはじめて今年拝見しました。夢と元気そして努力する勇気。上出来不出来ではなくって、客席にパワーを届けてくれる上質のエンタテインメントだと思いました。きっとこの経験値を彼女たちはじょうずに生かしていけるでしょう。がんばって。

 そしてわたしたちは今年も夏のライブシリーズに突入。今週日曜日の『LIVE FACTORY』から毎週、フジテレビ7階特設ステージでお待ちしています!どうか。

フジテレビ きくち





モドル




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