KIKCHY FACTORY

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#47(02/03/13)



がんばろう『HEY!HEY!HEY!』キャンペーン

 内外みなさんのご理解ご協力、そして力強い応援メールの数々にも支えられ、save!『FACTORY』キャンペーンが結実、4月から毎週の深深夜、関東の音楽ファンのみなさんにおたのしみいただけることになりそうです。全国のみなさんにもCS放送;フジテレビ721で月に2回、より完全版をごらんいただけます。M部長、S谷さん、N野くん、YOU-DIE !! 、そしてK藤部長、応援してくれたみなさんにほんとうに感謝します。ありがとうございました。なんか頑張ればこんなことでもなんとかなるもんだと、妙な自信を身につけました。純粋に音楽に愛のある番組作りという理想論からスタートして、編成はもちろん営業のみなさんとも何度も話し合い、 会社の仕組みも学習して、たどりついたこの結末、今回の一件はわたしが社会人としてまっとうに生きていくために、必要不可欠なある種のレッスンだったのだ、とも感じています。あたりまえのことですが、まだまだずっとこれから、日々是勉強です。

 そんなわたしたちの次なる大命題は、M口部長から継いだ『HEY!HEY!HEY!』8年目ど真ん中のこの番組をよりもっとなんとかすること!長くやっていると、作る側も出る側もも観る側のみなさんもちょっと新鮮味を失ってしまったり、順調な今こそが次へ進むタイミングだと、スタッフみんな真剣にそしてまた昂揚もしています。

 今の民放の歌番組が直面している抜本的な大問題、毎分視聴率がトークで上がって、演奏がはじまると下がっていくという悲しい現実。もう『夜ヒット』の昔からそうだったんですが、『HEY!』以降それはよりくっきりと。音楽が多様化して、作品数も情報量も過多となり、音楽の好みが細分化して、シングルが売れないというこの時代。インディーズのアーティストがチャート誌の上位にランクインできる、とても健全な音楽状況は反面、こどもからおばあちゃんまで日本中がテレビで観たい聴きたい楽曲というのが、もう世の中にないのかもしれません。テレビにはじめて出演する前の宇多田さんくらい?だからビジネスとして視聴率を確保するために、トーク中心の歌番組、曲サイズの短い音楽番組を作ってきてしまいました。ごめんなさい。

 『FACTORY』に注いだ愛情のように、4月からは心根を入れかえて、音楽の好きなひとにたのしんで観ていただけるように、そんな『HEY!』そんな『堂本兄弟』をめざしてがんばります。どうか応援してやってください!

 がんばろう『HEY!HEY!HEY!』がんばろう!フジテレビ!(笑)


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