日本一の低予算の生演奏音楽番組『清塚信也のガチンコ3B junior』を4月に始めるまで、ももいろクローバーZの正統なるジュニア・3Bがよく解りませんでした。ヅカ先輩のピアノ1本で22人歌わせた今は全員を私なりに理解しています。
レギュラー番組始める前提で収録した3月の『あたしの音楽』スターダスト音楽出版の佐藤さんから「歌が上手」とご指名いただいたひとりが、鈴木萌花。4月『ガチンコ3B』初回収録に参加した9人に作詞を課して、5月の2回目のとき彼女1人が書いてきた詞は、中三女子のポエムのような言葉撰びでしたが、義務教育のような平等が存在しない、他人との違いを武器に仲間とも闘うC級アイドルの苦悩が赤裸々に綴られていました。武部音楽監督が言う「チャンスの神様は手を伸ばした人間を引き上げる」手を伸ばした萌花に感動して、近所のコンビニでバイトしてた太田くんに曲を発注、代々木第一体育館『GIRLS’FACTORY16』ももクロの日の1曲目に愛来・雨宮かのんとのユニット「ガチンコ3」で演奏しました。
その次は7月、まとめて受け取った7人の詞はどれもが女子のポエムでしたが、そのなかで高井千帆は中学生活の具象を歌詞にまとめあげ、この時点で抜けてたので、
これにも曲をつけてみました。
そして初回参加できなかった雨宮かのんが勝手に書いてきた3篇を受け取った9月、別次元の完成度に驚き、1曲をその日『あたしの音楽』で共演したコアラモードに、もう1曲は「好きになって、よかった」の高橋研さんに作曲をお願いしました。コアラの曲はガチンコの3曲目、研さんの曲はかのんにひとりで歌わせてみようと思っています。
音楽はまだまだおもしろいよ。
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