KIKCHY FACTORY

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#38(01/11/07)



今週の「くず」の『堂本兄弟』ができるまで!

 メールでご質問などいただきましたので、今週放送の「くず」の「堂本兄弟」を例に番組まのできるまでを追ってみると・・

 会議でもりあがって「くず」の出演交渉をはじめたのが放送2か月前。「LOVE LOVE」の中居くんのようにかなりの長い間ねばり続けることも多々ありますが、たいがいはこの辺りからスタート。なにかと調整がついたのが10月のあたま。収録2週間前の決定は健全なスケジュールです。4月5月の走り出したころには1週間前にやっとということもしばしば、番組のスタートはそれぐらいたいへんで、今も「アイ×カチ」はそんなかんじで(笑)

 ゲストがキマると、資料を集めてメールを募集して、さらに会議をかさねます。それでまとめた「小耳にファイブ」「堂本新聞」のネタを持って本人と打合せ。「くず」は前々週の金曜日「ワンナイ」の収録後に打合せ。「堂本新聞」のスクープはここから拾ってきます。それを持って6日前の定例会議。収録直前の日曜日に最終入稿して、前日の深夜に仕上がって本番。「小耳」は打合せのもとに再考して順位付けしてネタを仕込みます。ソフトボールだとか、マッサージだとか。

 それとなんてったって最新音楽番組?楽曲は全てあのメンバーでの生演奏なので、音楽監督の吉田建さんとアレンジの打合せ。ゲストミュージシャンとかもキメます。リハーサルは当日の本番直前。モニターチェック、音合せからカメラリハーサルで3・4回、そしてお客さんがはいって、下手くそな前説があって本番です(笑)

 収録はオンエアと同じ順番で、トーク部分はざっと1時間くらい。演奏は問題なければ基本的には1回きり。集合写真を撮って壁にサインを書いていただいて終了。

 そのあとがたいへん。数日のうちに担当ディレクターがオフライン編集して、放送部分をざっくりとキメます。だいたい6時間くらいの作業。そのデータをもって本編集「くず」の回だと10数時間を2日半かけて、30分にまとめて、文字情報を入れて、映像や写真をインサートします。

 「堂本兄弟」は「LOVE LOVE」同様マルチトラックで録音しているので、演奏部分は建さんがバランスをとってミックスダウン。それをビデオに戻して、さらにさまざまな音響効果を加えるMA作業に半日かけて完成。だいたい前々日の金曜日にプレビュー室でみんなで試写して、必要があればまた直します。

 そうやって無事放送を終えて明けた月曜日、わたしたちは視聴率に一喜一憂。こんなかんじの無限(?)のループを描いています。


フジテレビ きくち





モドル




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