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レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#354(2014/01/29)

『僕らの音楽』11年目『堂本兄弟』は14年目

 このコラムも足かけ早15年。『LOVE LOVEあいしてる』から『堂本兄弟』と成ることも当時「TV LIFE」で発表しました。昨今の音楽番組とテレビの苦境、2年連続年末年始のどたばたに『堂本』と『僕らの音楽』は存続を問われましたが、なんとか14年目11年目を迎えられます。『LOVE LOVE』の最後に演ったように、堂本ブラザーズバンドさよならコンサートすら覚悟もしました。高見沢さんの還暦はそこで、とも考えました。でもこれも、どちらに転んでもそれが番組の生命力と思います。

 ドラマならば最終回があってそこに向かってくのでしょうが、音楽番組・バラエティ番組では最終回は、打ち切りということ。果ての無いいつか来るかもしれない最終回まで、番組をつくり続けます。うちの制作部の中もいわゆるバラエティ番組の班はしばしば最終回に突き当たるし、同じ数だけ新番組を立ち上げる。そんななか音組は『ayu ready?』が終わってからは、番組が終わる経験をしてません。ぎりぎりの生命力で生きてる。

 そんな御時世に一社提供してくださるスポンサーさんには、感謝しかありません。シオノギさんのおかげで『MUSIC FAIR』は来年再来年のことも考えることができます。ほんとうにありがとうございます。

 音組の、フジテレビの大事な『FNS歌謡祭』今は夏も演りますが『FNS』のスタッフも生活があるから働かなくちゃなりません。3番組の全員が死力尽くしてぎりぎりです。だから現行番組がそのまま在るのは、ほんとうにうれしいし、喉元過ぎればまた『堂本』『僕ら』も演りたい放題、おもしろぃ音楽、かっこいぃ音楽をつくるのです。

 50周年『MF』もおたのしみ!


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