KIKCHY FACTORY

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#34(01/09/12)



THE ALFEEとのあんなこと!そんなこと!

 先日さいたまスーパーアリーナにはじめて出かけたのがアルフィー1700本目のコン サート!彼らの28年目の最初の日でした。

 中学高校のころ所ジョージさんのオールナイトニッポンを聴いていました。そこで出逢った、ギターの上手なゆかいなミュージシャン坂崎さん。

 大学時代の81年、最初の「BEAT BOYS」ビートルズとかのを吉田拓郎でやった「スターズ・オン23」坂崎さんの個人芸、見事な拓郎っぷりに大爆笑「週刊プレイボーイ」のモノクログラビアで、覆面の謎の3人組が山手線の車内に出没、なんて記事もよく憶えています。

 83年「メリーアン」でブレイク。ともだちがよくうたっていて、よかったなあ坂崎さんとかよろこんで。ちょっとして「ベストテン」で真冬にどこかの住宅地から中継した「恋人達のペイブメント」寒さでカラオケテープの回転がおかしくなって。テレビの歌番組でのカラオケというものをはじめて認識した、あの悲惨な出来事。

 85年フジテレビに入社して配置されたのが、11組もの出演者が生演奏で生放送、毎週が特番のような空前絶後の歌番組「夜ヒット」ベテラン数組以外は男も女もいわゆる大部屋で、ADのわたしは午後1時半の音合せ開始から「呼び」にパシっておりました。そんなときはじめて話しかけてくれた芸能人(?)が坂崎さん。RCの「わたしの好きな先生」をつま弾いていて、そばでわたしが口ずさんだのがきっかけでした。7月はじめて休みをもらって出かけた拓郎さんの2度目のつま恋。ゲストのアルフィーの幻の「スターズ・オン」を目の前で聴いて大感激!

 そして8月。自分でチケットを買って参加した「東京ベイエリア」現・お台場フジテレビ社屋わきに10万人超を集めた大イベント!最後に演奏した新曲が大作「Rockdom」今でもいちばん好きな1曲。

 それから積極的に彼らに関わるようになりました。「夜ヒット」本番中にもりあがって司会の古館さんにネタにされたり。ディレクターになって自分で「Sweat & Tears」を録ったとき、プロデューサーとして坂崎さんと「LOVE LOVE」や「MUSIC HAMMER」をつくったときは、ちょっと感無量でした。

 彼らの音楽のいちばん好きなところは高見沢さんの詞。男気に溢れたいつまでも青くさくせつない文字列。売れないころの原宿のアパートをずっとそのまま借りてた話とか、そういうところがきゅんと。

 そんなアルフィーとももう16年目のおつきあい。彼らのキャリアのかるく半分以上、わたしもいっしょにすごしてきました。


フジテレビ きくち


補追:誌面の都合上 割愛させていただきましたが もちろん桜井さんもいいひとです (笑)





モドル




(C) OTOGUMI ALL RIGHTS RESERVED.