10月も半ばを過ぎ、本社18階スタッフルームにも寒さが到来、『2012 FNS歌謡祭』も、まさに実作業をスタートしました。先週月曜の深夜に組んだ構成案第１稿は例年に比べかなり早い。まだまだ嘘八百だらけですが、実に強力な65曲をラィンナップ。如何ほど実現できたか、年末か年始のこのコラムで、視聴率と併せて成績発表いたしましょう。まーここから３割実現できたら上出来かな。半分以上が未決の出演者で楽曲の７割が無理難題。
８月８日『FNSうたの夏まつり』は全84曲中いわゆるプロモ楽曲がわずか20曲ほどしか存在せず、30代40代女子に耳馴染んだ楽曲ズラリ並べて「オトナ女子がたのしい」音楽番組を作りました。在宅率の低い「夏枯れ」の時期で、NHKのオリンピックも強く、初めての夏で認知も薄かった中、横並びトップの４時間は好結果、交渉するも出演が叶わなかった小泉今日子さんとかミスチルの桜井さんも「おもしろかった」とたのしんでもらえたみたいです。
本家『FNS』も10年ぶりにディレクターが代替わりして、『うたの夏まつり』を担当した『堂本兄弟』チーフディレクターが総合演出。プロデューサーの私は夏をも凌ぐ「まつり」を実現すべく、録画でなくユーチューブでなく、生放送をリアルに観てくれる視聴者の皆様に向け知らない楽曲＝新曲を極力無くして、名曲とカバー曲とコラボと年度代表曲を存分に、ここでしか聴けないオリジナルサウンドトラック＝生演奏でお聴きいただけるよう、出演関係者との折衝を続けます。それが民放唯一の20％音楽番組のための闘い。途上では、またいろんなこと思いつくでしょう。
たどり着く最終構成は何処に？12月５日水曜夜はお家に帰って、生でフジテレビをおたのしみ！
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