今週土曜９月29日夜18時放送『MUSIC FAIR』は、矢井田瞳さん、家入レオちゃん、CHEMISTRYからソロで川畑要さん、そしてSKE48。この回と、先週22日放送した復活のコブクロのワンマン、それから再来週10月13日放送の新企画「JUJU特集」で、番組史上初の３本録りをスタートさせました。
わたしが担当となった５年前、この長寿音楽番組は長い歴史のそのままに毎週１本録りでありましたが、繰り返す予算削減の波にも予算厳守の嵐にも抗えずに、３年前に守旧派(？)の反対を押し切って隔週２本録りを強行しました。しかしながら「月２回収録４週放送」という基本形が既に赤字という構造上の大問題から、熟孝の末今回から３本録りを決めました。
世のバラエティ番組では隔週２本録りがスタンダードです。美術セットの建てバラしの費用、技術スタッフ拘束時間的人件費、もちろん制作も出演者も本番がある週とない週のメリハリから精神的体力的バランスを保てる。かつて『LOVE LOVEあいしてる』が膨大な赤字を抱えたとき、困ったわたしがおそらくは音楽番組史上初めて？３本録りを発明(笑)して、びっくり大逆転で黒字に転化しました。最初はブーブー言ってたメンバーも、慣れちゃえば収録日数が減って事務所さんもそのほうが楽で、それはそのまま『堂本兄弟』へと継がれ健全な番組経営を続けています。
この発明さほど他所の番組に流行しませんでしたが、３年前永らく赤字の『僕らの音楽』でついに３本録りを強行、天文学的赤字を僅か５か月で返しきりました。
音楽番組は絶滅危惧種です！生演奏にはお金も時間も手間もかかるし、一般に視聴率も低く、情報過多で嗜好が細分化した今、視聴者みんなが観たい＝高視聴率狙えるアーティストもいない。そんななか音組は生演奏で頑張ってます。
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