KIKCHY FACTORY

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#27(01/06/06)



小室さんとのあんなこと!そんなこと!

 4月からひさしぶりに小室哲哉さんとレギュラーのお仕事をはじめました。BSフジの「clubTK」と地上波の「radioTK」ざっくり言って小室さんとのお仕事はなんかわからないけどもたのしいです。失礼なもの言いですが、どこか大学の先輩とサークル活動やってるみたいな、スター(?)なのにそんな雰囲気を持っている、わたしにとってはそんなひとです。

 小室さんとのはじめては87年「夜ヒット」のADのころTMネットワークとして出演したとき。学生のころのわたしにはくさるほど時間はあってもお金がなくって、社会人になってくさるほどじゃないけど使えるお金もできて(そのかわり時間はまったくなくなったけれど)、やっと手頃な価格帯に落ちてきたシンセサイザーとかシーケンサーとか、欲しかったものをとりあえず買いあさっていました。YAMAHA好きでSony好きだったわたしは、そのころEPICレーベルから突然出現したTMネットワーク(とその機材)にすごく興味がありました。

 完全生演奏のその歌番組に次々と運び込まれる数々の見知らぬ機材。そしてわたしのとおんなじYAMAHAのEOS!楽器や音声にも特化したADだったので、仕事がら機材は大きさからアウトまで細かくチェックしてはいましたが、もう小室さんのにはうれしくてうれしくて、それでたぶん夢中で話しかけたんだと思います。それでもりあがってEOSのロムをもらったのが、わたしたちのはじまりだったと憶えています。

 何度かの「夜ヒット」でのお仕事。横浜アリーナができたとき10分時差での生放送風(?)中継をやって、楽器セットの転換中に小室さんの機材の電源が抜けてしまって、当時のシーケンサーとかサンプラーとかデータの復旧に時間がかかって、そこから本当の生放送になってしまった思い出もあります。生演奏の怖いところ、そしておもしろいところ。

 「夜ヒット」が終わるころ、ものごっつたいへんな(?)「F1前夜祭」に89年90年と2年連続でゲストで来ていただいて、わたしはこれでハマってしまって、今度はF1という共通項ができました。プロストの特番を、なんて話もあったなあ。そしてtrfのスタートから「HEY!」とH Jungleをべったりとおって、奇跡のレギュラー番組「TK MUSIC CLAMP」へつながって「FACTORY」での「KEIKO sings TK」わずか10日間で作りあげたSMAPの「LIVE×LIVE」まだまだまだまだ・・・先輩の天才的な思いつきに振り回されたりもしながら「clubTK」わたしもたのしんでます。


フジテレビ きくち



モドル




(C) OTOGUMI ALL RIGHTS RESERVED.