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レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#263(10/08/04)

全演目未定?8年目の「お台場フォーク村」

 「音組」の夏も真っ盛り。次は8年目となる坂「坂崎幸之助のお台場フォーク村デラックス」。2003年8月25日の第1夜から数えて今年は27夜から29夜まで、Zepp Tokyoで3年連続の3日間開催。やはり3年連続で全演目未定のまま前売券も完売。どの日に来てもおもしろいから、とりあえず買っちゃう感じかも。

 7年前の第1夜は病に倒れた吉田拓郎さんの復帰初ステージ。10月に東京国際フォーラムで、ツアーを再開する3か月前の、慣らし運転のようなライブ。ほんとは拓郎さんは8月26日の第2夜で、25日の今となっては記念すべき第1夜は、THE ALFEE 30年目の初日を祝うバースディライブを企画していました。そしたらば、元気を取り戻した拓郎さんから、
「ハワイ旅行の予定を1日前倒ししたいから、僕は25日に出るから」とお電話。びっくり大慌てで、でもアルフィーのデビュー日は変えようがないので、やむなく「吉田拓郎×THE ALFEE」強引で豪華な演目と成りました。この辺りは田家秀樹さんの本にも書いてないこと(笑)。リハーサルでみんな集まった日、拓郎さんがオリジナル作ろうと言い出して、小室等さんと25年前に演った曲
「君に会ってからというもの僕は」を基に拓郎さんとアルフィーの出逢いから今までを歌い紡いだ30分を越える超大作を、4人で手作り、記念すべき第1夜に最初で最後の1回切り、生演奏しました。アンコールの「どうしてこんなに悲しいんだろう」は、まさに絶唱。力んで声を張りあげるあの声、あの表情、あの吉田拓郎が帰ってきました。

 8年目。人気イベントに育ち、一昨年はゆず、昨年ジェジュンユチョンも参加しての新展開。感謝の気持ちで、「KIKCHY FACTORY」の愛読者3名さまを3日連続でご招待します。まだ演目も決まってませんけど(笑)。


※募集は終了。初日第27夜に当選者3名さまが入村しました(笑)。

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