昨年６月、このコラムの対談シリーズの最後を飾ったのが、さだまさしさんと、当時64歳の担当ディレクター石田弘ＥＰと私の三者面談。35周年記念で、森山直太朗くん、松浦亜弥さん、平原綾香ちゃんと、さださんのご子息のバイオリンお嬢さんのピアノとの共演で、「雨やどり」、「19才」、「つゆのあとさき」、「秋桜」など５曲を生演奏した、そのあとのおつかれさま対談で、「36周年のお祝いは、フルオケの『親父の一番長い日』で」とお話ししたのが縁で、それからきっかり１年。『MUSIC FAIR』１年ぶりのさださんと65歳になった石田ディレクター、２年連続直接対決が実現です。
６月19日金曜日夜９時放送の「父の日ドラマスペシャル」もあるので、最初は去年の約束の「親父の一番長い日」をフルコーラス、と考えてたのですが、届いた新作のアンサーソング・「ママの一番長い日」があまりにもよくて、この10分を超える２曲を30分番組で放送するのは困難とあきらめて、「ママ」を女性のミュージシャンばかりの30人の生演奏でさださんが独唱しました。圧巻の泣ける名作。
そしてもう１曲。私が今回、どうしても演りたかったのが、あの上戸彩さんのＣＭの有名曲「私は犬になりたい￥490」。あの犬のお父さんのシリーズはずうっと大好きなんですけど、私が今期観ているドラマ中に、毎週何度も流れるＣＭで何度も聴いてる曲も大好き。これこそフルコーラスで聴くとたのしい「雨やどり」的佳曲。ある意味「関白宣言」のアンサーソングみたいな切なさもあり、父の日家族で聴いてほしい傑作です。
今週金曜日６月13日の夜６時、たった２曲のワンマンショウ。「そこがさだまさし」です(笑)。
|
